2024年1月13日/14日に実施された地理Bの大学入学共通テスト(旧大学入試センター試験)解答速報および難易度速報についてまとめています。
2024年の共通テストの傾向は?難易度は難化したのでしょうか?
地理Bの共通テスト2024解答速報
「鉄扉」の奥で2年間、家族にも口外禁止 大学入学「共通テスト」難行苦行の作成秘話
13日と14日に実施が予定されている大学入学共通テスト。問題作成は大学入試センター(東京都目黒区)の一角、限られた人しか立ち入りを許されない扉の奥で行われている。携わるのは全国から集められた大学教員ら専門家たち。正確さや公平さに神経をとがらせる一方で、人気キャラクターを題材に使うなど出題には工夫をこらす。47万人の受験生が向き合うテストができ上がるまでの2年間に迫る。
問題作成はセンター内の特定の建物内でのみ行われている。入り口には職員から「鉄扉(てっぴ)」と呼ばれている重厚な扉。
https://news.yahoo.co.jp/articles/b519261685ea8e67b3e5c3612108fe841987ba5d
2024年の大学入学共通テスト(旧大学入試センター試験)地理Bの解答は例年だと当日の午後21時前後に大学入試センターや新聞社のホームページで発表されています。
それよりも早く共通試験の解答速報を知るには、東進や代々木ゼミナール(代ゼミ)など予備校の共通試験解答速報ページなどを見る方法があります。
例年、どこの予備校のサイトでも試験終了直後から1分、1秒を争うように大学入学共通テストの解答をサイトで発表し始めます。
早いところだと試験終了から1時間くらいで正解(模範解答)および配点の公開が始まっているようです。
共通テスト解答速報2024|予備校の東進
2024年度 大学入試共通試験速報 | 大学入試解答速報 | 大学受験の予備校・塾 河合塾
大学入試共通試験解答速報 | 代々木ゼミナール
ベネッセ・駿台 データネット2024 大学入試共通テスト 自己採点集計
その他の方法としてX(旧ツイッター)でも
「#地理B #共通テスト #解答速報」
「#地理B #大学入学共通テスト」
「#地理B #共通テスト」
といったハッシュタグ検索で解答速報を調べることができます。
地理Bの共通テスト2024の平均点・配点は?
随時更新
2023年の大学入学共通テスト地理Bの平均点は100点満点中60.06点でした。
■2023年の大学入学共通テスト地理Bの配点
大問 内容 配点
1 自然環境・自然災害 20
2 産業分野(資源と産業) 20
3 都市・人口問題 20
4 地誌(インド・中国) 20
5 地域調査(利根川下流域) 20
地理Bの共通テスト2024難易度は難化?傾向は?
2024年の共通テストの地理Bは、以下の傾向が予想されます。
資料問題が多く、思考力・応用力が問われる
自然環境や災害、SDGsなどの地球規模の課題、人口構成の変化などから推測する地域的課題などのテーマに基づく出題が目立つ
基礎基本をしっかり身につけることが大切
速読力や読解力も求められる
■資料問題が多く、思考力・応用力が問われる
2023年度の共通テスト地理Bでは、資料問題が多く出題されました。資料を読み解き、その情報をもとに論理的に正解を導く思考力・応用力が求められる問題が中心となりました。
2024年度も、このような傾向は続くと考えられます。資料問題を解くためには、教科書の知識を習得していることを前提として、資料の読み取り方や、資料から情報を読み取る力を身につけることが大切です。
■自然環境や災害、SDGsなどの地球規模の課題、人口構成の変化などから推測する地域的課題などのテーマに基づく出題が目立つ
2023年度の共通テスト地理Bでは、自然環境や災害、SDGsなどの地球規模の課題、人口構成の変化などから推測する地域的課題などのテーマに基づく出題が目立ちました。
2024年度も、このようなテーマに基づく出題がされると考えられます。教科書の知識だけでなく、時事的なテーマや身近な体験から考えさせる問題も見られるため、地理的な事象を日常から問題意識を持って観察することが有効と言えます。
■速読力や読解力も求められる
2023年度の共通テスト地理Bでは、資料の読み込みと、問題文の分量増加によって、回答に要する時間がセンター試験と比べると増加しました。
2024年度も、資料問題の読み込みに時間がかかることが予想されます。そのため、速読力や読解力を鍛えておくことが大切です。
共通テストで地理Bと地理Aの違いは?
地理Aと地理Bは、どちらも世界中の地理を学ぶ科目ですが、学ぶ内容が違います。
地理Aは、世界中の地理的な諸課題を地域性や歴史的背景、日常生活との関連を踏まえて考察する科目です。
例えば、災害や環境問題、人口問題など、世界で起こっている問題について、その原因や影響、解決策などを学びます。
また、身近な食べ物や生活用品などの産地や製造方法など、日常生活と地理の関わりについても学びます。
地理Bは、世界中の地理的事象を系統地理的に、現代世界の諸地域を歴史的背景を踏まえて地誌的に考察する科目です。
例えば、地形や気候、産業、人口など、地理の基本的な分野を学びます。
また、世界各地の歴史や文化、経済など、地域ごとの特徴についても学びます。
このように、地理Aは、世界で起こっている問題や日常生活と地理の関わりについて学ぶ科目であり、地理Bは、地理の基本的な分野や地域ごとの特徴について学ぶ科目です。
どちらの科目を選ぶかは、自分の志望校や学びたい内容によって変わってきます。
まとめ:地理Bの共通テスト2024解答速報|難易度は難化?傾向は?
2023年度の地理Bは、前年度から続く傾向として、正確な知識を基に各資料から論理的に正解を導く問題が出題されました。この方針が今後も継続される見込みで、地理においてはまず正確な知識の習得が前提とされています。ただし、それだけでなく思考力・応用力が求められる出題も続くでしょう。
出題のテーマとしては、自然災害、環境問題、SDGsなどの地球規模の課題や、人口構成の変化から推測する地域的な課題などが挙げられます。これらのテーマに関する出題が目立ち、教科書の知識だけでなく、時事的なテーマや身近な体験からも考えさせる問題が見受けられます。従って、地理的な事象については、日常から問題意識をもって観察することが有効です。
2023年の共通テスト地理Bの構成は、大問数が5題、小問数が30問、マーク数が31で、2022年度と同様でした。大問の構成も2021年度から変わらず、自然環境と自然災害、産業分野、村落・都市と人口、地誌、地域調査で構成されています。
資料を用いた問題が多く出題され、教科書の知識を前提に資料を読み解き、論理的に回答する思考力・応用力が問われる傾向が続いています。資料を読解しなければ解けない問題が多い一方で、細かな知識が必要ないため、基本的な知識があれば解答できる問題も見受けられます。