暴風警報とは、風速何メートルになったら発令される警報なのでしょうか。
暴風警報は風速何メートル以上になったら出るのでしょうか?基準は?
暴風警報の基準は風速 何メートル?解除は?
暴風警報は、重大な災害が起こるおそれがあるときに発表されます。警報や注意報の発表基準は地域によって異なります。
※この記事では気象に関する情報の利用についてご紹介していますが、これらの情報による判断について責任を負うものではありませんので、ご了承下さい。
10分間の平均風速を測定して、おおむね陸上で20m以上の風が吹くと発令されます。
海上でも25m以上の風が吹くと発令される場合もあります。
各地域によって変わりますので、(例えば、離島などでは普段から風の影響を受けやすいので、30m以上の風を観測しないと、発令されない場所もあります)
台風本体の強風域の内側で風速25m/s以上の風が吹いているか吹く可能性のある範囲を暴風域と呼びますので地形の影響により誤差はでますが、その暴風域に入る可能性がある場合、入った場合、又はそれ以外(強風域等)であっても重大な災害が予想される場合に発表されます。地方によって基準は違いますが殆ど25m/s以下の時点で発表されます。
■気象に関する警報・注意報をもっと活用しませんか。
「明日の天気は?」「降水確率は?」。どこかに出かける時、天気予報を参考に予定を立てたり、傘など持ち物を決めたりする事が日常的にありますね。山登りに限らず、自然との付合いを前提とする活動に出かける前にはなおさらだと思います。
山では、全てを自己責任で行動することが前提になりますが、そのためには取入れた情報に対し判断しなければなりません。中でも気象に関する判断は、時として生死を分けることさえあります。
そこで、いろんな情報が提供される天気予報を、もう一歩踏み込んで活用して見ませんか。
利用する情報源は「警報」と「注意報」です。
「警報」は、危険があるための警告の意味がありますから、多くの場合、行動を中止(又は停滞・延期)するか否かの判断に利用される事と思います。
一方、「注意報」に関してはあまり注意を払わない場合が多いと思いますが、どんなときに発令されるかを知っていると便利です。
例えば、岐阜県美濃地方に「なだれ注意報」が出ていたとします。当然の事ながら、なだれの危険があることに留意して入山しなければなりませんが、注意報発令の基準を見ると、「70cm以上の積雪がある」ことが予想でき、ラッセルを前提とした日程と装備を考える必要があることがわかります。
「警報」、「注意報」の発令基準は地域ごとに違います。以下に、鈴鹿の山を含む気象情報の発表区分ごとの発令基準をまとめましたので、参考にしてみてはいかがでしょうか。
なお、気象情報が発令される範囲は区分されていますが、山にはそのような区切りはありません。また、発令区分は目的とする山域だけを対象としているわけではありません。従って、入山する山域だけを注意するのではなく、その周りの地域の気象情報も参考にすることが重要だと思います。情報をうまく利用して、安全で余裕のある山行を心掛けましょう。