ディズニーとピクサーの違いは?
ディズニーとピクサーのアニメにはどんな違いがあるんでしょうか?
ディズニーとピクサーの違い
ディズニーとピクサーの違いについて詳しく説明いたします。
ディズニーとピクサーの歴史と起源
ディズニーとピクサー作品の傾向と特徴
ピクサーのディズニー内での位置づけ
映画制作会社としての位置づけ
簡単に言うと、ディズニーとピクサーは別々の歴史と起源を持ち、異なるアニメーションの制作傾向があります。ディズニーは伝統的な手法と幅広い事業展開で知られる一方、ピクサーはCGアニメーションのパイオニアとして、オリジナリティあふれる作品を制作しています。そして、ピクサーはディズニーの子会社であり、独立しているアニメーション制作会社です。
ディズニーとピクサーの歴史と起源
ディズニー: ウォルト・ディズニーとロイ・ディズニーによって創立された、アメリカの巨大なエンターテインメント企業で、最初はアナログアニメーションから始まり、現在は多岐にわたる事業を展開しています。
ピクサー: もともとはコンピューターを販売していた企業で、その後フルCGの映像作品制作に進出した会社です。ジョージ・ルーカスが設立した映画制作会社ルーカスフィルムのコンピュータアニメーション部門から派生しました。
ディズニーとピクサー作品の傾向と特徴
ディズニー: お伽話やマーベルなどを題材にし、基本的には人や現実にいる動物が主人公となる作品が多いです。また、ディズニーは歴史的なアニメーションの制作会社であり、伝統的な手法での映画制作が特徴です。
ピクサー: 完全なオリジナルストーリーが多く、モンスターや車、感情など無生物や現実にいない生き物が主人公となることがよくあります。ピクサーはCGアニメーションの先駆者であり、先進的な技術を駆使して映画を制作しています。
ピクサーのディズニー内での位置づけ
ピクサーはディズニーの子会社であり、ウォルト・ディズニー・カンパニーのスタジオ・コンテンツ部門に所属しています。
ピクサーは独立したアニメーション制作会社であり、ディズニー・アニメーション・スタジオとは別々の会社です。ただし、2006年にディズニーに買収され、完全子会社となりました。
映画制作会社としての位置づけ
ディズニー: ウォルト・ディズニー・スタジオやウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオを含むスタジオ・コンテンツ部門によって映画の制作を手がけています。
ピクサー: 独立したアニメーション制作会社で、ディズニーに買収される前はディズニーと協力して制作された「トイ・ストーリー」などの大ヒット作品を生み出しました。
ディズニーとピクサーのアニメ映画の違い
ディズニーとピクサーのアニメ映画の違いは主に権利関係が上げられます。
ピクサーとディズニーは元々別の会社です。ディズニーが傾いた時、元々ディズニー出身者によって作られたピクサーが助け船を出し、ピクサーの制作陣、経営陣がディズニーをコントロールする代わりに、ディズニーの子会社としてピクサーが合併する形になりました。
要するに、ピクサー側が主導権を握っているのが今のディズニーです。
ピクサーが子会社としてディズニーを立ててるのは、先に書いた通り、元ディズニー出身者で作られた会社であること、そしてディズニーブランドの方が色々と便利だからでしょう。しかし、ピクサーはピクサーで、オリジナルで頑張ってきた気概はあるし、その後、もしディズニーと別れた際に自分たちが作ってきた作品は守りたい。だから、ピクサーは自分たちがメインで作った作品はちゃんと権利を主張しているのだと思います。
ディズニー主体で作る長編アニメは
「ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ」が制作
CGをメインにしている長編アニメは
「ピクサー・アニメーション・スタジオ」が制作
ではアナ雪やベイマックスはCGなのになんでピクサーじゃないのかというと、「ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ」がCGをメインにしてしまったって言ったほうが正しいです。
もともとは手描き主体でしたが、コストやスケジュール、顧客が求めてる物ををすり合わせたときに、手描きではなくCGに移行してしまったのです。
このことで
「ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ」で作ってるCG映画と「ピクサー・アニメーション・スタジオ」で作ってるCG映画が同時に存在することになります。
ディズニーとピクサーの違いまとめ|アニメ映画でどっちが買収?
ディズニーとピクサーは元々は完全に別会社だったので、比べることに意味はありません。
ピクサーの作った作品の配給をディズニーが担当していた、という感じです。
ピクサー社は第1作の「トイ・ストーリー」から一貫してフルCGで作品を作っていますので、当初はフルCGはピクサー作、従来通りの手描きのアニメーション作品がディズニー作ということで割と分かりやすく分かれていましたが、ディズニー作のものもフルCGがだんだん出てきてからは作品だけを見て見分けるのは無理になりました。
また、ピクサーがディズニーに買収されて完全に子会社になってからは、人的な交流も行われたおかげで、より一層似た作風のものが増えたと感じます。
ディズニー作の「シュガーラッシュ」や「ベイマックス」はテーマ的に最初予告を見たとき私はピクサーかなと感じましたし、ピクサー作の「メリダとおそろしの森」などはピクサーにはめずらしくプリンセスが登場しますね。
結局のところ、制作チームがどちらの会社の所属かという違いになので、作風やテーマではどちらの会社の制作かは分けられません。