車の暖房(カーエアコン)で「A/C」ボタンはオンにしたほうが良い?オフにすると?
車のエアコンのACボタンについて暖房時のACボタンの、オンオフの違いはなんでしょうか?
車の暖房でacはオン/オフどっち?つけない?カーエアコン違いは?
車の暖房(カーエアコン)で「A/C」ボタンはAC = Air Conditioing 空調機能という意味です。しかし自動車でACスイッチは,空調機能を使うという意味ではなく,先ほどの空調用コンプレッサを稼働するというスイッチに使われています。つまり
ACスイッチOFF = コンプレッサ停止 = 空調装置はヒータおよび送風機能のみ
ACスイッチON = コンプレッサ稼働 = 空調装置はヒータ,送風,冷房(除湿)機能
●冬季のACスイッチONは?
家庭やビル空調では,窓が曇ってもあまり問題になりません。このため空調装置は暖房機能で使います。しかし自動車では,窓が曇ると安全運転ができませんから,窓曇り防止のため,除湿+暖房用として空調装置(エアコン)を使います。つまり
ACスイッチOFF = ヒータ機能
ACスイッチON = ヒータ+除湿機能
最近のエアコンは,年間を通して「ACオン」で使うようになっています。
まとめ:車の暖房でacはオン/オフどっち?つけない?カーエアコン違いは?
AC(エアコン)スイッチをONにすると、エアコンの冷凍サイクルが作動します。車室内に導入される空気(空調風)を除湿・冷却するための熱交換器(エバポレータ)があります。冷凍サイクルが稼働すると、このエバポレータに冷たい冷媒が流れ、これにより、空調風を除湿・冷却します。
ACスイッチがONになると、空調用コンプレッサ(冷媒圧縮機)が稼働するのです。
冬季もACスイッチをONにしてください。冬季は、車室内の乗員の呼気に含まれる水分によって窓曇りが発生しやすくなります。ACスイッチがONで、空調風を除湿すると、窓曇りが発生しにくくなります。
冬季にもACスイッチをONにして窓曇りの発生を防止したほうが、より安全運転に寄与します。このための燃費悪化はほとんどありません。
ただ目や喉の渇きが身体へのダメージになる場合には、ACスイッチをONにしないほうが良いでしょう。
※ACスイッチを押さない場合
ACスイッチがOFFの場合でも、オートエアコンで空調風が足下に吹き出されていると、窓曇りが発生しにくいような仕組みになっています。
空調風が足下へ配風されるとき、その一部の空調風がフロントガラスの下の吹き出し口からも少しずつ流れ出しているのです。この温風により、ガラスが暖められ、曇りにくくなっています。
しかしACスイッチをONにしたほうが、はるかに窓曇り発生を防止できます。