クラーク記念国際高校野球部が2023年の夏の甲子園(第105回全国高校野球選手権大会)出場を果たしました。
7年ぶり2回目の出場、北北海道勢では08年駒大岩見沢以来の春夏連続甲子園を決めたクラーク記念国際高校野球部メンバーの出身中学や注目選手をまとめています。
クラーク記念国際高校野球部メンバー/夏の甲子園の出身中学
背番号 | 選手 | 守備 | 学年 | 出身 | 投/打 | 身長/体重 |
1 | 新岡歩輝 | 投手 | 3年生 | 弘前白神リトルシニア | 右/右 | 172/72 |
2 | 麻原草太 | 捕手 | 3年生 | 札幌羊ケ丘リトルシニア | 右/右 | 180/78 |
3 | 中村光琉 | 内野手 | 3年生 | 滝川市立江陵中 | 右/左 | 175/75 |
4 | 高木馴平 | 内野手 | 3年生 | 岩見沢リトルシニア | 右/左 | 171/70 |
5 | 吉田暁登 | 内野手 | 3年生 | 柏崎市立鏡が沖中 | 右/左 | 163/62 |
6 | 髙橋歩希 | 内野手 | 2年生 | 佐野リトルシニア | 右/左 | 170/65 |
7 | 鈴木凰介 | 外野手 | 2年生 | 岩見沢リトルシニア | 右/左 | 168/65 |
8 | 安部政信 | 外野手 | 3年生 | 江南市立宮田中 | 右/右 | 177/73 |
9 | 山田陽紫 | 外野手 | 2年生 | 羽村リトルシニア | 右/右 | 168/65 |
10 | 田中聖人 | 内野手 | 3年生 | 札幌栄リトルシニア | 右/右 | 180/90 |
11 | 魚津颯汰 | 投手 | 2年生 | 羅臼町立知床未来中 | 右/右 | 179/65 |
12 | 佐藤悠世 | 捕手 | 3年生 | 岩見沢リトルシニア | 右/右 | 173/76 |
13 | 竹村海翔 | 内野手 | 3年生 | 岡崎中央ボーイズ | 右/右 | 166/77 |
14 | 宇都尊陽 | 外野手 | 3年生 | 横浜青葉ボーイズ | 右/右 | 168/70 |
15 | 堀川塁斗 | 内野手 | 2年生 | 日高リトルシニア(北海道) | 右/右 | 172/84 |
16 | 八木展叶 | 外野手 | 3年生 | 愛知知多ボーイズ | 右/右 | 170/70 |
17 | 児玉旭陽 | 外野手 | 2年生 | 東北福祉仙台北リトルシニア | 左/左 | 175/77 |
18 | 辻田丞 | 投手 | 1年生 | 岩見沢リトルシニア | [追加] | – |
19 | 菊地航生 | 捕手 | 1年生 | 塩釜中央リトルシニア | 右/右 | 170/73 |
20 | 松浦勇惺 | 内野手 | 1年生 | 札幌中央リトルシニア | 右/左 | – |
クラーク記念国際高校は先発の新岡歩輝主将(3年)が熱投し、北北海道大会で優勝し夏の甲子園出場を決めました。新岡投手は2日間計302球の投球を見せ、9回に旭川明成の打線を完封してチームを勝利に導きました。この勝利によって、クラーク記念国際高校は7年ぶりに甲子園への出場を果たしました。
特に注目すべきは、新岡投手の投球力です。彼は前日の白樺学園戦で172球を投じる激しい試合を経験していたにもかかわらず、翌日の試合でも力強く投げ続け、旭川明成打線をシャットアウトしました。球威、制球力、投球テンポなどが素晴らしく、硬くて高いマウンドが彼にとってフィットしたことも大きな要因とされています。
クラーク記念国際高校は甲子園に出場するためには幾多の困難を乗り越えてきました。選抜甲子園では敗戦し、その後は新岡投手の体調不良やチーム内の問題もありましたが、彼らはチーム全体で前を向き、困難を乗り越えてきました。特に主将の新岡投手はチームを引っ張る存在として、自らのプレーだけでなく、チームのサポートにも精力的に取り組んできたことが大きな成果をもたらしました。
クラーク記念国際高校野球部メンバー/2023センバツの出身中学
番 名前 年 出身中学 中学所属
1 新岡 歩輝 2 青森 つがる木造中学 弘前白神シニア
2 麻原 草太 2 北海道 札幌厚別南中学 札幌羊ケ丘シニア
3 中村 光琉 2 北海道 滝川江陵中学 中学軟式野球部
4 髙木 馴平 2 北海道 岩見沢東光中学 岩見沢シニア
5 山田 陽紫 1 東京 羽村第二中学 羽村シニア
6 高橋 歩希 1 栃木 足利北中学 佐野シニア
7 坂本 劣陽 2 青森 つがる車力中学 中学軟式野球部
8 安倍 政信 2 愛知 宮田中学 愛知知多ボーイズ
9 児玉 旭陽 1 宮城 折立中学 東北福祉仙台北シニア
10 魚津 颯汰 1 北海道 知床未来中学 中学軟式野球部
11 佐藤 蒼汰 1 宮城 蒲町中学 仙台宮城野シニア
12 田中 聖人 2 北海道 札幌北辰中学 札幌栄シニア
13 鈴木 凰介 1 北海道 美唄東中学 岩見沢シニア
14 佐藤 悠世 2 北海道 上幌向中学 岩見沢シニア
15 八木 展叶 2 愛知 浄心中学 愛知知多ボーイズ
16 堀川 塁斗 1 北海道 様似中学 日高シニア
17 加藤 利仁 1 宮城 将監東中学 東北福祉仙台北シニア
18 豊沢 羅貴 1 青森 鯵ヶ沢中学 弘前白神シニア
※2022明治神宮大会メンバー
■クラーク記念国際 北海道大会の勝ち上がり
2回戦 3-1旭川明成
準々決勝 3-2北照
準決勝 7-0立命館慶祥(7回コールド)
決勝 3-1北海(延長10回)
2022年のクラーク記念国際高校野球部メンバー/夏の甲子園の出身中学
背番号 選手 守備 学年 出身 投/打 身長/体重
1 山中麟翔 投手 2年生 札幌栄リトルシニア 左/左 177/77
2 麻原草太 捕手 1年生 札幌羊ケ丘リトルシニア 右/右 180/75
3 辻田旭輝 投手 2年生 岩見沢リトルシニア 右/右 182/80
4 藤野侑真 内野手 2年生 羽村リトルシニア 右/右 170/65
5 越智飛王 内野手 2年生 札幌北リトルシニア 右/右 168/73
6 新岡歩輝 内野手 1年生 弘前白神リトルシニア 右/右 172/65
7 白取太郎 内野手 2年生 恵庭市立恵明中 左/左 171/70
8 新岡真輝 外野手 2年生 弘前白神リトルシニア 右/右 167/60
9 金原颯 外野手 2年生 石巻中央リトルシニア 左/左 173/67
10 小野陽翔 内野手 2年生 弘前白神リトルシニア 右/左 168/67
11 髙橋大河 外野手 2年生 仙台宮城野リトルシニア 右/右 174/64
12 能登屋瑛介 捕手 2年生 台東区立駒形中 右/右 171/67
13 酒井一星 外野手 2年生 札幌北リトルシニア 右/右 177/81
14 田中聖人 投手 1年生 札幌栄リトルシニア 右/右 179/87
15 中村光琉 外野手 1年生 滝川市立江陵中 右/左 173/73
16 安部政信 外野手 1年生 江南市立宮田中 右/右 175/70
17 坂本劣陽 内野手 1年生 つがる市立車力中 右/左 180/83
18 八木展叶 内野手 1年生 愛知知多ボーイズ 右/右 166/66
2021年のクラーク記念国際高校野球部メンバー/夏の甲子園の出身中学
番 名前 年 出身中学 中学所属
1 菊池 伶 3 宮城 仙台南中山中学 東北福祉仙台北シニア
2 小濱 優人 3 岐阜 長良中学 岐阜中央ボーイズ
3 伊藤 大輝 3 北海道 羅臼知床未来中学 中学軟式野球部
4 山田 晴陽 3 東京 羽村第二中学 羽村シニア
5 辻田 旭輝 2 北海道 江別大麻中学 岩見沢シニア
6 新岡 歩輝 1 青森 つがる木造中学 弘前白神シニア
7 山中 麟翔 2 北海道 札幌栄南中学 札幌栄シニア
8 宮崎 翔太 3 北海道 深川一已中学 中学軟式野球部
9 佐藤 寛太 3 北海道 札幌新琴似中学 中学軟式野球部
10 樺澤 琉伊 3 北海道 岩見沢緑中学 中学軟式野球部
11 髙橋 聖 3 徳島 生光学園中学 中学軟式野球部
12 麻原 草太 1 北海道 札幌厚別南中学 札幌羊ケ丘シニア
13 佐藤 伯 3 北海道 旭川六合中学 旭川西シニア
14 越智 飛王 2 北海道 石狩花川中学 札幌北シニア
15 村上 真安 3 北海道 稚内潮見が丘中学 中学軟式野球部
16 髙橋 大河 2 宮城 仙台沖野中学 仙台宮城野シニア
17 白取 太郎 2 北海道 恵庭恵明中学 中学軟式野球部
18 金原 颯 2 宮城 大崎松山中学 石巻中央シニア
クラーク記念国際高校野球部スタメン
2023年7月23日の旭川明成(全国高校野球選手権北北海道大会 高校野球夏の選手権大会 決勝)との対戦は、以下のスタメン・守備位置で行われました。
打順 守備 名前 学年
1 左 鈴木凰介 2年生
2 三 吉田暁登 3年生
3 投 新岡歩輝 3年生
4 一 中村光琉 3年生
5 捕 麻原草太 3年生
6 二 高木馴平 3年生
7 右 山田陽紫 2年生
クラーク記念国際高校野球部メンバー/夏の甲子園の注目選手
新岡歩輝
ポジション:投手
学年:3年
投打:右投げ右打ち
身長:175cm
体重:67kg
元々は捕手だったが、中学時代に所属していた青森・弘前白神シニアの斎藤和裕監督により投手にコンバート。
2022年の新チームでは地区大会から全道大会まですべての試合で先発し防御率は0・67
相手打者の特徴や反応を観察し、腕の高さをスリークオーター、サイド、アンダーと変幻自在に変える投法が持ち味
自由自在に腕の位置を変え、打者に的を絞らせない投球術でキレのある直球とカーブ、チェンジアップ、スライダー、シュート、カットボール、スプリットなどの6種類の多彩な変化球を持つ
北海道大会の決勝・旭川明成戦では9回130球、5安打10奪三振の完封。
クラーク記念国際高校野球部メンバーの進路
随時更新
ちなみに、冬季オリンピック5度出場、ソチ2014のスノーボード・女子パラレル大回転で銀メダルを獲得した竹内智香さんは同校出身です。
佐々木啓司監督のの主な教え子には、
本間 満(内野手、1994年福岡ダイエーホークスドラフト3位)
佐藤 誠(投手。1993年読売ジャイアンツドラフト5位。)
古谷 拓哉(投手。2005年千葉ロッテ大学生・社会人ドラフト5巡目)
などがいます。
クラーク記念国際高校野球部の監督
クラーク記念国際高校野球部の監督は佐々木啓司さんです。
生年月日:1956年2月7日
年齢:57歳
出身地:北海道美唄市
出身高校:駒澤大学付属岩見沢高等学校
出身大学:駒澤大学
投球・打席:右投右打
ポジション:捕手
小学校で野球を開始。
駒大岩見沢高校時代は甲子園出場はなし。
駒澤大学では準硬式野球部でプレーしたのち、大学卒業後すぐに駒澤大学附属岩見沢高等学校に着任。
2008年2月24日 – 監督就任30周年を記念し、公式ファンクラブ「竹栴会(ちくせんかい)」が設立された。
2008年に監督を退任しますが、2014年に駒澤大学附属岩見沢高等学校の閉校により退職すると、クラーク記念国際高等学校監督に就任しています。
創部3年目の2016年には夏の北北海道大会を制して、甲子園初出場しています。
クラーク記念国際高校野球部の戦績
クラーク記念国際高校は1992年4月に設立された全国1万人以上の生徒が学ぶ広域通信制高校。生徒数は167人(女子78人)。深川本校の所在地は深川市納内町3の2の40
野球部は14年4月創部
創部3年目の16年夏、北北海道大会を制し甲子園出場。初戦(2回戦)で聖光学院(福島)に3-5で敗戦。春は昨年初出場を果たした。
■甲子園出場
出場回数(春選抜大会) 3回
(夏選手権大会) 2回
優勝 0回
準優勝 0回
■2023年の戦績
日付 出場大会 回戦 対戦校 試合結果 勝敗
2023年7月23日 選手権北北海道大会 決勝 旭川明成 1-0試合詳細 勝ち
2023年7月22日 選手権北北海道大会 準決勝 白樺学園 7-5試合詳細 勝ち
2023年7月17日 選手権北北海道大会 準々決勝 帯広農 11-10試合詳細 勝ち
2023年7月16日 選手権北北海道大会 1回戦 旭川実 5-2試合詳細 勝ち
2023年7月2日 選手権北北海道大会(空知地区A) 空知地区代表決定戦 岩見沢西 8-1試合詳細 勝ち
2023年6月27日 選手権北北海道大会(空知地区A) 空知地区1回戦 滝川工・深川西 7-0試合詳細 勝ち
2023年5月27日 春季北海道大会 準々決勝 札幌大谷 5-6試合詳細 負け
2023年5月26日 春季北海道大会 1回戦 武修館 8-1試合詳細 勝ち
2023年5月14日 春季北海道大会(空知地区) 代表決定戦 岩見沢東 12-2試合詳細 勝ち
2023年5月13日 春季北海道大会(空知地区) 3回戦 岩見沢農 7-0 勝ち
2023年5月9日 春季北海道大会(空知地区) 2回戦 滝川西 8-2 勝ち
2023年3月25日 選抜 2回戦 沖縄尚学 1-3試合詳細 負け