チャイルドシートは
UN(ECE)R44/04などの安全規格を満たしていれば、
飛行機の機内持ち込んで、座席に装着することができます。
3歳未満であればパパやママが抱っこ、
3歳以上になると一人で座席に座らせなければいけません。
飛行機の座席シートベルトでは不安がある場合、
チャイルドシートの方が安心できますね。
実家に帰省するなど旅行先でも車に乗る予定であれば、
チャイルドシートを飛行機の機内持ち込みができるのは、
一石二鳥でかなり便利かもしれません。
ただ難点を上げるとしたら、チャイルドシートを設置する場合、
3歳未満だろうと3歳以上だろうと小児料金が取られてしまうこと。
できるだけ飛行機代を安くしようと思ったら、
チャイルドシートは預かり荷物にして、
3歳未満無料・3歳以上12歳までは小児料金の割引を
利用するのが良いですね。
また、赤ちゃんや未就学児・小学生など
小さな子供を連れて飛行機に乗る際には、
客室乗務員さんが何かと配慮してくれるはずです。
子供向けに特別に機内でしかもらえないおもちゃを用意してくれたり、
赤ちゃんの場合には授乳やおむつ替えなどの準備を手伝ってくれます。
飛行機に機内持ち込みできるチャイルドシートの規格
jalでもanaでもデルタ航空でもユナイテッドでも、
どの航空会社でも一定の規格を満たしたチャイルドシートであれば、
飛行機に機内持ち込みできます。
- 日本(JIS・措置型式指定基準)
- 米国(FMVSS-Federal Motor Vehicle Safety Standard)
- 欧州(ECE R44-United Nations Economic Commission for Europe)
のいずれかの基準を満たしていて、
なおかつ所定のマークシールが貼付されてるチャイルドシートであれば、
飛行機の機内に持ち込んで、座席シートに装着することができます。
一般的にこれらの安全規格を満たすには、
下記のタイプのチャイルドシートではダメです。
- ブースタータイプ(背もたれ付きも含む)
- ベスト・ハーネスタイプ
- 膝固定タイプ
安全規格を満たしいるチャイルドシートであっても、
アップリカのフラディア グロウのように360度回転できる
チャイルドシートの場合、後ろ向きの状態だと、
飛行機の機内に持ち込んで設置することはできません。
機内持ち込みできるチャイルドシート
エールべべ、コンビ、日本育児など、
チャイルドシートメーカーごとに
安全基準の対応状況や規格を満たしたチャイルドシートは、
現在のところ下記のようなものがあります。
エールべべ UN(ECE)R44/04
- スイングムーン
- スイングムーン・プレミアムエス
- サラットクルーズ・フォーエス
- サラット・スリーステップ・クワトロ・プレミアムダブル
- サラット・スリーステップ・クワトロ・エスティ
コンビ UN R44/04
- クルムーヴ スマート エッグショック JK
- クルムーヴ スマート エッグショック JJ
- クルムーヴ エッグショック PJ
- クルムーヴ エッグショック S
- ウィゴー
- ウィゴー ロング ムーバー サイドプロテクション エッグショック IJ
- ウィゴー ロング サイドプロテクション エッグショック HH
- ミニマグランデシリーズ
- コッコロS
- EX COMBI グッドキャリー
- ネルーム lite EF
機内持ち込みチャイルドシートの設置方法・座席
飛行機の機内へ持ち込みしたチャイルドシートは、
基本的には自分で設置をしなければいけません。
その際、座席シートベルトのバックルが
チャイルドシートの裏面に通さなければいけません。
簡単な作業ではないんですが、
anaなどではチャイルドシートを設置する座席として
窓側を推奨しています。
通路側だと機内サービスに支障が出るからだと思われます。
jal・anaなどのチャイルドシート機内持ち込みルール
jal・ana、ピーチなど具体的な航空会社ごとの
チャイルドシート持ち込みルールについてみていきましょう。
jalのチャイルドシートの機内持ち込みルール
- 日本(装置型式指定基準)
- 欧米(ECE・FMVSS)R44
- 米国連邦航空局(FAA)の技術基準(TSO)「TSO-C100b」
のいずれかを満たしたチャイルドシートであれば、
飛行機の機内に持ち込むことができます。
ただし、チャイルドシートのベルト通し穴に
座席シートベルトバックルを通せることが条件です。
バックルの大きさ(寸法)は
厚さ2.5cm、横幅6.5cm、縦幅6.5cmです。
jalでは大人1人・2歳未満の赤ちゃんが2人いる場合、
赤ちゃん1人にはチャイルドシートが必要というルールになっています。
もし、チャイルドシートを持っていない場合には
貸し出しサービスも用意されていますが、
チャイルドシートの装着は大人がやらなければいけないとされています。
※実際には客室乗務員さんが手伝ってくれるかもしれません。
(飛行機の定時運行させるために)
チャイルドシートを設置した場合の運賃は、
小児料金が適用されます。
追記URL
anaのチャイルドシートの機内持ち込みルール
anaでは、
- 日本(MLIT)
- 欧州(ECE R44)
- 米国(FMVSS1)
のいずれかを満たしたチャイルドシートであれば、
飛行機の機内に持ち込むことができます。
jalとは安全規格の基準が微妙に違うものの、
たいていのチャイルドシートは欧米の安全規格「ECE R44」を満たしているので、
設置できる可能性が高いです。
不安があれば、事前にanaへ連絡をして
確かめておくのが良いでしょう。
jalと同様に、チャイルドシートが安全基準を満たしていても、
座席シートベルトに設置できなければ、
飛行機の機内持ち込みして使用することはできません。
チャイルドシートを設置した場合の運賃は、
小児料金が適用されます。
ピーチのチャイルドシートの機内持ち込みルール
- 日本(装置型式指定基準)
- 欧米(ECE・FMVSS)R44
のいずれかを満たしたチャイルドシートであれば、
飛行機の機内に持ち込むことができます。
ピーチではもともと2歳以上の赤ちゃんは
大人と同額の航空券の購入が必要で、
チャイルドシートの貸し出しはされていません。
大人1人につき幼児(8日~2歳未満)は2人まで
同伴可能となっています。
チャイルドシートを預入荷物にする場合
チャイルドシートのような大きな荷物は、
飛行機で預入荷物にできるのかというと、
追加料金なしで預かってくれると思って大丈夫そうです。
梱包(というかビニールに包む)もしてくれます。
そもそも、ゴルフバッグやスキー、サーフボードなど、
かなり大きめの荷物であっても、
飛行機では無料で預かってくれるものですからね。
飛行機は基本的に荷物の個数に関係なく、
1人あたり20kgまで手荷物を預けることができます。
ちなみに、折りたたみ式ベビーカーも手荷物として預かってくれるので、
空港内での移動に関しては、空港のベビーカー貸し出しサービスを利用すると便利です。
jal・anaなどの飛行機機内での子供向けサービス
jalやanaなどでは、子供向けに特別なサービスや
サポートを実施しています。
JAL:ベビーおでかけサポート(スマイルサポート)
事前改札サービスとして、
赤ちゃんや小さな子供を連れていると優先搭乗させてもらえます。
ほかの乗客で混雑する前に、
チャイルドシートを設置したり、
子供が機内で快適に過ごせる準備を整えることができます。
ミルク作りのお手伝いとしてお湯を用意してくれるし、、
おむつ替えしたいときには客室乗務員さんにお願いをすれば、
おむつ替え専用テーブルを設置した状態で化粧室を案内してもらえます。
また、おむつの予備(M/Lサイズ)も機内に用意をしてくれているようです。
JALでは小学生くらいまでは、
子供向けオリジナルグッズをもらうことができます。
・ANA:さなお子様連れのお客様
ANAでも事前改札サービスが行われていますし、
飛行機の機内ではおむつ交換台付き化粧室を用意してくれたり、
ミルクづくりのお手伝いもしてくれます。
赤ちゃんの体重が10kg以内であれば、
ベビーベッドも用意してもらえるので、
チャイルドシートを機内持ち込みするよりも安心かもしれません。
もちろんANAでもオリジナルグッズをもらうことができます。
飛行機の機内で快適に過ごすコツ
小さな子供や赤ちゃんを連れて飛行機に乗る場合、
機内でできるだけ快適に過ごすためには、
- おもちゃ・おかしを用意する
- トイレは頻繁に行っておく
- 子供の耳抜き対策
- 乾燥肌・アトピー肌の赤ちゃんには乾燥対策
といった点に気を付けると良いですよ。
おもちゃ・おかしを用意する
フライト時間から逆算して、
必要だと思われる量のおもちゃ・おかしを用意しておくと良いです。
国際線の場合、大人用の機内食とは別に
離乳食(ベビーフード)を用意してくれたりしますが、
赤ちゃんに合わなくて食べてくれない可能性もあります。
普段から食べ慣れている離乳食(ベビーフード)を用意したり、
他にもおやつを用意しておくと安心です。
まだ、布絵本や音の出ないおもちゃ、折り紙など、
機内の狭いスペースでも遊べるおもちゃがあると良いですし、
JAL国内線ならwifiも使えるようになりました。
JAL独自の無料コンテンツを楽しめるようになりましたし、
u-nextやyoutubeで好きな動画を見る、といったこともできます。
ちなみに、u-nextなら動画のダウンロードができるので、
あらかじめ、子供の好きなキッズ向け動画をダウンロードしておいて、
飛行機の機内で通信量を気にせず子供に見せてあげる、
といったことができますよ。
トイレは頻繁に行っておく
まだおむつが外れていてもいなくても、
トイレは頻繁に行っておくようにしましょう。
おむつであれば、多少の猶予を持つことはできますが、
飛行機の機内トイレというのは非常に込み合います。
国内線のように短いフライト時間であっても、
化粧室が常に使用中だったりするので、
行けるときに行っておいたほうが良いです。
飛行機が着陸態勢に入ると座席から立つことができなくなるので、
その前にはトイレを済ませておきたいところです。
子供の耳抜き対策
空気圧が急激に変わる影響で、
大人だけじゃなくて子供も耳が痛くなることがあります。
さすがに飛行機酔いすることはないと思いますが、
耳が痛いときには耳抜き対策をしなければいけません。
鼻をつまんで息を耳から出す耳抜きができれば良いモノの、
子供に上手く伝えるのも難しいし、
理解するのも難しいと思います。
温めた紙コップを耳に軽く押し当てる方法で、
簡単な耳抜き対策になります。
乾燥肌・アトピー肌の赤ちゃんには乾燥対策
飛行機の機内というのは、とにかく空気が乾燥しています。
1時間とか2時間程度の短時間のフライトでも、
乾燥肌・アトピー肌の赤ちゃんだと、
肌の状態が思わしくなくなってくる可能性があります。
まずは飛行機に乗る前に
十分に保湿ケアをしておきたいところです。
ただ飛行機に乗る前の手荷物検査(保安検査)では、
液体類の持ち込みに関してかなり厳しくチェックされます。
国内線ではまだルールや緩いものの、
赤ちゃん用の化粧水やベビーオイル・ベビーミルク・クリームでも、
チェックを受ける可能性があるので、
あらかじめカバンから出しておくと良さそうです。
チャイルドシートを郵送orレンタルするという選択肢も
飛行機で移動した先でも車に乗らなければいけない場合、
チャイルドシートは必須です。
日本では平成29年からチャイルドシートが義務付けられ、
違反をすると1点減点してしまいます。
飛行機にチャイルドシートを持ち込んで設置することはできるものの、
大きなチャイルドシートを抱えて空港内を移動するのは、
かなり大変じゃないかと思います。
ただでさえ、他にもたくさんの荷物があるでしょうし、
手荷物検査でも煩わしい思いをするんじゃないかと思います。
実際、チャイルドシートを飛行機に設置している家庭を
わたしは今まで見たことがないので、
飛行機で移動した先でも車に乗らとしても、
みんな違う方法でチャイルドシートを用意していると思われます。
たとえば、チャイルドシートを郵送するという手段もありますが、
郵送費用が高くつくのであまりおすすめはできません。
我が家が東京から北海道に帰省をする際、
子供がまだ小さくてチャイルドシートが必要だった頃には、
ダスキンのかしねっとをよく利用していました。
飛行機だけじゃなくて新幹線で別の地域に行く場合にも、
現地のダスキンのかしねっとを使ったりしていました。
最近だと、ダスキンのかしねっとよりも、
多少は高くなるものDMMレンタルでも
チャイルドシートを借りれるようになりました。
どちらも1ヶ月ごとのレンタル期間となっていて、
2980円という手ごろな値段から借りることができますよ。
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