これまでの日本酒造りの常識を覆し、業界に革命をもたらした「獺祭」を手掛ける 旭酒造から、
まさに看板商品である獺祭を自主回収すると発表されました。
不純物が混ざっていたとか、口にした人が体調を不良を起こしたという報告があったわけではなく、
本来のアルコール度数と異なる表記だったことが獺祭自主回収の原因ということです。
獺祭の自主回収銘柄は磨き三割九分,純米大吟醸45,等外,等外23の4つが対象
今回の獺祭の自主回収では健康への被害などの報告はないということですが、
計約26万本(一升瓶と四合瓶)も自主回収する規模となっています。
- 磨き三割九分
- 純米大吟醸45
- 等外
- 等外23
の4つの銘柄が対象で、さらに2019年4、5、7月に製造した獺祭だけが自主回収となります。
回収方法について、近日中に公表されるということで、
もし自分の手元に対象銘柄の獺祭があった場合には、
旭酒造のホームページや新聞広告を見逃さないように気を付けましょう。
今回の獺祭の自主回収で対象外の銘柄
- 獺祭磨き二割三分
- 獺祭 磨きその先へ
- 獺祭甘酒
- 獺祭 純米大吟醸 スパークリング45
に関しては、自主回収が発表されていません。
今回の獺祭の自主回収ではどうやら製造工程の一つ「発酵」で
手順ジスがあったようです。
本来であれば発酵過程の終了後にアルコール度数約17度の原酒に加水して
アルコール度数を16度に調整するところ担当者がかき混ぜる作業を怠った結果、
17度程度と12度程度の異なる度数の獺祭が混在した状態で出荷してしまったとのこと。
自主回収するのは獺祭の年間出荷量の3%程度とみられているので、
獺祭は年間を通して900万本近い出荷量となっているんですね。汗