銅と希硫酸の化学反応式は?反応しない?

スポンサーリンク
当サイトはアフィリエイト広告を使用しています。
デフォルト 0未分類

銅と希硝酸の化学反応式は?

希硫酸に銅をいれても反応しない?

スポンサーリンク

銅と希硫酸の化学反応式は?反応しない?

銅と希硝酸は反応しません。希硫酸には酸化力がないからです。(濃硫酸にはあります。)

金属に酸を加えて水素が発生するのは、イオン化傾向が水素より大きい金属のときです。イオン化傾向が水素より小さい場合には、別の反応によって溶けるわけです。

銅や銀といったイオン化傾向が水素よりも小さい金属を酸化させる際、

希硫酸ではなく熱濃硫酸でなくてはならないのは、実質的に酸化剤として働く物質が三酸化硫黄SO3であり、これは硫酸分子が加熱されて脱水することで生じる物質だからです。

硫酸を加熱してSO?が発生する脱水反応は以下の式で表されます。

H2SO4 ⇔ SO2 + H2O

このとき、分解するH2SO4はHが電離していない”硫酸分子”である必要があるので、加熱する”硫酸”は、殆ど電離していない「濃硫酸」でなければなりません。

希硫酸ではH2SO4がほぼ完全に電離し、(HSO4)-や(SO4)2-になってしまっており、加熱しても上述の分解反応は起きません。よって、希硫酸ではたとえ加熱したとしても銅を酸化させることは出来ません。

ちなみに、酸化銅は塩基性酸化物なので、酸である硫酸と反応します。

金属銅(酸化数ゼロ)を酸化して塩を形成するには酸化力の強い硝酸や熱濃硫酸が必要ですが、すでに酸化が済んでいる酸化銅(たぶん酸化銅(II) CuO)なら、希硫酸で充分溶けて硫酸銅になります

タイトルとURLをコピーしました