ドラマ「フォールアウト(Fallout)」について解説。
「フォールアウト」は、人気ゲームシリーズ「フォールアウト」を原作とした実写ドラマで2023年11月にAmazon Prime Videoで配信が開始。
Vault4の黒板シーンで語られるシェイディサンズの崩壊と核攻撃自体は別の時系列?
パパはvault-tecの役員で、vault31でコールドスリープして32,33で実験をしていたんでしょうか?
フォールアウト(ドラマFallout)設定ネタバレ解説
ドラマは、核戦争後の23世紀を舞台にしています。核戦争によって世界は荒廃し、生き残った人々は放射能汚染された土地で生活を余儀なくされています。
■主要な勢力
ニュー・カリフォルニア共和国(NCR): 西海岸を拠点とする勢力。核戦争後の混乱の中で誕生し、徐々に勢力を拡大しています。
BOS(Brotherhood of Steel): 高度な技術を持つ組織。パワーアーマーと呼ばれる装甲服を装備し、テクノロジーを独占しています。
レイダー: 暴徒化した人々の集団。略奪や殺戮を行い、各地で勢力を張っています。
グール: 核放射線によって変異した人間。不死身ですが、知性を失い、凶暴化しています。
フォールアウト(ドラマFallout)ネタバレ解説|シェイディ・サンズの壊滅が矛盾?
ドラマ「フォールアウト(Fallout)」制作者は、ドラマはゲームの直接的な続編ではなく、独自の設定に基づいて制作されていることを強調しています。
ゲームの設定との矛盾については、ドラマ独自の解釈であると説明しています。
たとえば、NCRの首都のシェイディ・サンズが2277年に核攻撃を受けて壊滅し、2296年時点で司令部も風前の灯のような拠点でかつBOSからの攻撃でほぼ壊滅状態のような感じです。
Fallout NV(2281年)はNCRはかなり大規模な組織なのでかなり矛盾しそうですが海外メディアの指摘だと、Vault4の黒板シーンで語られるシェイディサンズの崩壊と核攻撃自体は別時系列の可能性があるとのことです。
シェイディサンズ崩壊と核攻撃の図が一応区切られてるため、それぞれの事象が同じ2277年に起きたわけではないという解釈らしいです。
この場合、核攻撃はNV終了後から数年間のあるタイミングで発生すると考えれば辻褄自体は合います。
NCRの衰退についてはあくまで推測程度のものです。
NCRの国力自体はNV時点でかなりのものですが、NVのエンディング分岐によってはニューベガスの利権を失うことにもなり、結果的に何十年も続けて来た勢力権拡大が失敗に終わり、それに伴い膨大な財政赤字を抱えてしまいます。
さらに西側BOSが東側BOSと合流を始めたことで勢力争いが本格的に激化し、おまけにVault31の連中に首都を核攻撃され、本格的な衰退期に陥ったと考えられます。
フォールアウト(ドラマFallout)ネタバレ解説|fallout new vegas
NCRも壊滅していましたし、ニューベガスも荒廃してましたが、fallout new vegasについて公式がNewVegasも正史に組み込んであるとの声明があったので、普通にドラマ版でも設定は踏襲されるはずです。
作中でニューベガスが出てきたシーンは最後の遠景ショットぐらいで、廃墟そのものになってるかどうかまでは確認できなかった気がします。
そもそもストリップ地区以外はほぼ瓦礫の山なので、夜の照明なしじゃ外から見れば廃墟にしか見えないと思います。
最終話のスタッフロールアニメーションもそこまで情報量は多くなかったですし、ニューベガスに関してはあまり情報はなかったですね。
シェイディ・サンズについて|フォールアウト(ドラマFallout)
シェイディ・サンズは、ドラマ「フォールアウト」に登場する架空の都市です。
新カルフォルニア共和国(NCR)の首都で初代「Fallout」ゲームでは、プレイヤーが最初に訪れる場所の一つとして登場し、Vault15からGECKを持ち出した人々によって建設されました。
- NCR発祥の地: Vault 15からGECKを持ち出した人々によって築かれた。
- NCRの政治拠点: NCRの首都であり、議会や大統領官邸などの政治機関が所在する。
- 大都市: 人口数万人を誇る大都市に成長している。
- NCRとカーンズの確執: カーンズがレイダーと化してシェイディ・サンズを襲っていたり、NCR大統領タンディを誘拐していた過去があり、現在も確執が残っている。
■重要人物
アラデシュ: Vault 15から脱出した村長。NCRの基礎となる都市同盟を締結する。
タンディ: アラデシュの娘。NCR大統領として多くの事業を成し遂げた。
■シェイディ・サンズの歴史
2142年: Vault 15から脱出した住民によって設立される。
2161年: NCRの前身となる都市同盟を締結する。
2241年: 人口が数万人に達し、戦後のアメリカ最大の居住地となる。
2277年: ドラマの時点では、NCRとカーンズの間に確執が存在する。
この街は、Vaultの住人たちによって救われた逸話や、NCRの基礎となる都市同盟を締結するために尽力した村長アラデシュ、NCR大統領として多くの事業を成し遂げたその娘タンディなど、NCRにとって重要な人物にゆかりのある場所です。
シェイディ・サンズは、放射能の影響で荒廃したアメリカの中で、最初に「ゼロから建てられた」都市の一つです。Vault15からのグループによって2142年に設立され、GECKの力で自給自足のコミュニティを確立し、アドビ建築を建てました。2240年代には、この小さな集落は成長し、拡大し、新カルフォルニア共和国(NCR)という、戦後アメリカで最も影響力のある政治勢力の一つを形成しました。
2161年には、シェイディ・サンズは小さな繁栄した集落に過ぎませんでしたが、ラドスコーピオンの脅威やカーンの襲撃など、さまざまな問題に立ち向かいました。これらの脅威は、Vault Dwellerと呼ばれる主人公の登場によって緩和されました。彼は街をラドスコーピオンの脅威から解放し、さらにはアラデシュの娘であるタンディを襲撃者の手から救いました。
新カルフォルニア共和国(NCR)の設立後、シェイディ・サンズは急速に拡大し、小さな農村からニューカリフォルニア州で最大の文明化された人口センターの一つに変わりました。また、周辺の小さな町との貿易を通じてさらに繁栄しました。現在のシェイディ・サンズは、初期の街の面影をほとんど残しておらず、議会地区が市の中心となっており、議会堂や大統領の邸宅があります。
これまでの「Fallout」シリーズで、シェイディ・サンズは初代「Fallout」および「Fallout2」に登場し、NCRが活躍する「Fallout: New Vegas」でも重要な役割を果たしています。シリーズの中で言及されているだけでなく、NCRの兵士たちが故郷としてシェイディ・サンズを挙げる場面もあります。