ブリトニー・スピアーズは、父親が後見人となって12年間も成年後見人制度ももとにおかれてしました。
2008年から12年間にわたってブリトニー・スピアーズの父親ジェイミーが財産（銀行口座、クレジットカード、仕事の契約）を管理するだけでなく、連絡や移動、交際など生活のすべてを監視していました。
2020年だけで60億円稼いだといわれるスーパースターがなぜ、自分で買い物ひとつできなくなっていましたが、そもそもブリトニー・スピアーズはなぜ成年後見人制度となったのでしょうか？
ブリトニー・スピアーズの父親がなぜ後見人？
ブリトニー・スピアーズが成年後見人制度の元におかれるようになったのは、2007年にケヴィン・フェダーラインと結婚するも離婚したころから。
2人の子どもの親権を失った後、不安定な振る舞いをみせるようになったことからとされていました。
頭を剃ったり、カメラマンの車に傘をぶつけるなど、一連の事件により、ブリトニー・スピアーズの精神状態が心配されるようになりました。
2008年には、警察が介入した際に息子たちの引き渡しを拒否したとされる事件の後など、ブリトニー・スピアーズは精神科に2度の入院もしています。
この頃に父親が一時的な後見人となり、同年末に恒久的な後見人となりました。
ブリトニー・スピアーズの父ジェイミーは弁護士を通じて、後見人は「あらゆる意味でブリトニーを守るために必要なもの」だとコメントを発表。
「彼女の人生は荒廃し、身体的、感情的、精神的、そして経済的な苦痛にさらされていました。」
しかし、実際には後見人がつくことでブリトニー・スピアーズは息子たちに会うことを許されるからという条件が設けられていたことから、しぶしぶが成年後見人制度を受け入れたというのが真相のようです。
後見人が付くことで、ブリトニー・スピアーズはやっと息子たちに面会することができるようになりましたが、これは一種の人質って良いのかもしれません。
息子に会いたいがために、自分に絶対的に不利なその成年後見人制度を承認した結果、すぐにブリトニー・スピアーズは新しいCDを出してツアーもやって徹底的にに働かされることになりました。
ブリトニー・スピアーズの成年後見人制度とは？
ブリトニー・スピアーズを苦しめた成年後見人制度とは、本来は認知症やその他の精神疾患を持つような、自分で判断することができない人のために、裁判所が裁定する制度。
ブリトニー・スピアーズの場合、財産と経済的なこと、そしてプライバシーに関することの2つに分けられていました。
後見人は、彼女の金銭面やキャリアに関する決定に加え、10代の息子たちとの面会や再婚の可否など、個人的な重要事項についても権限を持つ。
ブリトニー・スピアーズの父ジェイミーはその両方を担当していましたが、2019年に健康上の理由から後見人を退任し、代わりに裁判所が任命した介護の専門家が就任しています。
この間、ブリトニー・スピアーズは3枚のアルバムをリリースし、ラスベガスでのレジデンシーを成功させ、米国の「Xファクター」の審査員を務めるなど、数多くのテレビ出演を果たしました。
ブリトニー・スピアーズは2019年1月にラスベガスでの仕事をキャンセルして以来、無期限で仕事を休止しています。
ブリトニー・スピアーズは法廷で次のように語っています。
「私は結婚して子供を産みたいのです。保佐人の立場では、結婚も出産もできないと言われました」
さらに彼女は、ツアーに出ることを強制され、望まない薬を飲まされ、リハビリ施設に入ることもさせられたという。
