ドラムセットの透明な囲いは何のため?
ライブなどでドラムの前、透明なアクリル板がセッティングされていますが、何のためにあるんでしょうか
ドラムの囲いの理由は?なぜ透明なアクリル板?
ドラムの前にアクリル板みたいな囲いが立てられている光景をしばしば見かけることがあります。
ドラムは音が大きいので、演奏する人がドラムの音で他の音が聴こえなくなったり、他のパートのマイクがドラムの音を拾うのを防ぐために設置されています。
ドラムの生音は他の楽器よりも大きいため、他のパート用のマイクに被ることがあり、その被りを抑えるために使われることがあります。
歌番組では各楽器ごとに配されたマイクを通じて、音声を客席やテレビへ放送しています。が、ドラムは音が大きいので、そのままだと他の楽器のマイクにもドラムの音が混じってしまう。だからあの板でドラムの音を遮断しているんです。
透明なのはステージ上の見栄えを重視することから。録音スタジオなどでは、透明ではない遮音板で囲ったりしています。
まとめ:ドラムの囲いの理由は?なぜ透明なアクリル板?
シライミュージックの店長ブログ(http://shop.plaza.rakuten.co.jp/shiraimusic/diary/detail/200903110000/)ではドラムセットの透明な囲いについて次のような記述がみられます。
「ライブの時に使われるならば、
遮音がメインとして使われるものですが、
ドラムって生音が大きすぎると、周りの演奏者もキツいので、
遮音してステージに必要以上のモニターの音量を出さなくてよくするという、
超アナログな意味と、ドラムの音が他のマイクになるべくかぶらないようにするとか…。
レコーディングでは、音の反射を積極的使うという音響板的につかわれる場合もあります。
通常の音響板より良いところは、透明だから壁を挟んでも見えるところw
最近のライブで多く使われているという物でもなく、
それがあった方が結果が良く、ある程度予算がとれれば、出動するたぐいのもので、
必須アイテムではありません。
また、マイクに他の音がかぶってどんな問題があるのかも、実はしっかり説明すると、
「その手の学校に行ってください」という難しい問題もあるのですが、
マイクって人の器官で言うと「耳」なので、
「耳が」たくさんあったり、遠く離れていると、
「音速」の関係でおかしく聞こえる場合があるんですよね。
電気的に工夫するのではなく、アナログで解決っていうのは、味があって良いです。」