新生児の赤ちゃんを車に乗せる際、
購入したベビーシート(チャイルドシート)のサイズが合わず、
首が曲がってしまったり、変な姿勢になってしまうことがあります。
車を走行中に新生児の首が曲がっていたり、
姿勢が歪んでいると、揺さぶられ症候群を起こす危険があるので、
正しい姿勢でチャイルドシートに新生児を乗せなければいけません。
新生児の首が曲がる場合は、
頭の両側に丸めたタオルなどを挟んで頭を固定したり、
新生児から使えるネックピローを使います。
また正しい姿勢を保つためには、
まずはチャイルドシートの傾きを45度にし、
チャイルドシートにタオルなどを敷いて上げ底をすると良いです。
タオルなどで新生児の座る位置を固定したら、
暑さ・寒さの温度管理に気を配るようにしましょう。
新生児というのは大人よりも基礎体温が高いものの、
周囲の環境で体温が大きく上下するものです。
新生児の赤ちゃんの首や脇を小まめに触ってみて、
体温が上がりすぎていないか確かめたり、
窓に日よけをして直射日光が当たるのを防ぐようにしましょう。
新生児のチャイルドシート首曲がる・首カックン対策
新生児をベビーシート(チャイルドシート)に乗せると、
どうしても頭が安定せずに首曲がってしまったり、
加速したり減速したり曲がり角を曲がるたびに
首がカックンと動いてしまうのを防ぐ対策方法としては、
- 頭の左右にタオルを置く
- ネックピロー(首枕)を使う
- 底上げクッションを取り外す
といったものがあります。
新生児からでも使えるチャイルドシートには通常、
まだ体の小さな新生児をチャイルドシートのサイズに合わせるために、
専用のクッションがオプション販売されていたりしますが、
それでも間に合わないことがありますよね。
頭の左右にタオルを置く
チャイルドシートに乗せた新生児の首が曲がるのを防いだり、
首カックン対策のオーソドックスなやり方は、
新生児の頭の左右にタオルを置くことです。
タオルを太巻きのように丸めておいてみて、
窮屈過ぎない範囲で新生児の頭が固定してみると良いです。
ネックピロー(首枕)を使う
新生児にも使えるネックピロー(首枕)があり、
首にはめて使うドーナツ型だったり、
チャイルドシートのハーネスに設置して、
横から支えるものなどいくつかのタイプがあります。
- SKIP HOP アニマル・ネックピロー モンキー
- エールベベ うたたねクッション
- エールベベ うたたねまくら
- ベビーヘッドレスト&ネックサポート枕
といったものがあります。
SKIP HOP アニマル・ネックピロー モンキーは、
手触りの柔らかいマイクロソフトビーズが使われていて、
。マグネット式で新生児の頭をしっかりと固定しつつ、
デリケートな新生児の頭を優しくホールドできます。
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エールベベ うたたねクッションは、
頭の下に敷いて新生児の首をフォローしたり、
成長して体が大きくなってきたら
首の前側につけて首かっくんを防止できます。
エールベベ うたたねまくらは、
うたたねクッションとは違って左右に分かれた形状の枕で、
新生児の頭をしっかりとホールドし、
首がかくっとなるのを防ぎます。
吸湿性のあるパイル生地が使われているので、
汗をかきやすい新生児の蒸れ防止にもなります。
ベビーヘッドレスト&ネックサポート枕は、
新生児の頭を左右からホールドするタイプのネックピローです。
カエル、ひよこ、ウサギなどのデザインが用意されていて、
2つに分かれた枕にマジックテープがついているので、
左右の枕くっつけて頭の下に敷くこともできるし、
チャイルドシートのハーネスにつけて左右から頭を支えることもできます。
サイズ調整や使い方を自由自在に選ぶことができます。
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底上げクッションを取り外す
新生児用にチャイルドシートの底上げクッションを
設置しているかもしれませんが、
底上げクッションのせいで新生児の姿勢が保てなくなっていて、
首が曲がったり首カックンしている可能性があります。
底上げクッションをいったん取り外してみて、
その代わりに、タオルなどを敷いて寝かせる高さを
調節してみましょう。
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後ろ向きで45度になるのがベスト
新生児をベビーシート(チャイルドシート)に乗せる場合、
後ろ向きに乗せるのが基本で、チャイルドシートの角度を
45度になるように調整すると良いと言われています。
新生児の頭が前かがみになりすぎず、なおかつ、
気道の開通を妨げないようにするためには、
チャイルドシートの角度が45度が最適だと言われています。
また新生児は前向きではなく後ろ向きにするのは、
事故の際、広い面積を持つ背中全体で衝撃を分散するためです。
新生児を後ろ向きにしてチャイルドシートに乗せることで、
頭・首・背中全体を支えることができ、
首と脊髄に加わる衝撃を分散・軽減させることができます。
チャイルドシートを後ろ向きから前向きに変えるタイミングは、
新生児の首が座るようになる月齢6ヶ月頃、
体重が10キロを超えたあたりが目安になります。
揺さぶられ症候群に注意!
揺さぶられ症候群とは、
生後6か月以内の新生児や乳児に見られることが多い症状で、
新生児の身体を過度に揺することで発生する内出血などの外傷です。
低月齢の新生児は体に対して頭が非常に重い上に、
頭を支える首の筋肉も弱いです。
脳自体の発達もまだまだ未熟で
頭蓋骨との間に隙間が空いてしまっているため、
新生児の頭を強く揺すってしまうと、
脳が動いて血管が切れてしまうことがあります。
眼底出血やクモ膜下出血、脳挫傷など
命にかかわる事態をを引き起こす恐れがあります。
実際に、第3回米・中・日3カ国国際学術会議(2005年2月)で、
生後3カ月の新生児が揺さぶられ症候群と診断された症例が報告されたそうですが、
原因は前向きに設置したイス型チャイルドシートに8時間も座って、
車で移動したこととされています。
その間、急ブレーキなどを踏んだわけではないので、
長時間の細かい振動で揺さぶられ症候群が発症する危険性を示唆しています。
生後半年も過ぎるころには新生児の首も据わります。
首回りの筋肉が発達するにつれて、
体の揺れに対しても反射的に体に力が入るようになり、
防御できるようになるので、
揺さぶられ症候群になる可能性はほとんどなくなります。
寝ると首折れる以外のチャイルドシート注意点
新生児をベビーシート(チャイルドシート)に乗せる際、
寝かせたときに首が折れように気を付けるだけじゃなくて、
他にも、注意しておきたい点が少なくとも2つあります。
- 日焼け止め対策
- 暑さ・蒸れ対策
日焼け止め対策
新生児に直射日光が当たるのは避けたほうが良いです。
赤ちゃんの肌は新陳代謝が非常に活発ではあるけれど、
肌組織がまだまだ未熟なので非常にデリケートです。
新生児だって日焼けすることがあるし、
日焼けが原因で肌荒れを起こすこともあるので、
新生児をチャイルドシートに乗せる際は日焼け止め対策もしましょう。
窓に日よけ(サンシェード)を設置したり、
赤ちゃんにも使える日焼け止めを塗ってあげるようにしましょう。
SPFとPAの数値が高すぎるものを避け、
低負担で使えるものを選ぶとよいです。
SPFは10~20ほど、PAも+~++くらいまでで十分です。
- アトピタ 保湿UVクリーム SPF29++
- ALOBABY UV&アウトドアミスト 80ml
- ピジョン UVベビー ウォーターミルク
- DHC ベビー&ママサンガード
- magicnumber フォーファム アウトドアUVミルク
- YCP Product アロベビー UVクリーム
- 和光堂 ミルふわ ベビーUVケア 水遊び・レジャー用
- 和光堂 ミルふわ ベビーUVケア 毎日のお散歩用オルナ オーガニック ベビー 日焼け止め
- 丹平製薬 アトピタ 保湿UVクリーム
- 太陽油脂 パックスベビー UVクリーム
- N&O Life アロベビー UV&アウトドアミスト
などがあります。
暑さ・蒸れ対策
赤ちゃんの平熱は1歳くらい(月齢12か月)までは、
36.5~37.5度が平均と言われています。
どちらかというと、基礎体温は高い傾向にありますが、
赤ちゃんの普段の平熱を把握しておくことが大切です。
その上で、チャイルドシートに新生児を乗せた際は、
体温が上がりすぎないように気を付けましょう。
直射日光が新生児の乗ったチャイルドシートに降り注いでいれば、
新生児だけじゃなくてチャイルドシートも温められてしまい、
体温がぐんぐん上がってしまいます。
暑さ対策のためにも日よけ対策はやはり必要だし、
暑くなればなるほど新生児はたくさんの汗をかくようになります。
汗でベビー服がびっしょりすることもあり、
あせも(汗疹)の原因になるし
チャイルドシートにカビも生えやすくなります。
新生児の首元や脇、足の付け根など、
熱がこもりやすい部分を触ってみて、
体温が上がりすぎていないかこまめにチェックしてあげましょう。
また、新生児は水分量で体温が大きく上下しますから、
たくさん汗をかいて水分不足で体温が上がることもあります。
小まめに水分補給をしたり、
途中休憩を入れたりして、赤ちゃんを休ませてあげるようにしましょう。
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新生児のチャイルドシートの位置は後部座席?
新生児を乗せたチャイルドシートを設置する位置は
後部座席が良いのか?それとも助手席が良いのか?
後部座席に設置するにしても、運転席の後ろかそれとも、
助手席の後ろが良いのか?
議論が非常に分かれるところです。
一般的にチャイルドシートは後部座席が良いと言われていますが、
これはコンビや日本育児、エールべべなどのチャイルドシートメーカーは、
基本的に助手席の設置を推奨していないからです。
助手席に備え付けられているエアバッグの衝撃に、
チャイルドシートに乗せた赤ちゃんが耐えられないかもしれない、
という危険性が指摘されているからです。
ただ、事故率・死亡率を考えた場合、
助手席も後部座席もあまり差があるわけではありません。
自分自身は安全運転することを前提にすれば、
やむを得ないケースではチャイルドシートを助手席に設置しても、
良いんじゃないかと思いますが、
新生児は後ろ向きで乗せなければいけないことを考えると、
後部座席にチャイルドシートを設置しなければいけません。
たとえば、ママ一人で新生児を車に乗せて
外出しなければいけない場合。
- 1ヶ月検診
- 3か月検診
- 6ヶ月検診
などなど、自宅から病院が遠くて、
どうしても車じゃなければいけない場合がありますが、
6ヶ月を過ぎて首が座るまでは後部座席に後ろ向きに座らせるのが良さそうです。;
ママの姿が見えなくなって不安を赤ちゃんのために、
チャイルドシートからも運転席に座るママの顔が見えるように、
ベビーミラーを設置するのが良いですね。
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