中国湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスはアジアを中心に瞬く間に世界中に感染拡大しています。
日本でもすでに全国各地で感染者が続々と発生し、さらに死亡者まで出てており政府からは「不要不急の外出を控えるように」という異例の声明も発表されています。
またヨーロッパでは日本人や中国人などアジア人に対する偏見・風評被害も見られる中、
気になるのは海外旅行を控えている場合じゃないでしょうか。
直近の3月に新婚旅行や家族旅行などを計画していたものの、
新型コロナウイルスの影響でキャンセルしたほうが良いんでしょうか?それともキャンセルせずに行ったほうが良いんでしょうか?
もしキャンセルせずに旅行に行くならば予防対策で気を付けることはどういった点があるんでしょうか?
新型コロナウイルスで3月の新婚旅行、家族旅行、卒業旅行はキャンセルすべき?
新型コロナウイルスの懸念があるとはいえ、感染が心配される地域に行ったとしても必ずしも感染してしまうわけではありません。
新型コロナウイルスに感染をしているのは、主に免疫力や体力が共に弱っている高齢者だったり、
たまたま風邪を引いたりしていて新型コロナウイルスに対する抵抗力が通常よりも下がっていた人たちが中心と見られます。
もし旅行を決行するならば、
- 交通機関や宿泊代のキャンセル料を払わずに済む
- せっかくの有給を無駄にせずに済む
- 予定していた観光ができる
- 旅行の思い出が増える
などなどのメリットがある反面、デメリットして考えられるのは、
- どこかで新型コロナウイルスに感染するかもしれない不安が常にある
- 感染していたら長期間の隔離生活が続く
- どこまで症状が悪化するのか不安と恐怖がある
- 周りの人に感染拡大してしまう懸念がある
- この状況で旅行に行くと非難される心配がある
といった点が挙げられます。
これらを天秤にかけたうえで、後は自己判断で旅行に行くかキャンセルするかを決めることになりそうです。
ただもちろん、中国本土への運航を当面中止としている航空会社もあり、その場合にはキャンセル手数料なしで払い戻ししてくれることになりそうです。
そしてのないよりも大切なことは、旅行を決行するにしても新型コロナウイルスに感染しないようにしっかりと予防対策をすることが大前提となります。
対象航空会社 | 予約日 | 出発日 | 対象路線 |
中国東方航空 | 1月28日以前 | 1月28日以降 | 全方面 |
上海航空 | 1月28日以前 | 1月28日以降 | 全方面 |
中国国際航空 | 1月28日以前 | 1月1日以降 | 全方面 |
中国南方航空 | 1月28日以前 | 1月28日~3月29日 | 全方面 |
吉祥航空 | 1月28日以前 | 3月29日以前 | 全方面 |
全日空 | 1月28日以前 | 1月24日~3月31日 | 中国本土(香港・マカオ以外) |
全日空 | 1月28日以前 | 1月30日~3月31日 | 香港・マカオ |
日本航空 | 2月13日以前 | 1月24日~3月31日 | 北京首都・上海(浦東)・上海(虹橋) 広州・大連・天津・香港・瀋陽・南京 杭州・煙台・青島・福州・厦門・深セン 武漢・重慶・西安・成都・昆明 |
日本航空 | 2月13日以前 | 1月24日~3月31日 | 北京首都・上海(浦東)・上海(虹橋) 広州・大連・天津・香港・瀋陽・南京 杭州・煙台・青島・福州・厦門・深セン 武漢・重慶・西安・成都・昆明 |
キャセイパシフィック航空 | 1月24日以前 | 2月1日~2月29日 | 中国本土(香港以外) |
キャセイパシフィック航空 | 2月2日以前 | 2月1日~2月29日 | イタリア・フィリピン・香港 |
新型コロナウイルスでana,jalの手数料なしキャンセル対象期間・対象路線
新型コロナウイルスの感染拡大を受けてanaとjalでは航空券のキャンセルについて特別対応を行うことが発表されています。
anaとjalでは共に国内線の航空券キャンセルについては手数料なしで払い戻しされることがすでに発表されていましたが、国際線もキャンセル手数料なしで払い戻しの対象となりました
対象便:日本発着全便
対象期間:2020年2月28日(金)~3月19日(木)
さらに下記の対象便に関しては対象期間がさらに1ヶ月以上長くANAが4月30日まで、JALが4月20日までと発表されています。
北京首都・上海(浦東)・上海(虹橋)・広州・大連・天津・香港・瀋陽・南京・杭州・煙台・青島・福州・厦門・深セン・武漢・重慶・西安・成都・昆明
新型コロナウイルスでキャンセル手数料なし!his,jtbなど
anaじゃjalの発表と前後して旅行代理店でも次々と新型コロナウイルスでキャンセルしても手数料なしで払い戻ししてくれると発表されています。
3月に新婚旅行、家族旅行、卒業旅行などに行くなら早目にマスクやコロナ予防対策を!
自己都合でキャンセルすることなく新婚旅行、家族旅行、卒業旅行など
海外旅行を決行するのであれば、少なくとも新型コロナウイルスの感染予防対策は徹底しておきましょう!
空気感染・飛沫感染する新型コロナウイルスはインフルエンザなどと同じように人が多い場所になればなるほど感染リスクが高まります。
新型コロナウイルス感染を予防するには最低でもマスクは必要不可欠。
さらに下記のようなグッズがあると安心です。
アルコール除菌シート
アルコール除菌スプレー
うがい薬
新型コロナウイルスのキャリア(感染者)が咳やくしゃみをするとウイルスが飛び散ります。
手すりやドアノブなど何気なく触れる場所に新型コロナウイルスが付着している危険があり、
うっかり手で触れてしまうと食事や洗顔などのタイミングで今度は自分が感染する恐れが出てきます。
自分の身の回りは丁寧に衛生を保つ意識が必要ですがマスク不足が社会問題化している今、必要な時にすぐに手に入るとは限らないので、
手に入るうちに早めに準備しておくことをおすすめします
(日本製 PM2.5対応)超立体マスク かぜ・花粉用 ふつうサイズ 50枚入(unicharm)
新型コロナウイルス予防対策にマスク以外の備蓄は大丈夫ですか?
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて1月31日にはすでにWHO(世界保健機構)から「緊急事態宣言」が発表される異常事態となっています。
2014年に世界中で猛威を振るった中東呼吸器症候群(MERS)以来の5例目となる異常事態宣言で、日本政府からも「不要不急の外出を控えるように」という声明も発表されています。
新型コロナウイルスの危険性が高まっている中、海外旅行に行くとなると空港や観光地など人が多い場所に行かざるを得ません。
ワクチン開発には数か月はかかるとみられ、新型コロナウイルスの鎮圧にはまだまだ予断を許さない状況で、新型コロナウイルスのキャリア(感染者)からの空気感染・飛沫感染を抑える効果のあるマスクの着用は必須。
もはや災害レベルの被害をもたらしている新型コロナウイルスの感染拡大はさらに広がることも十分に考えられ、今後は日本国内でさらに感染者や死者の数が増えていき、最悪の場合「不要不急の外出は禁止」といった措置がとられ、諸外国のように学校などの公共機関が閉鎖されるなどの可能性も出てきています。
そうなると単なるマスク不足では収まらずに、飲み水や食料調達といった備蓄品まで売り切れ(品切れ)となり在庫入荷待ちが続く恐れが出てきます。
備蓄品の消費期限は2年・3年と長く続くため、基本的に1度購入しておけば長持ちするので、
下記のような備蓄品リスト・一覧に不足がある場合、今のうちに買い足しておくことをおすすめします。
食品(缶詰、レトルト食品、栄養補助食品、スープ、みそ汁、チョコレート、のど飴など)
飲料水(1人あたり1日2~3リットル)
燃料
鍋・やかん
簡易食器
毛布、タオルケット、寝袋など
洗面用具
使い捨てカイロ、マスク
ラップ、アルミホイル、新聞紙など
ウェットティッシュ、トイレットペーパー
予備のめがね、補聴器など
簡易トイレ
ピースアップ 5人用/3日分(45食) 非常食セット アルファ米/パンの缶詰
驚異の防臭袋 BOS (ボス) 非常用 トイレ セット【凝固剤、汚物袋、BOSの3点セット ※防臭袋BOSのセットはこのシリーズだけ!】 (50回分)
防災セット 地震対策30点避難セット 避難生活で必要な防災グッズをセットした非常持出袋
ハワイ旅行を新型コロナウイルスでキャンセルの口コミ
ハワイ自体では新型コロナウイルスの感染者は今のところ出ていないようですが、ハワイ旅行をした日本人が新型コロナウイルスに感染していたことが発表されています。
外務省の発表によると、1月28日から2月3日までマウイ島,2月3日から2月7日までオアフ島を観光した60歳代の方とのことです。
ハワイ州保健局は、疾病管理予防センターよりハワイに1月28日から2月7日まで滞在した日本からの渡航者が新型コロナウイルス(COVID-19)に感染した報告を受けたことを2月14日に発表しました。
渡航者は2月3日に発熱はないものの、風邪のような症状があったことが確認されています。ハワイ州保健局は報告を受け、情報収集をはじめ、接触者の追跡調査など行い、面接等を積極的に行っていますが、渡航の詳細の情報は限られています。
https://www.allhawaii.jp/htjnews/4084/
キャンセルせずにハワイ旅行に行くとしても、
武漢のある中国湖北省を含む中国に14日以内に渡航歴がある場合にはアメリカ入国不可なのでハワイ旅行もキャンセルせざるを得ません。
追記:
日本からハワイを訪れた男女2人が、帰国直後に新型コロナウイルスの陽性反応が出てことが発表されたため、ハワイでも新型コロナウイルスの感染拡大の懸念が生まれています。
しかもハワイでは検査キットがないことから感染の疑いのある患者の検査を行っていないそうなので、もしかしたらハワイでもすでに新型コロナウイルスの感染者がいる可能性は十分に考えられます。
グアム旅行を新型コロナウイルスでキャンセルの口コミ
グアムでは2020年2月25日時点では新型コロナウイルスへの感染、発症は確認されていません。
ただ新型コロナウイルス感染拡大及び発症を防ぐためにグアム入国の際にはサーマルスキャナーで体温スクリーニングが実施されます。
キャンセルせずにハワイ旅行に行くとしても、
武漢のある中国湖北省を含む中国に14日以内に渡航歴がある場合にはアメリカ入国不可なのでグアム旅行もキャンセルせざるを得ません。
韓国旅行を新型コロナウイルスでキャンセルの口コミ
日本航空(JAL)は1成田ー釜山と羽田ー金浦(ソウル)の韓国線で3月から同月下旬まで順次減便する計画を発表しています。
キャンセルせずに韓国旅行に行くとしても、
武漢のある中国湖北省に14日以内に渡航歴がある場合には韓国入国不可なので韓国旅行もキャンセルせざるを得ません。
追記:2月24日
韓国では新型コロナウイルスの感染者数が833人に上り、2月24日だけで新型コロナウイルスの感染者が231人も増えたことが韓国政府から発表がありました。
追記:3月7日
日本が新型コロナウイルスの感染拡大のために韓国からのビザ免除を一時的に停止し入国制限をしたところ、韓国も同じく日本から韓国への入国制限を実施。
ビザ免除が排除されただけなので、ビザさえ取得できれば日本人でも韓国に入国することはできるものの、韓国旅行を計画している場合、早急にビザを取得しなければいけません。
台湾旅行を新型コロナウイルスでキャンセルの口コミ
日本航空(JAL)は関西ー桃園の台湾線で3月から同月下旬まで順次減便する計画を発表しています。
新婚旅行や家族旅行の他にも、卒業シーズンにもなるので卒業旅行先に台湾旅行を計画していた人も多いんじゃないかと思いますが、
台湾での新型コロナウイルス感染者は日本ほどではないものの20名を超える勢いを見せています。
ただ台湾では24人の感染者は確認されており、日本と同じく新型コロナウイルスの感染リスクが高まっており、予防対策は必須と言えます。