Dr.STONE(ドクターストーン)で
「靴紐を結ぼうとしゃがんだら下に硫化水素が溜まってて死んでしまった」
といったエピソードがありましたが、本当にあった話しなんでしょうか?実話?
ドクターストーンの硫化水素は実話?靴ひもしゃがんで結んで死亡
Dr.STONE(ドクターストーン)で硫化水素の濃い地帯だと、硫化水素は空気よりも重く地表近くにたまることから
「靴紐結んでて気づかないうちに〇ぬぐらいやばい」みたいな話しが出てきます。
硫化水素(H2S)は毒性は強く、800ppm以上の濃度のガスを吸入すると即死します。他の有毒ガスに比べ影響が出るのが非常に早い。
無色で、腐った卵のようなにおいのするガスで、硫黄泉などの温泉からも発生します。
硫化水素とは - 硫化水素除去フィルター コルライン
硫化水素の発生場所、人体に与える影響、電子機器に与える影響について記載しています。電子機器は臭わない濃度の硫化水素でも影響が出るので注意が必要です。そのほかにも、硫化水素の抑制方法、測定方法についても記載しています。
脳が酸素を利用するために必要な酵素の働きを阻害し酸欠と同様の状態に陥り死に至ります。
硫化水素のにおいは刺激が少ないため我慢しやすく脱出などが遅れがち。
100ppmを超える濃度で30分を過ごすと、自力で脱出できない状況になります。
車とか風呂場とか密閉された空間で硫化水素ガスを発生させるとそのぐらいになり即死or即時に意識混迷状態になり死にいたることになるでしょう。
火山地帯などでは低いところに硫化水素が溜まっていて死亡事故、というのは実際にあります。
「苦しまずに○ねる」とインターネット上にはこうした文言とともに具体的な方法が紹介され、有毒ガスが外部に漏れ出すなどして、家族や近隣住民らが巻き込まれるケースが多発しています。
高校の化学では硫化水素を発生させる問題も出題されることが多く、基本的には硫化鉄(Ⅱ)に希塩酸または希硫酸を加えて発生させます。
FeS+2HCl→FeCl2+H2S FeS+H2SO4→FeSO4+H2S
問題で出てくる時は希硫酸の方が多いようです。
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