アニメを分割2クールで放送理由はなぜ？
分割2クールってどういう意味で分割2期と違いは？
分割2クール放送の理由はなぜ？分割2期と違いは？
分割2クールは最初から二期を制作する事が決まっている作品です。
諸事情により1クールを放送して、間を空けてまだ1クールを放送する形態です。
通常アニメは1クール（約3ヶ月、約12話）単位で放送され、多いのは1クールか2クールの放送です。
本来2クールのアニメは、ぶっ続けで半年間、放送するアニメのことです
そして、その1クールや2クールのアニメで人気が出ると、続きである2期が作られる場合があるという訳です。
で、分割2クールというのは特殊な例で、1期の2クールを、2回の放送時期に分けるということです。
ぶっ続けで放送するわけではなく、間に何ヶ月(それも三ヶ月や半年)開けて、2クール目を放送することです。
例えば1月から3月と、7月から9月という具合にです。
通常の2クールとの違いは、上記の通り、2回に分けて放送すること、2期との違いは、売上や人気に関わらず、既に完成しているもの、あるいは諸事情によって完成が遅れたものを2回に分けて放送することです。
分割2クールと分割2期の違いについては意味としては同じ場合もあります。
分割二期を分割2クールと呼ぶ人達もいます。
ですが、分割作品が常に2クールとは限りません。
珍しいですが、分割4クールもあります。
分割二期だとクール数一切関係なく、使用出来ます。
分割作品も前半を一期、後半を二期と呼びます。
一度、最終回を迎えて、その後に続きが放送されるのを二期と呼ぶのですから、分割を二期と呼ぶのは正しいでしょう。
アニメで分割2クールが増えている理由は赤字リスクの分散と、アニメ会社の製作スケジュール負担軽減です。
最初から２クール放送する予定で、作品の質を落とさないために、放送時期に空きを入れて、後半部分の製作時間やスタッフのリフレッシュに時間を充てるものです。
今のアニメはＢＤ・ＤＶＤを売って初めて利益がでる（売れなければ赤字になる）パッケージ商品です。
良識的な製作者はできるだけ予算内でクオリティーの高い作品（商品）を作りたいと考えています。
その為に（特に時間の掛る作画の）質を高水準で維持したいと考えています。
またテレビ局の放送枠がそもそも1クール単位の販売を行うことが主流になったことと、複数クールのスポンサードを行う企業が減ったことが要因と考えられます。
評判(売上げ)が予定よりも振るわないと損失が発生するので一旦終わらせて評判がよほど悪くない限り続きを作るといった事をしています。
第一クールと第二クールの間でも商品展開が見込めるし、最終的に第一クールの最初と第二クールの最後がかなり長期間になるため、総合的に見ても関連商品が売れやすくなります。
