ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)バンタム級決勝は
日本が誇る井上尚弥と日本でも人気の高い5階級制覇のノニト・ドネアによって争われ、
12ラウンドまでもつれこんだハードパンチャー同士の死闘は
- 117-109
- 116-111
- 114-113
「3-0」で井上尚弥がノニト・ドネアに判定勝ちを決めました。
試合後、ドネアは病院で診断を受けて体に問題がないか確認をすべく病院に直行したため
公式会見には見せなかったものの、一夜明けた翌日にインタビューに応じた内容が話題となっています。
井上尚弥戦(WBSS)でドネア最大のミスとは?
さいたまスーパーアリーナで行われたドネア・井上尚弥戦は
フジテレビのみならずNHKまで生放送で中継を行い、
最も安い席でも1万円の汗腺チケットが完売し2万人超の大観衆に包まれてました。
診察で特に異常は見られず安心して家族のもとに戻ることができたというドネアですが、
インタビューで試合中にミスをしていたことを告白しています。
当初のゲームプランを間違えたり、パワーに頼りすぎてしまったことの他、
最大のミスは9回に起きたようです。
ドネアの右ストレートが井上尚弥の顔面をとられて姿勢を大きくぐらつかせたシーンで
ダメージが残る井上尚弥が反撃してきたところでのカウンターをドネアは狙っていたそうですが、
予想は外れて井上尚弥からの反撃がないままラウンド終了。
もしあの場面でドネアからもっと井上尚弥に詰めていき、
パンチを打ちこんでいたら倒せたかもしれないし、
セコンドからも「パンチを打て」と指示は出ていたとのこと。
井上尚弥戦(WBSS)のドネア最大のミスに関するツイッターの反応
11ラウンドには井上のボディーアッパーで左脇腹をえぐられると、たまらずうしろを向き、
リングを半周ほどして苦しみながら両膝をつくシーンもありましたが、10カウントだったようにも見えましたね。
ただ、井上尚弥の決して万全だったわけではなく、2回にはロープにつまったところで顔面を痛打されると、
右のまぶたを切ってしまい、そこから12ラウンドまで相手が二重に見えていたとのことなので、
ドネアとの勝負は本当に紙一重の差だったのかもしれませんね。