運動会に氷を持っていくのであれば、
クーラーボックスに入れて運ぶのが前提になります。
その上で、クーラーボックスにどんな風に
氷を詰めたり、保冷剤を配置すればよいのかというと、
- クーラーボックスの中をあらかじめ冷やしておく
- 保冷剤は上に置く(下にはおかない)
- 強力な保冷剤を使う
- 大きな氷を作る
- 氷(を入れた袋)を新聞紙やタオルでくるむ
- 隙間に小さな保冷剤を敷き詰めるて空間を減らす
- 塩+新聞紙で氷を冷やすための氷を作る
- ドライアイスを入れる
といった工夫をすると良いです。
氷というのは0度に近い状態を保つことができれば、
お互いをお互いに冷やしあってくれるので、
保冷効果をできるだけ長持ちさせることができます。
クーラーボックス内の余計な隙間を埋めたり、
氷の表面積をできるだけ小さくすることで、
氷を長持ちさせることができます。
また運動会の最中にできるだけ氷が溶けないようにするために、
クーラーボックスの置き方・使い方として、
- クーラーボックスを地面に直接置かない
- クーラーボックスは日陰に置く(日向を避ける)
- クーラーボックスの開閉頻度を減らす
- クーラーボックスと保冷バッグを併用する
- 溶けた保冷剤はクーラーボックスから取り出す
といった点にも注意をしましょう。
クーラーボックスの氷の運び方・持って生き方
運動会シーズンと言えば6月もしくは9月頃で、
真夏の炎天下を避けることができるとは言っても、
天気が晴れると体感的には真夏日に近いものがあります。
熱中症対策のためにも水分補給と同時に体を冷やすことが大切ですから、
運動会には氷も必需品の一つと言えるんじゃないでしょうか。
水筒に氷を入れて持っていくのも良いですが、
子供の数や応援する大人の人数が多くなれば、
やはり氷の量もそれだけ多く必要になります。
運動会に氷を運ぶにはクーラーボックスを使うのが、
ほぼ前提条件となるんじゃないでしょうか。
そこで、クーラーボックスにどんな風に氷を入れて運べば、
氷が溶けないで長持ちするのかというと、
- クーラーボックスの中をあらかじめ冷やしておく
- 保冷剤は上に置く(下にはおかない)
- 強力な保冷剤を使う
- 大きな氷を作る
- 氷(を入れた袋)を新聞紙やタオルでくるむ
- 隙間に小さな保冷剤を敷き詰めるて空間を減らす
- 塩+新聞紙で氷を冷やすための氷を作る
- ドライアイスを入れる
といった工夫をすると効果的です。
クーラーボックスの中をあらかじめ冷やしておく
氷は0度以上の温かい空気に触れた部分から、
ドンドン溶けてしまいます。
逆に言うと、氷に触れる空気の温度が低ければ、
氷は溶けにくくなるので、クーラーボックスに氷を入れる前に、
クーラーボックスの中を冷やしておきましょう。
たとえば、前日のうちに
ペットボトルやタッパーに水を入れて凍らせておいて、
運動会当日はクーラーボックスを冷やすために使うのも良いですね。
保冷剤は上に置く(下にはおかない)
冷気(冷たい空気)というのは
下の方へ下の方へ向かう性質があるので、
クーラーボックス内で保冷剤を置く位置は基本的に、
クーラーボックスの上側(蓋側)になります。
逆に暖かい空気は上へ上へと向かう性質がありますから、
保冷剤をクーラーボックスの上の方に置いておけば、
クーラーボックス内で空気がスムーズに循環するようになり、
内部を全体的に冷やせるようになります。
強力な保冷剤を使う
一口に保冷剤と言っても、
- 0度を維持するタイプ
- 氷点下まで冷すタイプ
の大きく分けて2つがあります。
ケーキ屋さんやお土産屋さんなどでもらえる保冷剤は、
0度を維持するタイプがほとんどなので、
保冷効果は強くはありません。
それに対してキャンプ用などで販売されている保冷剤は、
氷点下まで冷すタイプで、保冷力が強化されていて、
「強冷」「長時間保冷」といったフレーズで売られているのを良く見かけます。
アイスを溶けないようできる保冷剤もあるくらいなので、
運動会に氷を持って行って溶けないようにするためには、
強力な保冷剤を使うと良いんじゃないでしょうか。
強力な保冷剤を完全に冷やすためには、
40時間も必要になるというデメリットがあったものの、
ロゴス(LOGOS)の倍速凍結であれば、
なんとその半分の20時間くらいで完全凍結させられます。
仮に前日の夜に慌てて冷凍庫で冷やし始めたとしても、
ロゴス(LOGOS)の倍速凍結であれば、
そこそこの保冷力を発揮してくれるので、
運動会以外にも子供のサッカーや野球の付き添いなどにも重宝します。
隙間に小さな保冷剤を敷き詰めるて空間を減らす
ケーキ屋さんなどでもらえる保冷剤の冷却力は弱いとはいえ、
全く使えないわけではありません。
クーラーボックスの隙間を埋めるように
小さな保冷剤を敷き詰めていけば、
氷を溶かす空気の量を減らすことができます。
大きな氷を作る
氷はどこから溶け始めるのかというと、
温かい空気に触れている面の全体からです。
つまり表面積が大きくなればなるほど、
空気に触れる面が広くなってしまうので、
氷が溶けるスピードは早くなってしまいます。
氷が溶けないように長持ちさせるには、
できるだけ大きな氷を作って表面積を小さくするのが良いです。
最も表面積を小さくするには丸氷が良いんですが、
家庭で大きな丸氷を作るのは難しいものがあるので、
- ペットボトル
- 牛乳パック
- タッパー
- ジップロック
などなどに水を入れて凍らせると良いです。
氷(を入れた袋)を新聞紙やタオルでくるむ
水筒が中身を保冷(保温)することができるのも、
水筒の内部と外部の間に断熱層があるからです。
氷(もしくは氷を入れた袋など)を
新聞紙やタオルでくるめば、簡単な断熱層ができて、
氷が溶けるスピードを大幅に減らすことができます。
塩+新聞紙で氷を冷やすための氷を作る
氷に塩を混ぜると0度以上まで温度を下げることができます。
そこで口に入れる氷ではなくて保冷用の氷として、
塩を混ぜた水を凍らせるのも、氷を長持ちさせるのに有効です。
塩入りの氷自体も随分と長持ちするようになりますが、
さらに新聞紙でくるめば、即席の保冷剤になります。
重たい保冷剤を持っていくのに比べて、
氷ならその辺に捨てても誰にも迷惑は掛からないので、
帰りの荷物の量・重さを減らすこともできます。
ドライアイスを入れる
もしドライアイスが手軽に手に入るようであれば、
クーラーボックスにドライアイスを入れると、
クーラーボックスの中をキンキンに冷やして、
氷が長持ちする時間をうんと長くすることができます。
ドライアイスは二酸化炭素でできた個体ですが、
個体から気体へと状態変化をする際に周囲の熱を奪います。
(ドライアイスは気化すると体積が約750倍に増えます。)
ドライアイスによる冷却温度はなんとマイナス79℃。
クーラーボックスを0度以下に保つことができるので、
アイスなんかも溶けずに保管することができます。
ちなみに、ドライアイスから気化した二酸化炭素が、
クーラーボックス内に充満して破裂したり爆発しないか?
と心配するかもしれませんが、どんなクーラーボックスでも、
ちょっとした隙間があるものなので、事故が起きることはありません。
そしてドライアイスを使う隠れたメリットの一つが、
冷やすものが濡れないこと。
保冷剤だと空気に触れた部分が湿って水滴がついたりするものの、
ドライアイスはどんどん気化してしまうため、水滴が出ることがなく、
クーラーボックスの中身が水でびしょに濡れになることもありません。
保冷剤を使うとクーラーボックスには
どうしても水滴(結露)ができてしまいますが、
クーラーボックスの結露対策については、
こちらの記事でも詳しく解説をしています。
氷が溶けないクーラーボックスの使い方
運動会で氷を溶けないように持っていくだけじゃなくて、
長持ちさせるためには
- クーラーボックスは日陰に置く(日向を避ける)
- クーラーボックスを地面に直接置かない
- クーラーボックスの開閉頻度を減らす
- クーラーボックスと保冷バッグを併用する
- 溶けた保冷剤はクーラーボックスから取り出す
といった置き方・使い方に気を付けましょう。
クーラーボックスは日陰に置く(日向を避ける)
クーラーボックスは暑い外気から内部を守ってくれるのの、
外気が暑くなればなるほど、中身は溶けやすくなります。
クーラーボックスに直射日光が当たってしまうと、
クーラーボックスの中まで温められやすくなるので、
日の当たらない日陰に置くようにしましょう。
タープや木陰などにクーラーボックスを置くのがベストですが、
日向にどうしても置かざるを得ないような場合には、
クーラーボックスの上にタオルをかけておくだけでも、
クーラーボックス内の温度上昇を和らげることができます。
クーラーボックスを地面に直接置かない
クーラーボックスを温めているのは太陽光や外気だけじゃなくて、
地面の熱(地熱)もあります。
実際にキャンプ用品にはクーラーボックススタンドと言って、
クーラーボックスを乗せるためのグッズもあります。
売れ筋のクーラーボックススタンドをいくつか紹介すると、
下記のようなものがあります。
- ロゴス フラットクーラースタンド 73160154
- コールマン クーラースタンド 170-5862
- ネイチャートーンズ フォールディングマルチスタンドII レッド MS2-R
- キャプテンスタッグ アルミクーラースタンド
クーラーボックスの開閉頻度を減らす
冷蔵庫を頻繁に開閉すると冷気が逃げて庫内温度が上がるように、
クーラーボックスも開閉するたびに冷気が逃げて、
内部の温度が高くなってしまいます。
冷蔵庫であれば電気の力でまた庫内を冷却できるものの、
クーラーボックスの場合には基本的に保冷剤で冷やすしかありません。
保冷剤も完全に溶けてしまったら保冷効果はなくなるので、
クーラーボックスの開閉頻度はできるだけ減らすようにしましょう。
また飲み物と食べ物は別のクーラーボックスに入れるなど、
長く冷やしておきたいものと頻繁に出し入れするものを
別々のクーラーボックスに入れるのも効果的です。
クーラーボックスと保冷バッグを併用する
クーラーボックスに比べて
ビールのノベルティでもらえるようなソフトケースの保冷バッグは、
保冷効果は随分と下がってしまいます。
運動会で氷を長時間溶けないようにするほどの保冷力はないものの、
クーラーボックスと併用することで氷を長持ちさせることができます。
溶かしたい氷を保冷バッグに入れて保冷剤を敷き詰め、
保冷バッグごとクーラーバッグに入れるようにすれば、
2重の断熱作用で氷を溶けにくくできます。
溶けた保冷剤はクーラーボックスから取り出す
溶けた保冷剤は冷却効果がなくなるだけじゃなくて、
まだ溶けていない保冷剤の保冷力を奪ってしまいます。
保冷剤はあくまでも
氷を冷やして溶けないようにすることが目的なので、
溶けてしまった保冷剤はさっさと
クーラーボックスから取り出しましょう。
保冷効果の高いクーラーボックスを使う
クーラーボックスは、単なる発泡スチロールのボックスよりも、
内部が発泡ウレタンの方が保冷力は高くなります。
さらに、真空断熱加工されているようなクーラーボックスだと、
保冷効果は断然に長持ちします。
強力な保冷効果があると評判のクーラーボックスには、
- シマノ SPA-ZA LIGHT 350
- キャプテンスタッグ UE-76 ステンレスフォームクーラー51L
といったものがあります。
シマノ SPA-ZA LIGHT 350は、7.3 Kgと少し重めではあるものの、
車輪と取っ手がついているので持ち運びは楽々です。
内寸が60cm(容量35リットル)で、
大型魚を余裕を持って収納できるくらいで、
氷も最大で45時間もキープする冷却力があります。
キャプテンスタッグ UE-76 ステンレスフォームクーラー51Lは、
容量も51リットルとかなりの大容量になります。
ソフトタイプでおすすめのクーラーボックス
ハードタイプのクーラーボックスに比べると
ソフトタイプは保冷力はどうしても落ちてしまうものの、
それでも保冷力が高いと評判のソフトタイプクーラーボックスはいくつかあります。
なんといっても、ソフト対p0鵜だと、
使わないないときにはコンパクトに折りたたむことができるし、
ハードタイプに比べて驚くほど軽いのが大きなメリット。
コールマン アルティメイトアイスクーラーは、
50時間近くも氷を保つことができるほどの保冷力があるので、
二泊三日くらいのキャンプでも最終日まで保冷剤が溶けずに残るくらいです。
容量は15リットルから35リットルまで選べるようになっています。
水筒を使った氷の運び方・持っていき方
クーラーボックス以外で運動会に氷を持っていくとしたら、
水筒に氷を入れて運ぶのが良いんじゃないでしょうか。
保冷力を高めるためには氷専用の水筒を1つ用意することです。
そして、水筒には氷を目いっぱい詰め込むようにすると、
氷同士が冷やしあってくれるので、
保冷力を長持ちさせることができます。
氷を運ぶ専用の水筒を使う
水筒の中には氷専用の水筒(アイスコンテナー)があります。
内部の冷気が逃げないように構造をしているので、
氷を長持ちさせることができます。