デミウルゴスはアインズを裏切るようなことはないんでしょうか?
デミウルゴスはヤルダバオトとしてアインズに裏切りをしたかのように見せる演出的な作戦がありましたが、アインズに忠誠心はある?
オーバーロードでデミウルゴス裏切りはヤルダバオト?
デミウルゴスは「ヤルダバオト」を名乗りリ・エスティーゼ王国の王都に甚大な被害をもたらしますが、その際、アインズが扮するモモンと敵対をしています。
アインズに対する裏切り行為ともみられますが、『ヤルダバオト』はアインズ発デミウルゴス主導の計画である『魔王作成』の第一段階を含んだ謀略の一環となります。
元々は
1・『魔王』を作成、残虐非道を行わせる。
2・それをアインズが倒す。
3・『アインズ・ウール・ゴウン』の評判を上がる。
というようなマッチポンプ作戦をアインズが思い付き、デミウルゴスに任せた結果『ヤルダバオト(演デミウルゴス)』という仮面の悪魔が生み出されました。
対立までの大雑把な経緯は
1・王都に突如強大な悪魔『ヤルダバオト』が出現、居合わせたアダマンタイト級冒険者チーム『蒼の薔薇』の最高位冒険者二名を殺害する。
2・依頼で王都に訪れていた漆黒の英雄『モモン(演アインズ)』がその現場に遭遇、生き残った冒険者の一人に救援を求められヤルダバオトと戦闘。
3・モモンの圧倒的な力に恐れをなした(という理由で)ヤルダバオトは一時撤退、王都の一角を炎の壁で覆い、召喚した悪魔たちに人々を強襲させ悪夢の一夜を作り出す。
4・ラナー王女を中心とした王族と冒険者組合でヤルダバオトへの反抗作戦が行われ、唯一ヤルダバオトを撃退し得る力を持つモモンが作戦の中核に据えられる。
アダマンタイト級冒険者チーム『蒼の薔薇』は
○ラキュース・アルベイン・デイル・アインドラ(チームリーダーの神官戦士)
○ガガーラン(前衛の戦士)
○イビルアイ(後衛のジック・キャスター)
○ティア&ティナ(忍者の姉妹。元は凄腕の暗殺者)
○リグリット・ベルスー・カウラウ(元十三英雄の一員の“死者使い”)
というメンバー構成。
【ガガーラン】が王都での作戦に参加していたナザリック地下大墳墓に所属する戦闘メイド・プレアデスの一人【エントマ・ヴァシリッサ・ゼータ】と遭遇・交戦。
そこに【ティア】と魔法詠唱者の【イビルアイ】も参戦し、エントマを瀕死の状態まで追い込みますが、突如現れた仮面の大悪魔【ヤルダバオト(演デミウルゴス)】によってガガーラン諸共殺害されてしまいます。
その後紆余曲折あった後、ティアとガガーランは『蒼の薔薇』のリーダーで蘇生魔法すら操る高位の信仰系魔法詠唱者【ラキュース・アルベイン・デイル・アインドラ】によって復活します。
復活後はレベルダウンによって弱体化してしまい修業に励んだりしていたようです。
なおアニメ本編には関係があまりありませんがティア・ティナは元暗殺者の三つ子です、一人は暗殺者集団『イジャニーヤ』の頭領をしています
デミウルゴス裏切りは?アインズに忠誠心は?オーバーロード
結論から言うと、オーバーロードに出てくるアインズの部下は彼に対して絶対的な忠誠心を持っています。
基本的に反逆はありません。
ナザリックに属する存在は創造主である『至高の41人に仕えること』が存在意義の全てです、他でもない彼ら自身がそう明言し本気でそう考えています。
現在至高の存在はアインズただ一人であり、彼には41人分に向けられる全ての忠誠が一つに集中しています。
創造された者たち、召喚された者たち、作成された者たちまで例外はなく、その忠誠心は己の命や感情全てに勝ります。
至高の存在の役に立てるなら心の底から歓喜しながら死ぬことが出来ますし、そこに一切の迷いはありません。
また自らの存在が至高の存在の邪魔になると判断した場合は止められない限り積極的に自害しようとします。
彼らにとって最も喜ばしい事は創造主たちの役に立てることであり、次が相手をしてもらえること。
個々に感情や趣味嗜好などはありますが…それらを全て凌駕するのが創造主たちへの忠誠なのです。
滅私奉公だと言う言葉をはるかに超えた、至高の存在の狂信者がナザリックの守護者やプレアデスたちなのです。
戦闘能力のないメイドですらそこは全員一人残らず共通しています。
ただ…基本的には裏切りの可能性はないナザリック勢ですが例外もあります。
それは直接の創造主(アウラ&マーレならぶくぶく茶釜)が離反・反逆を命じた場合です。
被造物である守護者達やプレアデスの忠誠の順位は
『自らの創造主>アインズ(ギルド長)≧その他至高の存在』
となっています。
アインズは『ギルド長』という立場と『最後まで自分たちを見捨てなかった存在』として他のギルメンよりは上位にあると考えられますが、一方で直接の創造主を超えることはできません。
なのでもし創造主が異世界にいてアインズと敵対しており「モモンガを殺せ」などと命令を下せば離反しアインズを殺そうと動きます。
これは
【設定を書き換えられたため例外となったアルベド】
【元々アインズが創造主であるパンドラズ・アクター】
以外の全員が当て嵌まると言えることです。
なお、それぞれアインズに対しては最後まで残ってくれた事や異世界において有能さを示したり(誤解)優しくしてくれたり、大事にしてくれたりで好感度が大分上がっているので、創造主に命じられれば裏切ってもやはり葛藤はするようですね。
もし今ウルベルトが「アインズを殺せ」とデミウルゴスに命じると、デミウルゴスはアインズに玉座の間に全NPCを集めてもらった上で、単身で戦いを挑むそうです。
ただ、マーレなどは相手に向ける感情や好悪なのか分かりませんが「プラスかマイナスしかない感じ」とのこと
またシャルティアのように洗脳というパターンはありますが、本人の意思ではありませんし明確に離反・反逆とは言えないでしょう。
デミウルゴスも基本「アインズ様に褒められたい」、「必要とされたい」と思っているのです。
そこら辺はアニメでも尻尾をふりふりとまるで犬のように褒めて褒めてオーラを出していました。
デミウルゴスはアインズ様の考えを説明させてもらえるのが本当に嬉しいし、質問されるのは自分の知能を試されていると考えています。
それでアインズ様の考えを読んで(結果勘違いですけど)皆に説明します。
説明が終わってアインズ様を伺うと
「さすがだな・・デミウルゴスよ。」
このときがデミウルゴスは至福の瞬間でしょう。