リオデジャネイロ号の沈没はゴールデンゲートのタイタニック

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2023.07.06

リオデジャネイロ号（シティ・オブ・リオデジャネイロ号）が座礁する事故が１９０１年２月２２日、現在のゴールデンゲート橋の付近で発生。

日本人移民などの乗客乗員２１０人のうち１２８人が死亡したそうですが、朝ドラ「らんまん」で主人公の親友・祐一郎がアメリカ留学で「リオデジャネイロ号の3等客室で行くき」としています。

１９０１年２月２２日、リオデジャネイロ号（シティ・オブ・リオデジャネイロ号）は母港サンフランシスコに向かう途中、現在のゴールデンゲート橋の付近の狭い入り口を通過中に霧に包まれ、近くの海峡南部で岩石に衝突し座礁。

船尾から先に沈んだリオデジャネイロ号は水密隔壁が使用される前の 1878 年に建造されたため10 分以内に沈没

衝突によって船の下面全体の大部分が引き裂かれ、貨物倉と機関室が急速に海水で満たされたようです。

残骸は後に水深 87 m (287 フィート) で発見されています。

リオデジャネイロ号（シティ・オブ・リオデジャネイロ号）の士官は英語を話すアメリカ人だったのに対し、船員は英語を話さない中国人だったため多くの混乱が生じ、その結果、進水した救命ボートも出せなかったようです。

幸いなことにイタリアの漁師たちが近くにいたため、漂流物にしがみついている生存者を救助しています。

乗員乗客２１０人のうち８２人が救助されたが、１２８人が死亡、船長のウィリアム・ウォードも死者の中に含まれます。

まとめ：リオデジャネイロ号の沈没はゴールデンゲートのタイタニック

リオデジャネイロ号（シティ・オブ・リオデジャネイロ号）は元々アメリカ合衆国とブラジル郵便汽船会社のためにペンシルベニア州チェスターのジョン・ローチ・アンド・サンズによって、姉妹船シティ・オブ・パラでニューヨークとブラジル間を運行するために建設されそうです。

路線は廃止され、両船は 1881 年にパシフィックメール汽船会社に売却され、日本の横浜から香港とハワイのホノルルを経由してカリフォルニアのサンフランシスコまでの大西洋横断航路で就航。

リオデジャネイロ号（シティ・オブ・リオデジャネイロ号）が座礁する事故の後、船の積荷には相当量の金銀が含まれていたという噂が流れたが、積荷目録にはそのような積荷は記載されていません。

しかし、目録には 2,423 枚のブリキの板が記載されており、それぞれの重さは 107 ポンド (49 kg) でした。船舶の保険会社は金属の損失に対して総額 79,000 ドルを支払ったが、2014 年 12 月 13 日の市場価格では 2,900,000 ドルを超える価値があるとのこと。

沈没したリオデジャネイロ号（シティ・オブ・リオデジャネイロ号）の引き上げは何度か試みられたようですが現時点では引き上げには成功していません。