通貨の単位
円（￥）
ドル（＄）
ユーロ（€）
にはなぜ二重線が使割れているんでしょうか？
通貨記号にみられる棒線（縦線や横線）にはなんの意味がある？
通貨の単位（￥,＄,€）なぜ二重線？縦線・横線の意味は？円,ドル,ユーロ
「￥」「＄」「€」などの通貨の単位に二重線が使われているのは、その単位が独自の通貨記号であることを示すためです。これらの通貨の単位は、それぞれ日本円、アメリカドル、ユーロという通貨を表しています。
二重線が使われるようになった理由は、単位を簡単に書き込むことができるようにするためです。たとえば、日本円の単位を表すときに、「円」という漢字を使うこともできますが、それだと書き込むのが手間になってしまいます。一方で、「￥」という記号を使えば、簡単に日本円の単位を表すことができます。
また、これらの通貨の単位が国際的に認知されるためにも、一定の統一性が必要であるため、二重線が使われるようになったとも言われています。
なお、二重線が使われている通貨の単位以外にも、一重線が使われている通貨の単位も存在します。たとえば、「?」は韓国ウォンの単位を表しますが、一重線が使われています。
これらの棒線は、通貨記号を視覚的に区別するためにも使われています。また、通貨を表す文字を簡潔に表現するためにも、棒線が使われることが多く、国際的に認知される通貨記号になっています。
「￥」の横の2本線は「にほん」（2本＝日本）と言う説と、サムライの大小２本の刀を表しているという説があります。が、実は単純にドル、ポンドに習ったといわれています。ふつうに英語で書けば「EN」となるはずなのですが、外国人が間違って発音しないように「YEN」と表記するようになったようです。通貨記号の「￥」は、この「YEN」の「Y」からとったものです。
「＄」については色々な説がありますが、アメリカを発見したスペイン人の貨幣ペソ(pesos) を ps に縮めて模様化したとか、スペインのSだとか言われています。上に縦に引かれている2本の線は「ヘラクレスの2本柱」（地中海と大西洋を結ぶジブラルタル海峡の南と北にある突き出た岩）を表すもの、つまり当時のスペインの貨幣が、ジブラルタル海峡から大西洋を経て、新大陸アメリカ大陸に流入して使われていた時代のなごりといわれています。
「￥」、「＄」などの通貨記号に使われる縦や横の棒線には、それぞれ以下のような意味があります。
￥（円）の二重線（縦線）
「￥」の縦の棒線は、「Y」（円）の略字である「\」の左側の部分を表しています。日本円を表す通貨記号であり、この棒線は、円の円周を表しているとも言われています。
＄（ドル）の二重線（縦線）
「＄」の縦の棒線は、「S」（スペイン）の略字である「＄」の右側の部分を表しています。アメリカドルを表す通貨記号であり、この棒線は、縦にある2本の線が北アメリカ大陸を表し、横の線がその大陸を縦断している国土を表しているとも言われています。
ユーロ（€）の二重線（縦線）
「ユーロ」は、アルファベットの｢Ｅ｣の文字に重ねて２本の平行線が水平に突き抜けています。「ヨーロッパ(Ｅｕｒｏｐｅ)」という言葉の最初の文字「E」をヨーロッパ文明の発端であるギリシャ文字エプシロンからとって、ユーロの通貨記号が生まれました。平行な２本の線はユーロが安定した通貨であるようにという願いを表しています。
ポンド（￡）の二重線（縦線）
イギリスの￡(ポンド)も英語ではpondで頭文字はSなのにLですよね。
これは昔のお金の単位がリブラ(Libra)と呼ばれるもので、この頭文字のLを記号化したものが￡でした。 元々はリブラという名前だったんですね。
そして￡の横棒は天秤の横棒だと言われています。
天秤には「公平と平等」や「正義」などの意味合いがあります。
そしてなぜ￡でポンドと呼ぶかというと、お金の単位が変わるときに、当時の国民は リブラの￡記号=お金 というイメージが強かったために名前がポンド、記号は元のまま￡ということになったようです。
まとめ：通貨の単位（￥,＄,€）なぜ二重線？縦線・横線の意味は？円,ドル,ユーロ
「￥」「＄」「€」などの通貨の単位には、二重線が使われている理由は、それぞれの通貨の綴りの頭文字を表すためです。日本円の「円」は、「en」ではなく「yen」と綴られるため、「y」の頭文字を表すために二重線が使われています1。同様に、アメリカドルの「dollar」は「d」、ユーロの「euro」は「e」を表すために二重線が使われています1。
「￥」「＄」などの通貨記号には、縦や横の棒線がありますが、これらの棒線には、それぞれの通貨の綴りの頭文字を表すために使われています。日本円の「円」は、「en」ではなく「yen」と綴られるため、「y」の頭文字を表すために二重線が使われています1。同様に、アメリカドルの「dollar」は「d」を表すために一本の棒線が使われています1。一方、ポンドやユーロなどは、それぞれの通貨名に由来する記号であるため、棒線は使われていません1。
また、「￥」の横の二本線は、「にほん」（2本＝日本）と言う説と、サムライの大小2本の刀を表しているという説がありますが、実際には単純にドルやポンドに習ったものであるという説もあります。
