ドラマ「病室で念仏を唱えないでください」は異色な医療ドラマで、救急救命医が人命を助けるとか、
天才外科医が稀有な能力を駆使して難病患者を助けるといった描写はほとんどなく、むしろ人の死とどう向き合うのか?がテーマ。
残念なことに「病室で念仏を唱えないでください」に登場する患者さんの多くは命を落としてしまい、
ドラマのタイトル通り主人公の松本照円(伊藤英明)が念仏を唱えるわけですが、設定がしっちゃかめっちゃかだと話題になっていますね。
[病室で念仏を唱えないでください]宗派は何?
ドラマ「病室で念仏を唱えないでください」ではその名の通り念仏を唱えるシーンが見られるものの、
念仏で般若心経を唱えるのは法相宗・天台宗・真言宗・禅宗で、浄土真宗・日蓮宗・法華宗では別の経典が唱えられるとのこと。
他にも宗派によってお坊さんの着用する法衣にも違いがあるようですが、
ドラマ「病室で念仏を唱えないでください」ではそうした点がかなりごちゃ混ぜになっているようですね。
ちなみにあえて特定の宗派を選んでしっかり作りこんでしまうと、
該当宗派からクレーム来る可能性があるのでわざと設定をごちゃごちゃにしているいう意見も見られましたが、
ドラマ「病室で念仏を唱えないでください」の原作漫画を手掛けたこやす珠世さんが、下記のように発言をしています。
ストーリーを面白くするために、どちらかというとあまり宗派にはとらわれずわかりやすさを重視しているとわけですね。
[病室で念仏を唱えないでください]宗派に関するツイッターの反応
ドラマではリアリティを追及して現実をより正確に再現させるケースも見られますが、それでも限界がありますよね。
本格的に作りこまれていることで話題の医療ドラマだって専門家から見たらとんでもない支離滅裂がまかり通らないことはよくある話ですから、
ドラマ「病室で念仏を唱えないでください」に関しても、そこまで正確性を求めなくても良い気がします。