読書感想文を書くコツは書き方を覚えてしまえば意外と簡単だったりします。
読書感想文が苦手で書けないという中学生・高校生におすすめの読書感想文の書き方をまとめています。
読書感想文の書き方コツ!苦手で書けない中学生・高校生は必見!
読書感想文が書けない人へ。
「読書感想文ってどうやって書いたらいいかわからない!」という人、宿題で読書感想文が出るたびにゆううつになっちゃう人のために、書きやすい方法を考えてみました。どんなに作文が苦手な人でも、うまくいけば、コンクールなんかに出されちゃうかも…?!
注意
- ※あくまで、個人的な考えをもとに書いているので、人によって違うと思うところは、どんどん変えてください。
※これは、「書きやすい書き方」の一例なので、文章を書くのに慣れている人は、分析や評論なんかも加えて、レベルUPしたものを書くのが良いかと思います。
読書感想文の本の選び方
- 普段本を読まない人は、何を読んだらいいの?と思いますよね。読書感想文を書くために発表される「推薦図書」がありますが、あれは面白くないものが多いので、一応避けるのが無難です。
選ぶポイントは…
ポイント
- ☆国語の教科書に載っている話
(比較的年齢にあっていて、解説なんかも多いのでわかりやすいはず)☆映画の原作本
(映画やドラマなどの原作になった話ならとっつきやすいのでは?)☆困ったら、重松清!!
(重松清の本は、基本的に中学生~高校生向けで、「友情」や「家族」がテーマのものが多い上、作品もたくさんあるので、選びやすくかつ書きやすいです)
*おすすめの本の例 (中学生~高校生向け)*
『カラフル』森絵都 (読みやすくて、ラストはちょっぴり感動)
『きみの友だち』重松清 (思いっきり「友情」テーマで書きやすい)
『カンニング少女』 黒田 研二 (面白い!テーマは「友情」?)
『アルジャーノンに花束を』 ダニエル・キイス
(名作なのに面白い。その上書きやすい。)
読書感想文の書き方(書き出し)
- それでは、実際に感想文を書いてみましょう。(例:シンデレラ)
*書き出し…小説の一部を抜き出す。
(例)「何ということだ!」お城の使いは思わず声を上げました。ガラスの靴は、シンデレラにピッタリだったのです。そばで見ていた継母や姉たちも、驚いてシンデレラを見つめました。
(※カギカッコ「」から始めるとなお良いです^^)
*書き出しの続き…抜き出した部分について自分の考えを書く。
(例)その瞬間、私は今自分がシンデレラであるかのような気分になった。今までずっと幸せになれなかったシンデレラが、やっと夢を叶えることができる。そう思うと、自然と涙がこぼれた。
(※自分が物語にのめり込んでる感じで書くのがポイント)
*本文1…本を選んだきっかけ、読み始めたときの感想を書く。
(例)昔からお姫様が出てくるお話が好きで、本を読んではなりきって遊んでいた。そんな私に、母が薦めてくれたのが、『シンデレラ』だ。最初は、継母につらく当たられ、大好きな父親も死んで、不幸になっていくシンデレラがとてもかわいそうで、読むのが辛かった。何度も、途中で読むのを止めようかと思った。
(※↑こんな風にエピソードを入れるとリアルになるので、嘘でもいいから入れてみましょう。別に悪い嘘じゃないですから)
*本文2…自分の体験を書く
(例)私は小さい頃いじめにあって、シンデレラのように一人で寂しい思いをしていた。だから、シンデレラの気持ちがとてもよくわかった。過去のことを思い出して、悲しい気持ちになったりもした。それでも、過去の自分に負けたくなくて、どんどんページをめくって、物語を読み進めていった。
(※事実を入れながら書くと、書きやすいです。文章が苦手な人でも、自分の話なら書けますよね)
*本文3…書き出しの部分に戻る
(例)そしてクライマックス、ガラスの靴をはいて、王子様の結婚相手となれたシンデレラ。今まで不幸だった分、幸せになれたことが嬉しくて、自分がお姫様になったかのような気分だった。
(※最初に書いたことに新しく感想を付け足す)
*本文4…その本を読んで、自分がどう変わったかを書く 。
(例)あのとき、「私にはかせて下さい」と名乗りを上げたシンデレラに勇気を与えられた。いじめられても、相手に「やめて」と言えなかった自分が恥ずかしくなった。
(※嘘でもいいから、書く。何度も言いますが、悪い嘘ではないんですから)
*終わり…きれいな感じで締めくくる。
(例)これからは私も、シンデレラのように、自分の夢をつかむために勇気を出せる人間になりたいと思った。
(※これからどうしたいか、など、自分の将来や夢について書くこと)
ポイント
- ☆「あらすじ」は書かないこと!
どうしても書きたいなら書けばいいですが、評価は下がります。
☆自分が物語にのめり込んでいるように書くこと。
(例)「まるで自分が主人公になった(その世界に入り込んだ etc.)ような気持ちになった」
☆嘘でもいいから、感動した理由、体験談、読んでいるときに感じたこと、 読んだ後に感じたことなどをどんどん書くこと。
☆↑の書き方をアレンジして、例えば「心に残った台詞」を中心に書くなど、色々工夫してみてください。
読書感想文を書き終わったら…
- 最後の仕上げです。ファイト!!
*タイトルをつける
「○○を読んで」のようなタイトルが基本ですが、 せっかくなのでもっと工夫してみましょう。
(例)「シンデレラと私」
「シンデレラにもらった勇気」
「私にとっての“ガラスの靴”」 etc…
*推敲をする
誤字・脱字がないか、文章がしつこくないかなどをチェックします。
直接書いてしまうと直すのが面倒なので、最初はPCのワードなんかを使う方が楽だと思います。
さてさて、原稿用紙は埋まりましたか?
以上のことを参考に、楽しい感想文を書いてくださいね!