ハリーポッターででてくる分霊箱とはヴォルデモートが「完全な死」を回避するために用意したもの。
数はいくつ・何箱あるのでしょうか?また、それらは何処にあったのでしょうか?
分霊箱はなぜ7つ?8個?
ヴォルデモートは「完全な死」を回避するためホグワーツに在学していた16歳の時に既に嘆きのマートルを生贄に一つ目の分霊箱をつくりました。
その後、魔法界で最強の数字とされる7にちなんで自身の魂を7つに引き裂き全部で6つの分霊箱を作りました。
自分自身の肉体に残った魂と合わせると7つの魂となる訳です。
しかし、ハリー・ポッターを襲撃した時、ハリーの母親リリーの防護魔法に跳ね返された自分自身の呪いで肉体と魂が砕け、その砕けた魂の一部がハリーの中に入り込んだため
ハリーがヴォルデモート自身が意図しない7つ目の分霊箱となりました。
ヴォルデモートはその時肉体は完全に滅びましたが魂は分霊箱の働きでこの世に繋ぎとめられ、幽霊のような霞のような儚い存在となり地上をさまよう事になりました。
その魂と7つの分霊箱に封じ込められている魂とで、ヴォルデモートの魂は最大で8つ存在した事になります。
「8個」というのは分霊箱の数ではなくヴォルデモートの魂の数なのかも知れませんね。
7は魔法界で最強の数字 だから自分の魂を7つに分けようと考えたのです。
しかも、その分霊箱に使う道具は 魔法界でも特に由緒のある宝物・・・みたいなものが自分にはふさわしい。
(ホグワーツを創設した偉大な4人の魔法使いにまつわるもの。 ハップルパフのカップ・レイブンクローのティアラ・スリザリンのロケット・死の秘宝の一つである蘇りの石を使ったゴーント家の指輪・・・)
などと、ヴォルテモート(トム・リドル)は縁起を担いだり、見栄を張る人間だったのです。、
こういう条件にこだわる人間ですから、いくつでも次から次へ作れるはずがありません。
(グリフィンドールの剣などは、トムリドルの狙いに気付いたダンブルドアが彼をホグワーツの教師に採用しなかったため、手に入れることが出来ず、 仕方なしに自分の古い日記やペットの蛇のナギニを使っていました)
あと、「殺人を犯して、自分の魂を引きちぎる」というのは 簡単に出来ることではありません。自分自身の魂がそのたびごとにダメージを受けて傷つき、もろくおかしくなっていきます。
分霊箱を6個も作った(魂を7分割)した結果、 あれだけハンサムで美しかったトム・リドルは、 あのような不気味で醜い化け物のような姿に変わってしまったのです。
分霊箱の一覧|数はいくつ?何箱?
ヴォルデモートの分霊箱の数は全部で7つです。以下の通りになります。
・トム・マールヴォロ・リドルの日記
・マールヴォロ・ゴーントの指輪
・サラザール・スリザリンのロケット
・ヘルガ・ハッフルパフのカップ
・ロウェナ・レイブンクローの髪飾り
・ナギニ
・ハリー・ポッター
トム・リドルの日記
ヴォルデモートの学生時代の愛用品。ルシウスが持っていたが、「秘密の部屋」でジニーの手に渡り、最後はハリーによってバジリスクの牙で刺されて破壊。
マールヴォロ・ゴーントの指輪
かつてヴォルデモートの祖父マールヴォロ・ゴーントが所持していたが、ヴォルデモートによって奪われる。ゴーント家に隠されていたが、「謎のプリンス」直前にダンブルドアが発見し破壊。
実は指輪についている石は、死の秘宝の1つである「蘇りの石」。
サラザール・スリザリンのロケット
ヴォルデモートが幼少期に訪れた洞窟に隠してあったが、レギュラス・ブラック(RAB)によって盗み出される。その後、クリーチャーが所持していて、最後はロンにグリフィンドールの剣で貫かれて破壊。
ヘルガ・ハッフルパフのカップ
ヘルガ・ハッフルパフの子孫であるヘプジバが所持していたが、ヴォルデモートに殺され奪われる。グリンゴッツ銀行のベラトリックスの金庫に保管されていたが、ハリー達が盗み出す。最後はロンが秘密の部屋に再び訪れ、バジリスクの死骸から牙を拾ってきて破壊。
ロウェナ・レイブンクローの髪飾り
ロウェナ・レイブンクローの娘であるヘレナ(レイブンクロー寮のゴースト・灰色のレディ)が、母から盗んでアルバニアの森に隠していた。ヴォルデモートはヘレナをそそのかし、その在り処を聞き出した。
分霊箱となった後、必要の部屋に隠されていた(ハリーがプリンスの教科書を隠した場所と同じ)。ドラコの金魚のフンであるクラッブが闇魔法「悪霊の火」を暴走させて、炎に巻き込まれ破壊された。
ナギニ
ヴォルデモートのペットである大蛇。愛を理解しないヴォルデモートが唯一心を許し、信頼する蛇。
ネビルによってグリフィンドールの剣で両断される。
ハリー・ポッター
赤ん坊の頃に殺し損ねた際、その魂の一部がハリーに宿る。そのため、蛇語を理解したり、ヴォルデモートの感情を読んだり、夢でヴォルデモートの行動を垣間見たりといった、特殊なつながりが生まれました。