宮地正剛さんは倒産した「リプラス」から事業継承する形で創業した「Casa(旧社名:レントゴー保証株式会社)」の社長。
数々の苦難を乗り越えながら2017年には多くの創業社長が夢見る上場も果たしたほか、会社の離職率を40%から6%に激減させるといった手腕も発揮しています。
宮地正剛wikiプロフィール
生年月日:1972年3月14日
年齢:48歳
出身地:香川県高松市
身長:173cm
宮地正剛さんは住宅建築業や宅販売業を立ち上げた両親のもとに生まれ、小学生の時から徹底した文武両道の教育をうけていたそうです。
親の苦労を間近で見てきたことから、あまり会社経営にはほとんど興味はなく、中卒で働くことも考えていたそうですが、祖母の進めもあり大学まで進学し、カナダにも3年間留学しています。
帰国後、2004年に家賃債務保証事業とアセットマネジメントを行う、創業からわずか2年で上場を果たした新興の上場企業「リプラス」に入社しますが、まさかの資金ショート。
倒産時は45万件もの賃貸物件契約で保証人が破産したともいわれ、大きな騒ぎとなりましたが、その渦中で、宮地正剛さんは顧客からのクレーム対応の矢面に立ちます。
電話の相手に必死で頭を下げ続け、最終的に会社の存続こそできなかったものの、家賃債務保証事業を承継する形で2008年10月に新会社「レントゴー保証株式会社」を創業し社長に就任。
リプラスの風評もあって売り上げは伸び悩んだものの、地道な努力が少しずつ実を結び2009年には同業3社の株式をM&Aにより子会社化するほど事業を軌道に乗せています。
2010年12月には、「社員みんなの家のような会社でありたい」という願いを込め、ラテン語で『みんなの家』という意味を持つ「Casa」に商号変更しています。
宮地正剛の経歴
宮地正剛さんの会社Casaでは『大家カフェ』『入居者カフェ』といったサービスも展開しています。
不動産オーナー向けアプリ『大家カフェ』では、全国2万店以上の代理店ネットワークを利用して、大家と入居者のマッチング支援を行うほか、煩わしい賃貸管理や退去時のリフォーム依頼がアプリ上で簡単にできるサービスで、
入居者向けには、アプリ『入居者カフェ』を通じて、引越しや日々の暮らしに役立つ情報を提供しています。
2013年から東証への上場を目指して準備をはじめ、2017年10月に東証市場第二部上場を果たすと2018年には東証市場第一部指定されています。
宮地正剛は離職率40%→6%へ!
宮地正剛さんは自社の社風を「アットホームで結束力が強い」と話していますが、ここまでの道のりは決して平たん葉物ではありませんでした。
現場の社員はひたすら目の前の業務に追われるばかりで最も悪い時期の離職率は40%に達していたほど。
宮地正剛さんはそこで会社の長期的なビジョンが見えないことがすべての元凶ととらえ、
社員に希望を持たせるためにはビジョンが必要だと、自宅の壁に400枚以上は繰り返し書き連ねるなど、必死になって会社の未来を考えました。
導き出した理念を社員一人一人に浸透させるべくトップダウンで管理職に研修を毎月行い、現場社員にも理念の研修会を開き、体制や社内制度も整えていった結果、
離職率は40%から4%へと、大幅に改善され2012年新宿区ワーク・ライフ・バランス推進企業に認定されています。
株式会社Casaの採用ページでは宮地正剛さんによる次のようなメッセージが寄せられています。
「私は社員の親代わり」社員全員に愛情を注ぐ
Casaで働いている社員はみな、自分の家族のように思っています。
きれいごとではなく、社員に対し全力で愛情を注ぎ向き合うためには覚悟が必要です。数ある会社の中からCasaを選んで入社してくれたからには、社長として「Casaにいる間は、私が親として責任をもつ」という覚悟と愛情をもって接したいのです。
何か私生活で困っていることがあればいつでも話してほしいし、いつでもサポートするという気持ちでいます。
仕事は、一生懸命やっていたとしても、どこかで必ず失敗を経験するものです。
でも、うまくいかなかった時こそ素直な気持ちで原因を振り返ること、そして、サポートしてくれた同僚や先輩に対して感謝の気持ちを伝えることが大切です。相手に感謝の気持ちを伝える(運ぶ)ことで自分の運気も上がると思います。私が最も重要視しているのは、経験やスキルより”ハート”の部分。自分が満たされていなければ、お客さまと接していても、相手の立場に立てないし、感動も与えられない。社員には、仕事を通して自分を磨くのを怠らないこと、「人間性の追求」が大事と常に話しています。
https://casa-recruit.jp/top_message/
宮地正剛の高校や大学など学歴は?
宮地正剛さんの通っていた高校については学校名は明らかになっていないものの、父親に「高校くらいは行ったほうがいい」と言われ祖母にも「大学に行きなさい」と言われたことから、高校は地元の学校に入学し、東京の大学へ進学しています。
大学卒業もカナダで3年間の海外留学を経験しています。
宮地正剛の年収は?
宮地正剛さんのCasaの平均年収は532万円でした。
会社の規模にもよりますが社長の年収は社員の3~4倍が妥当とされているので宮地正剛さんの年収は2000万円前後とみられます。
また宮地正剛さんは大株主でもあり2020年1月の株式保有割合は5.313%。
Casaの株式時価総額は140億円なので、おおよそ7億円程度の試算も所有していることになります。