ドライアイスを食べるとどうなる?人体の影響は?氷代わりに飲み物に入れるのは危険?

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ドライアイスを食べるとどうなる?人体にはどんな影響があるんでしょうか?

氷代わりにドライアイスを飲み物に入れて飲むとは危険?

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ドライアイスを食べるとどうなる?人体の影響は?

ドライアイスは非常に特別な物質で、絶対に口に入れて食べてはいけません。その理由を詳しく説明しましょう。

ドライアイスは固体の二酸化炭素(通常の氷とは異なる物質)で、非常に低い温度で保管されています。通常、ドライアイスの温度はマイナス78度と非常に低く、これは人体にとって極めて危険な温度帯に属します。ですので、ドライアイスを口に入れると、以下のような危険があるのです。

粘膜への損傷

ドライアイスは非常に低温であり、口の中に入れるとすぐに粘膜にくっつき、取れなくなります。この結果、舌や頬の粘膜が非常に低い温度で冷却され、組織が凍傷を起こします。凍傷は深刻な組織損傷を引き起こし、外科的な手術が必要になることがあります。口の中に大きな穴ができる可能性も考えられます。

消化器官への危険

ドライアイスを飲み込むことは、非常に危険です。胃は消化器官で、ドライアイスの極端な低温にさらされると、胃の粘膜や筋肉が壊死する可能性が高まります。これにより激しい痛みや合併症が引き起こされるでしょう。

二酸化炭素中毒

ドライアイスは二酸化炭素の固体形態で、口に入れると二酸化炭素が発生します。高濃度の二酸化炭素を吸い込むことは、呼吸中枢に毒性をもたらし、呼吸が停止する可能性があります。これは命にかかわる危険があることを意味します。

膨張と窒息

ドライアイスは気化する際に非常に急激に膨張し、爆発の危険性があります。口に入れると、ドライアイスが膨張し、口や喉を傷つける可能性があります。また、膨張した二酸化炭素ガスは呼吸を妨げ、窒息を引き起こす可能性があるため、生命に危険を及ぼすことが考えられます。

ドライアイスを氷代わりに飲み物に入れるのは危険?

ドライアイスは二酸化炭素を固体化させたものなので、それを直接何かの飲料に入れて飲んでも何か毒性が有るわけではありません。

ですので身体に害が有るかと聞かれれば「無い」という回答になりますが、実は衛生上の問題からあまりお奨めはしません。

ドライアイスを製造する時に、二酸化炭素に強い圧力をかけます。

しかしそれだけだとパウダー状のドライアイスが出来てしまい、そのままでは使いにくいので氷のように固める必要があります。

このように固める作業を行う時に水を使うのですが、ドライアイスは食用とは想定されていなので、衛生管理された水が使用されているとは限らないのです。

また、飲料中にこの水が溶け出して味が変化したり、うっかり口に含むと凍傷をおこすおそれもあります。

さらに、ドライアイスを吸い込むと、二酸化炭素中毒になる可能性があります。二酸化炭素は、空気中にも含まれていますが、濃度が高くなると、呼吸が止まってしまうことがあります。

まとめ:ドライアイスを食べるとどうなる?人体の影響は?氷代わりに飲み物に入れるのは危険?

ドライアイスは、二酸化炭素をマイナス78℃まで冷やして固めたものです。とても冷たいので、素手で触るとすぐに凍傷になります。

もしドライアイスを口に入れたら、どうなるのでしょうか?

口の中は水分があるので、ドライアイスはすぐに舌や頬の粘膜にくっつきます。そして、ドライアイスが完全になくなるまで、くっついた部分は-78℃の低温で冷やされ続けます。

その結果、粘膜だけでなく、深層の筋肉層まで凍り付き、重度の凍傷になる可能性があります。治療には、壊死した部分を切除する外科的手術が必要になるかもしれません。

また、ドライアイスは、二酸化炭素の固まりです。ドライアイスが気体になると、750倍の体積に膨らみます。

もし、ドライアイスをそのまま飲み込んだら、胃の中で気体になって膨らみ、胃や腸を破裂させてしまう可能性があります。

さらに、ドライアイスを吸い込むと、二酸化炭素中毒になる可能性があります。二酸化炭素は、空気中にも含まれていますが、濃度が高くなると、呼吸が止まってしまうことがあります。

このように、ドライアイスは、とても危険なものです。決して口に入れたり、吸い込んだりしないようにしましょう。

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