クリスティ・マーチンは「炭鉱夫の娘(Coalminer’s Daughter)」の異名を持つ女子プロボクサーで生涯戦績は55戦47勝という抜群の実力を持った選手。
現役時代には旦那による殺人未遂事件の被害者となってしまったものの、アメリカでもっとも成功した女性ボクサーとして知られています。
クリスティ・マーチンのボクシング戦績
クリスティ・マーチンは「タフ・ウーマン・コンテスト」(アマチュア大会)での活躍がプロボクシングプロモーターであるドン・キングの目に留まり、1989年9月9日に21歳でプロデビュー
美しすぎる女性ボクサーとしてドン・キングがプロモーションした様々な試合、マイク・タイソンの世界タイトルマッチなどで前座を務めています。
生涯戦績は55戦47勝5敗3分という圧倒的な成績でなおかつ47回の勝利のうちKO勝ちが31回というハードパンチャー。
2009年9月にはダコタ・ストーンに判定勝ちしてWBC女子スーパーウェルター級王座に輝いています。
現役引退後の2018年にはアメリカ合衆国ボクシングライター・アソシエーションがマーチンの名前を冠したクリスティ・マーチン賞(年間最優秀女子ボクサー賞)を設立しています。
クリスティ・マーチンのボクシング動画
クリスティ・マーチンの殺人未遂事件の概要
クリスティ・マーチンが現役時代、何度かリングから離れていた時期がありますが、そのタイミングでトレーナーでもあった夫のジェームズ・マーティン(Jim Martin)により重傷を負う事件が発生しています。
2010年11月23日、フロリダ州アポプカの自宅で、夫に刃物で刺された上に銃で撃たれると、
瀕死の状態で彼女は自宅から這い出し、通りかかった車に助けと警察への連絡を求め、付近の病院に緊急搬送されています。
クリスティ・マーチンの旦那の動機は?
クリスティ・マーチンの殺人未遂事件は夫婦喧嘩の末に起きました。
旦那のジェームズはその後自宅の裏庭で自分を刺し、自殺を試みたところで警察に保護されていますが、
夫婦喧嘩の理由がなんと、クリスティ・マーチンが旦那に「好きな女性がいる」とレズビアンであることを告白し、パートナーの女性と暮らしていきたいと話したこと。
夫がそれに逆上し、無理心中を図ろうとしたと見られていますが、
クリスティ・マーチンは結婚する前からレズビアンでありその女性パートナーと付き合っていることを告げていたようです。
ただレズビアンであることを公表すれば、ボクシング界から追放され、家族もバッシングされるだろうと
旦那に20年以上も脅され公表することが出来ずにいたようです。
旦那のジェームスは結局、2012年4月に殺人未遂の罪で懲役25年の有罪判決が下されています。
現在のクリスティ・マーチンwikiプロフ
名前:クリスティ・マーチン(Christy Martin)
国籍:アメリカ
出身地:ブルーフィールド(ウエストバージニア州)
生年月日:1968年6月12日
年齢:52歳
階級:スーパーライト級
身長:164cm
マーティンはウェストバージニア州マレンズでクリスティ・サルターズ(Christy Salters)で生まれ、マレンズ高校に通っています。
幼少期はリトルリーグの野球やオールステートのバスケットボールなど、様々なスポーツを経験し、
バスケットボールの奨学金でウェストバージニア州アテネのコンコードカレッジに通い、教育学の学士号を取得しています。
ボクシングを引退して元旦那による殺人未遂事件が起きた後、2017年11月25日には元リング上のライバルで2001年11月に対戦したリサ・ホレインと結婚。
現在、サルターズ・マーティンは2016年からノースカロライナ州で13のイベントをプロモーションしているボクシングプロモーション会社「クリスティ・マーティン・プロモーションズ」のCEOを務めています。