日本には第7鉱区という資源地域があってサウジアラビアの10倍にもなる石油・天然ガスを誇る埋蔵量が眠っている?
ただし少なくとも2028年まで待たなければいけないようですが第7鉱区の場所は?そもそも開発はできるんでしょうか?
第7鉱区の場所は?2028年に日本が石油産出国に?
日韓大陸棚共同開発(面積約8万?)問題は次期政府の主要外交課題となりそうだ。現行共同開発協定は50年間効力をもち、2028年6月21日まで有効する。しかし、もし満了する3年前の2025年に日本が終了の意思を通告する場合は、直ちに大陸棚境界をめぐる日中韓3国の激しい海洋角逐戦が展開されると予想される。
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1978年に共同開発区域となった「第七鉱区」は、当時は「大陸棚の延長」で韓国の経済的権益があったのが、その後200海里までの権益を認める排他的経済水域(EEZ)が国際的合意となり、「第七鉱区」のほとんどが日本のEEZ内になりそこにある資源は日本のものになります。
東シナ海の海底に資源が眠っている可能性がある「第七鉱区」は1978年に共同開発区域となった場所。
もし開発するなら昔に韓国と締結した協定により共同開発する必要がある。
しかし 2028年にこの協定の期限が切れる。そして最近の国際裁判所の判断に従えば、この領域は日本の排他的経済水域になる。
現在は領土と領土の中間を領海とするので日韓の条約切れでほぼ全域が日本領海となるので単独で採掘可能になります。
1985年に国際司法裁判所(ICJ)が『リビア・マルタ大陸棚事件』で、中間線を基準にした判決を元にすると、ICJの下した中間線論理では、同協定の共同開発区域の大半が日韓中間線以南の“日本側”大陸棚に設定されるようです。
もっとも本当に資源があるかどうかは判りません。
中国は技術自体はありますが、そもそも第七鉱区に石油というのは推測でしかないので日本と揉めてまで強行するメリットもないでしょう。
近隣に確実に中国領海といえるエリアがないので口出しするのも難しいといった状況です。
第7鉱区の埋蔵量・開発は2028年に日本が石油産出国に?
第7鉱区の埋蔵量についてはサウジアラビアの10倍の天然ガス1千億バレルの原油が眠ってると言われてますが、ほとんど調査されていないので、わかりません。これまで行われた限定的な調査によれば、経済的に引き合うレベルではないかもしれません。
その他、アメリカのシンクタンクの報告書が、中国の推測データをそのまま引用して、ものすごい数字を上げ、それをありがたがっている一部の層が期待を寄せているだけでしょう。
第七鉱区の韓国との協定期限が切れる2028年から日本がサウジアラビアを超える石油大国になる可能性はないでしょう。
1位アメリカ 2位ロシアというあれだけの広大な土地を持っている国には勝てないだろうし、投資しても採算が合わず石油を産出するメリットがそもそもないあkもしれません。
ただ日本が台頭したら世界のバランスが狂って石油価格が暴落する可能性はあります。
これからはクリーンエネルギーの時代ですから日本は国内で賄えるだけの産出だけで良いのかもしれません。
調査して石油なり天然ガスなりで結果が良好なら採掘すればいいし、ないなら漁場として漁をすればいい。
日本は石油だけでなく、メタンハイドレードという天然ガスにも匹敵する資源がいっぱいあります。ある程度場所も分かっています。
調査も進めていて、決して何もしていないというわけではありません。
問題はコストです。簡単に製油所が作れて発掘できる場所に資源がないのです。多くは深海であり、そこに施設を作って発掘して、精製してとなると、輸入して買う値段の3倍から~4倍の値段になってしまいます。
そんな高いガソリン、ガスなんか誰も買いませんよね。企業も何百億、何千億円の設備投資が必要で、ボランティアでやれる仕事ではありません。別に日本に限った話ではなくカナダ、ブラジルにも中東の大油田に匹敵、それ以上のオイルサンド地帯、海底油田がありますが、高コストで中々進まないのです。