「鋼の錬金術師(ハガレン)」でエド(エドワード・エルリック)の銀時計に刻まれていた「Don’t forget 3 OCT 11」の意味は?
「Don’t forget 3 OCT 11(忘れるな 11年10月3日)」と書いてありましたが、その日は何をした日なんでしょうか?
Don’t forget 3 OCT 11の意味は?鋼の錬金術師(ハガレン)
「鋼の錬金術師(ハガレン)」で「Don’t forget 3 OCT 11」の意味は旅立ちの日の決意を忘れるなという意味です。
エド達がリゼンブールの家を焼き払ったのが10月3日である事が公式設定として公開されていて、エドとアルが自分たちの家を燃やして退路を断ち、旅立った日のことです。
1911年10月の初旬にエドが国家錬金術師資格を取得し、10月3日にアルとともに家を焼いて旅に出ました。
母親の人体錬成に挑んだのはその前年です。
エドワードの生まれた年は(原作だと)1899年です。11という数字を1911年のことだと仮定するとエドワードは12歳、すなわち国家錬金術師の資格を取った年と一致します。
「あのときの決意と思いを忘れるな」という自分への戒めを込めてエド(エドワード・エルリック)の銀時計に刻んでいました。
そもそもエド達にとって母トリシャを錬成しようとした事とそれにより肉体を失ってしまった事は、忘れようも揺らぎようもない強い強い現実であると同時に
旅立つ事にした理由そのものでもあるので、わざわざ銀時計に刻まずとも忘れる事もブレる事もありません。
彼らが恐れたのは母を錬成しようとした罪を忘れてしまう事ではなく、身も心も軍の犬に成り下がってしまう事でした。
エド達にとって軍入りとは肉体を取り戻す方法をより効率的に模索するための方法でしかなく、性根から軍の犬に成り下がり国家にしっぽを振って錬金術をお国のための武器に使うようなつもりは毛頭ありませんでしたから。
軍入りして、軍の権力や行動力や費用や資料を使って、肉体を取り戻す方法を模索するけど
でもそれはあくまでも自分達の目的をよりスムーズに達成するための手段でしかない。
魂も決意も売り払って軍のお膝元にへつらう犬に成り下がるような真似はしない。
家を焼き払い戻る家すら始末してまで旅立ったあの日の決意を忘れるな、俺達は軍の犬になるのではなく目的達成のために軍入りするだけだ
……という決意を、敢えて軍の犬の証である銀時計に刻む事で
より強く「あの日の決意を忘れるな(軍の犬に成り下がるんじゃなく目的を達成するために軍入りしたんだぞ)」という思いを胸に刻んだ訳です。