映画「バックトゥザフューチャー3(BTTF)」のラストシーン機関車タイプのタイムマシンはどうやって作られたのでしょうか?
デロリアンとは別にドクが乗ってきた機関車タイムマシンは1885年には製作可能何でしょうか?
バックトゥザフューチャー3で機関車タイムマシン名前は?どうやって作った?
バックトゥザ・フューチャー3の最後で、機関車をタイムマシンに改造したものでドクが1955年から1985年に戻ってきますがどうやって作られたのでしょうか?
可能性のある説明はできることはできるものの、実際には不可能(どう考えても矛盾している)というのが答えでしょう。
機関車タイムマシンは未来で作ったものでしょうが、『未来から来たかどうか』は謎です。ラストシーンは『未来にも行ったドクが来た』という感じでしょう。
マーティが西部時代の1885年に行った時点で、TMデロリアンは、二台あります。一台目は、最初にドクが雷の影響で乗って来たもの。二台目は、先に西部時代に行ったドクが1855年から1955年まで70年間保管してきて、マーティが乗ってやって来たデロリアンです。
一台目はマイクロチップがショートしたため機能せず。二台目はガソリン以外は正常だったため、機関車の力を借りて1985年に戻ってきました。よって、マイクロチップ故障のTMデロリアン一台が1855年に残っていることになります。
しかしここで、最大の問題が出てきます。それはタイムサーキット装置につかわれているマイクロチップをどうやって調達したかということ。パート3冒頭の手紙によれば、タイムサーキットの製作に必要なパーツは1947年まで発明されていないらしい。
このチップはどうやって調達したのか?これに関しては特に語られていないため想像するしかなのです。
ですから、もっとも可能性が高いのは、やはりホバーボードの基板から代用出来たのではないかということ。たしかに、ホバーボードはタイムトラベルとは何の関係もないが、問題はタイムサーキット装置本体ではなく、そこに使われているマイクロチップであります。これならホバーボードの部品が流用可能であったのではないでしょうか(というかそう考えるしか方法が無い)そして修理後、そのTMデロリアンで未来へ行き、未来の技術で機関車(SL)型タイムマシンを完成させ、自分が乗ってきたTMデロリアンは再度坑道の中に隠すわけです。
ここで、一つポイントとなるのは、実はこの時点でタイムマシンの故障という問題は解決済なのですが、ドクはあえて故障した状態に戻したTMデロリアンを坑道に隠し、1955年に残すことにしました。そうしなければ、自分が辿るはずの運命であるのBTF3の物語が大きく変わり、二たび(三たび?)自分の過去が変化してしまう可能性があるわけで、以降の事象をドク自身が予測できなくなってしまい、今現在の自分の状況も変化するかもしれないからです。
そうして、TMデロリアンを坑道に隠しなおした後、今度はSL型TMを使用して1985年に戻って、マーティーに会いにきたというわけ(この間、二人の子供が生まれて”ドクの時間では”数年は経過しているようである)。
以上が(非常に都合がよいのは承知しながらも)可能性のある証明であるけれど、実際は不可能(どう考えても矛盾している)とうのが答えでしょうね。
ただ矛盾するとはいえ、ドクは本来、1985年のタイムマシン完成披露の日、死亡する運命で。また、クララも、峡谷に落ちて亡くなることになっています。したがって、タイムマシンの完成により、二人が1855年の時代からいなくなることは、歴史の修正に適った事象であり、矛盾があるとはいいながら、そうなることのほうが自然なのではないでしょうか。
ちなみに、パート1からパート3までのストーリーの流れを順を追って簡単にまとめると、
■BTTF Part1
○1985年
うだつの上がらない家族に辟易としている高校生マーティ。
友人ドクの発明したタイムマシンで過去へ。
○1955年
マーティは自分の両親の出会いを邪魔してしまう。
これによって、未来の自分の存在が消えてしまう事が発覚。
自分を生んでもらう為に、両親の仲を取り持ちつつ、
現在(85年)へと帰る為に奮闘。
努力実って、無事に現在へと帰還。
○1985年
過去を少し変えた影響で、幸せな家庭になっていることを
驚きながらも喜ぶマーティ。
そこへ『未来のマーティが大変だ』とドクがやってきて、
マーティとその恋人を連れて、未来へ。
■BTTF Part2
○2015年
かつての『うだつの上がらない家族』になっている未来のマーティ一家。
時間への影響を考えて極力変更を小さくしようとするドクは、
金儲けの為にスポーツ年鑑を買ったマーティを厳しく注意し、年鑑を捨てさせる。
それを拾った老人のビフは、過去の自分にその年鑑を渡す。
そうとは知らないドクはマーティを元の時代に送り返す。
○1985年
帰ってきたはずのマーティらだが、そこはビフの帝国と化している。
その原因を『ビフがスポーツ年鑑を手にしたから』だと突き止め、
年鑑を奪い返す為に、老ビフが若ビフに年鑑を渡した過去へと向かう。
○1955年
Part1の『両親をくっつける計画』を邪魔せずに、
ビフから年鑑を奪い返す為に奮闘。
その結果、年鑑を焼き捨てるが、
不意の落雷でドクの乗ったタイムマシンが消えてしまう。
と、その時に70年前からの手紙が届く。
差出人は1885年に行ってしまったドクからであり、
再びマーティーが1985年に帰る術が記されていた。
■BTTF Part3
○1955年(引き続き)
過去からの手紙通りに計画を進めるが、
1885年にドクが殺される事実が発覚。
マーティの独断で、ドクを救うべく西部開拓時代へと向かう。
○1885年
ドクの殺害を阻止し、自分も現代に帰る事を目的に奮闘。
その結果、ドクを1885年に残し、マーティは無事1985年へと飛ぶ。
○1985年
現代に戻ったマーティは、自分の短気を克服し、
不確定ながらも明るい(であろう)未来へと進み始める。