いくつになっても少しギャンブル性のあるゲームというのは、
やってみると意外に楽しくて盛り上がるものです。
ビンゴもルールは非常に簡単だしみんなも良く知っているので、
幹事としては手軽にできる余興ゲームですが、
大勢が集まる結婚式の二次会や忘年会でやってみると、
異常なほどにみんなが熱中してくれたりするものです。
参加者に番号の掻かれたビンゴカードを配り、
くじやルーレットで番号を発表していき、
穴が1列(もしくは2列や3列)揃った人から順番に
ビンゴの当選景品を渡していくのでも十分に盛り上がります。
けれどもビンゴはちょっとしたアレンジを加えることで、
参加者の意欲をさらに高めることができて、
忘年会・二次会などの一体感・盛り上がりを高めることができます。
簡単なアレンジとしては、
白紙のビンゴカードを渡して、
各自で忘年会・二次会参加者の名前を書いてもらい、
番号の代わりに名前を発表していく名前ビンゴがあります。
景品の当選方法に関しても、
当選の順番に一等、二等の景品を渡していくんじゃなくて、
パッケージに包んで中身が見えない状態の景品を並べ、
どの景品が良いのか参加者に選んでもらう、といったやり方があります。
忘年会や二次会のアレンジビンゴ集
忘年会や二次会の定番の余興ゲームと言えばビンゴですよね。
ただ結婚式や忘年会が同じ時期に集中していた参加者がいた場合
「またビンゴか・・・」と、気分が少しがっかりすることもあります。
ビンゴは基本ルール通りにやっても、かなり会場は盛り上がって、
一体感を生み出しやすいものの、簡単なアレンジを加えるだけでも、
より多くの参加者がビンゴの行方に注目するようになります。
具体的にビンゴのアレンジ方法には、
- 団体戦(チーム対抗)
- 名前ビンゴ
- 動物ビンゴ
- 9マスビンゴ
- 数字にまつわるエピソードビンゴ
- クイズビンゴ
- 持ち物ビンゴ
- ビンゴ救済ルール(個人対抗)
といったものがあります。
くじにあたった人が好き番号を言う
ビンゴの番号は通常は司会者(もしくは幹事)が、
ルーレットを使ったりくじ引きで決めていくものですが、
ビンゴゲーム参加者に好きな番号を言ってもらうアレンジ方法もあります。
司会者がくじ・ルーレットを使うところは基本的なビンゴと同じですが、
番号ではなく参加者の名前を指名していきます。
指名された人が好きな番号を発表することができるわけですが、
「○○って言ってくれ!」
「よくやった!!」
などなどの声があちこちから上がってくるので、
ビンゴが進めば進むほどヒートアップしていきます。
団体戦(チーム対抗)
忘年会や結婚式二次会の参加者が
100人近いような規模でビンゴをする場合、
景品を大量に用意するのも良いですが、
団体戦(チーム対抗)にするというやり方もあります。
たとえば5~6人くらいで1チームをとして、
チームで2枚もしくは3枚くらいのビンゴが成立したら
そのチームがビンゴに当選!といった感じです。
チームの人数がバラバラになってしまうと、
ビンゴカートの枚数も変わってしまうので、
人数が少ないチームにはビンゴカードを多く渡すようにしましょう。
団体戦(チーム対抗)のビンゴは、
意外と初対面でも不思議な連帯感が生まれやすく、
その後も同じチームで歓談する姿も良く見られます。
名前ビンゴ
忘年会・結婚式二次会参加者には番号の書かれていない
白紙のビンゴカードを渡していきます。
ビンゴカードのマス目には、
同じく忘年会・結婚式二次会に参加している人に声をかけ、
その人の名前ををフルネームで書いてもらうようにします。
ビンゴの司会者(幹事)はくじ引きで名前を引き当てていくか、
もしくは受付の時にチェキなどで写真撮影をしておいて、
ルーレットで写真を表示していって名前を発表してもらう、
といったやり方もあります。
この方法の良いところは、ビンゴカードのマス目を埋めるために、
忘年会・結婚式二次会同士が初対面であっても
半強制的に、お互いに話しかけなければいけないこと。
初対面に話しかける人が多いと思われる場合や、
年配者が多く参加している場合には、
なかなか動いてくれない可能性もあるので、
避けたほうが良いかもしれません。
動物ビンゴ
一般的にはビンゴカードには数字が書かれているものですが、
中には数字の代わりに違うものが書かれているビンゴカードがあります。
動物ビンゴとはその名の通り、
ビンゴカードのマス目にペンギンやライオン、犬、猫など、
動物が描かれています。
数字を発表していく単純なビンゴに飽きている人でも、
動物ビンゴだと不思議とテンション高く参加をしてもらえます。
動物ビンゴ以外にも、
東急ハンズなどに行けば、
変わった種類のビンゴを手に入れることができますよ。
9マスビンゴ
通常のビンゴは縦5マスX横5マスの25マスになっていますが、
縦3マスX横3マスの9マスのビンゴカードもあります。
マス目が白紙の9マスビンゴを使い、
ビンゴ大会参加者には1~60くらいの中で
自分の好きな数字を記入していってもらいます。
後は、司会者がくじで番号を引いて
発表していくのは基本通り。
5X5マスのビンゴに比べて短時間で終わるし、
自分で番号を選んで記入をした分だけ、
参加者のドキドキ感が増します。
数字にまつわるエピソードビンゴ
たとえば忘年会であれば「社長の年齢は今年で何歳?」とか、
結婚式の二次会であれば「新郎が新婦と付き合い始めた年齢は?」
といった感じで数字にまつわるエピソードで、
番号を決めていきます。
参加者のプライベートな情報を引き出すことができて、
会社であれば、普段とは違った側面が見え隠れしてきます。
クイズビンゴ
クイズを出題して正解した人が自分の好きな数字を言える、
もしくはくじ引きで数字を引く、といったやり方です。
クイズの中身はもちろん、
思い切り内輪ネタにするのが良いです。
「社長が今日つけていたネクタイの柄は次のうちどれ?」
「新郎から新婦のプロポーズの言葉は次のうちどれ?」
クイズの回答方法は選択肢から選んでもらう形式にすることで、
参加者もこたえやすくなり、何かと時間のかかるビンゴを
スムーズに進められるようになります。
持ち物ビンゴ
名前ビンゴと同じような感じになりますが、
ビンゴ参加者にはマス目が白紙のビンゴカードを配っておいて、
自分の今日の持ち物や身に着けているものを
ビンゴカードに書き込んでいってもらいます。
ボールペン
手帳
ガラケー
パンツ
ババシャツ
などなど、本当に持っているのかを
確認するだけでも盛り上がります。
ビンゴ救済ルールでアレンジ!
ビンゴはリーチがいくつかできているけれど、
どこもビンゴにならないまま終わってしまう、
悲しい人がますよね。
そこで、ビンゴに当選できない人向けに、
ビンゴ救済ルールでアレンジする方法もあります。
ビンゴで数字を発表する回数をあらかじめ30回とか
40回といった感じで決めておいて、
その時点でビンゴできなかった人を対象に、
ブービー賞を決めていきます。
具体的には、
- 穴がたくさん空いているで賞
- ゼロリーチ賞
といったものがあります。
穴がたくさん空いているで賞
ビンゴ大会の番号を発表し終わった時点で、
空いている穴の数がもっとも多い人が、
景品当選の対象となるアレンジルールです。
ビンゴでは
「こんなにたくさん空いてるのにリーチしてない。。」
という残念な人もいるので、
そういった人たちを最後にスターにするやり方です。
ゼロリーチ賞
30個も40個も番号が発表されたというのに、
1つもリーチができなかった不運なビンゴカードの持ち主もいます。
「一つもリーチできなかった人~!」
と司会者が呼びかけて、名乗り出る時点で、
会場はかなり盛り上がるはずです。
ビンゴ景品の当選アレンジ
ビンゴの景品と言えば当選した人から順番に、
一等、二等、三等…といった感じで景品を受け取っていくものですが、
ビンゴで当選した景品の渡し方にもアレンジを加えることができます。
- プレミアム チケットを用意する
- 変わった(はずれ)景品を混ぜる
- はずれ景品引き換え
- ラッピングを工夫
といったやり方があります。
プレミアムチケットを用意する
ビンゴ当選者にはくじ引きで景品を選んでもらいますが、
何が当たるのかわからないプレミアムチケットも用意をしておきます。
プレミアムチケットで何が当たるのかは、
ビンゴ大会の景品を配り終えた最後に発表します。
プレミアムチケットの当選景品には、
一等と同じくらいの豪華賞品を用意しておくと、
非常に盛り上がります。
もしくはプレミアムチケットを2枚用意をしておいて、
どちらかには豪華賞品、どちらかにははずれ景品が当たる、
といったアレンジを加えるのも楽しくなります。
変わった(はずれ)景品を混ぜる
ビンゴの景品で盛り上がる景品の定番と言えば、
ちょっと変わった景品を用意することです。
たんなずはずれの景品であっても、
意外性のある景品であれば、
もらったほうも悪い気はしません。
変わったはずれ景品にはどんなものがあるのかは、
後で一覧で紹介をしますが、たとえば、
- タワシ
- 不味い飲物(その場で飲んでもらう)
- 鼻セレブ
- 百万円札メモ帳
- お札タオル
といったものがあります。
はずれ景品引き換え
運悪くはずれ景品を引いてしまった人を対象に、
豪華賞品と交換できるチャンスを作ってあげます。
はずれ景品を当てた人に前に出てきてもらってじゃんけんをしてもらうか、
もしくはまたくじ引きをしてはずれ景品を引き換えてもらいます。
ラッピングを工夫
景品を包むラッピングを工夫をして、
ビンゴ当選者が勘違いするような雰囲気にするのも良いです。
ラッピングだけはやたらと大きくて豪華だけれど、
中身はチロルチョコだったり、逆に紙袋に入れただけの
見るからに外れのような景品が実はディズニーチケットだったり。
ラッピングと景品の中身にギャップを作ると良いです。
もしくはビンゴの景品を最初に紹介する際、
景品の名前をそのまま発表するのではなくて、
- お菓子なら「極上のハーモニー」
- スーパー銭湯利用券なら「魅惑のスパリゾート」
- 宝くじなら「これぞ現代の錬金術」
- 外れ景品なら「今日の一番の目玉景品」
といったネーミングにしておくと、
景品が明らかになった時に会場が沸きます。
忘年会や二次会のアレンジビンゴの進め方注意点
忘年会や二次会でビンゴをするにあたって、
いくつか注意しておくべきポイントがあります。
- スムーズな進行を心がける
- 司会者は派手な格好をする
- 番号をしっかりと伝える
- コミュニケーションを取る
- 盛り上げ役に協力してもらう
といった点に気を配るようにしましょう。
準備と撤収で待たせすぎない
プロジェクタを用意して景品を映し出したり、
器材の準備が必要になったりすると、
ビンゴ大会の準備に時間がかかってしまいます。
その間、ビンゴ大会参加者を待たせることになるので、
準備はもちろんのことビンゴ大会の撤収も、
スムーズに進むように心がけましょう。
スムーズな進行を心がける
ビンゴ大会というのは思っている以上に時間がかかります。
20分~30分くらいはすぐに時間が過ぎてしまうので、
とにかくテンポよく進んでいくことが大切です。
予想していたよりも時間が押してしまうことが多いので、
後から時間調整ができるように、
ある程度まで番号発表が進んだら、残りの景品は、
空いたマスの大仁の順番に切り替えるといった風にアレンジしましょう。
司会者は派手な格好をする
司会者が他の忘年会参加者と同じような格好をしていると、
みんなは誰の話を聞けばよいのか混乱してしまいます。
そこで司会者は大げさなくらいに派手な恰好をしておくべきで、
- カツラ(派手な色のパーマ)
- ジャケット(キラキラしたスパンコール)
を身に着けると良いです。
司会者が派手な格好に着替え始めると、
参加者に対して「何かが始まるぞ!?」という
期待感を演出することもできます。
番号をしっかりと伝える
ビンゴ大会では今まで何番が発表されたのか?
何度も確認したくなります。
そこで、番号の発表は1回だけではなく3回、4回と繰り返し、
できれば全員が見やすいように発表した番号を
一覧で確認できる紙やスクリーンがあると良いです。
コミュニケーションを取る
ビンゴ大会は司会者が淡々と番号を発表していくだけでは
盛り上がりに欠けることがあります。
そこで、司会者は積極的に参加者と
コミュニケーションをとるようにしましょう。
ビンゴ大会を始める前には
司会者「あと1マスでビンゴになるときはリーチ!と叫びましょう。」
司会者「では1度、みんなで練習をしましょう!」
と声を出す準備をしてもらったり、
ルーレット形式のビンゴであれば、
ルーレットを回す時の掛け声を決めておきます。
司会者「レッツ!?」
全員「ビンゴ!!」
としておけば、会場が少し静かになってきたときに、
「まだまだみなさん、盛り上がっていきましょう!レッツ!?」
と、盛り上がるきっかけを作ることができます。
盛り上げ役に協力してもらう
ビンゴは司会者だけで盛り上げるのは大変なものがあるので、
あらかじめ盛り上げ役(いじられ役)に協力を依頼をしておきましょう。
盛り上げ役は通常のビンゴ参加者の中に忍ばせておいて、
「○○さん、どの景品がほしいですか?」
「次は何番が出てきてほしいですか?」
みたいに、声をかけていきます。
盛り上げ役の回答に合わせて、
「では皆さん、◆◆の景品はさっさと奪いましょう!」
「では皆さん、次は△番以外が出ることを祈りましょう!」
と言うだけで、会場はどっと盛り上がります。