「デリケート(delicate)」と「センシティブ(sensitive)」の違いは?
「デリケート」と「センシティブ」、ほかにも「ナイーブ(naive)」にはどんな違いがあるんでしょうか?
デリケートとセンシティブの違いは?ナイーブは?
日本での解釈ではなく、もともとの英語の意味では、
■「デリケート(delicate)」
微妙な、という意味で、A国とB国との関係は微妙で、いつ戦争に発展するかもしれません、という場合などに使います。
■「ナイーブ(naive)」
ノウテンキ、ぼんやりとしているという意味で、日本では、純心みたいないい意味で使われることが多いですが、もとの英語では、むしろネガテイブな意味で聞くことが多いです。
■「センシティブ(sensitive)」
皮膚などが日にやけて過敏になっているときなどにつかいます。
「慎重な取り扱いが必要」とかです。
まとめ:デリケートとセンシティブの違いは?ナイーブは?
辞書を見るとdelicate と sensitive は類似の意味もあり、お互いに違う意味もあります。
delicateとsensitiveは意味範囲が重なる部分と異なる部分がありますがそれは二つの単語の本来の語幹から来る問題だと思います。
delicateは名詞delicacyの派生語でdelicacyには①(感情、感覚などの)繊細さ、敏感さ
②(他人に対する)思いやり、③(容姿などの)優美さ、上品さ ④(身体の)かよわさ ⑤ごちそう
⑥取り扱いにくさ、微妙さ などの意味があります。
一方
sensitiveは名詞senseの派生語で①(身体的、感覚的に)感じやすい、敏感な
②感度のよい ③気にしやすい、神経質な などの意味があります。
つまり、sensitiveは「感覚的」な意味が基本なのに対し、delicateはより広い意味範囲を持っていると考えることが出来ます。
下の例をご参照下さい。
① a sensitive skin (敏感な肌) /a delicate skin (刺激に対して弱い肌)
② a sensitive film (感度がよいフィルム *ASA800など) / a delicate film ??
(外的衝撃に対して弱いフィルム??)
③ a sensitive child (神経質な子供) / a delicate child (身体がひよわな子供)
④ a matter which must be dealt with delicate approach
「 とても繊細に扱われなくてはいけない問題(取り扱いにくい問題)」
a matter which must be dealt with sensitive approach
?「敏感に扱われなくてはいけない問題」(*日本語でもしっくり通じないように英語でも
はっきりしない文章になります。)
引用:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1310300968
デリケートは、感受性が強いというほか、微妙とか繊細とかいう意味もあります。
センシティブは、もっぱら感受性や感度、敏感さのみをいいます。
外交問題などなら「デリケート」のほうが適していますし、
お肌や感情については、もっぱら外からの要因に反応しやすければセンシティブ(紫外線で日焼けしやすいなど)、
外的要因だけでなく内発的にも原因があるような微妙な状態(ストレスによる発疹や肌荒れなど)だとデリケートのほうがよいかと。