デュロック種(Duroc pig)はブタの品種の一種で、毛色は赤色(茶褐色)だが個体の濃淡差は大きい品種で、デュロック・ジャージー種(Duroc-Jersey)とも呼ばれていたが、デュロック種と呼ばれるようになりました。
歴史的にはアメリカ合衆国ニューヨーク州を原産とする赤色の豚がデュロックと呼ばれていたそうですが、ニュージャージー州を原産とするのジャージーレッド種(Jersey Red)とを交雑した品種が現代ではデュロック種とされています。
デュロック種とは?
デュロック種の豚は後に多くの混血商業豚の基礎となったアメリカで開発された品種。
1800年頃にニューイングランドで開発されたいくつかの赤豚の系統のうちの1つで、起源はアフリカにまでさかのぼります。
一説には、奴隷貿易の時代にアフリカのギニア沿岸から輸入された豚だと言われています。
別の説では、イギリスのバークシャー豚が起源とか、1837年頃にスペインやポルトガルから輸入された4頭のシューターが起源といった説もあります。
デュロック種の豚の毛色は赤褐色と黄金色をしており、体格は大きく、体長は中くらい、筋肉質。
食肉用に飼育されている豚の中では、最も攻撃性が低い品種のひとつとされています。
デュロック種の通販お取り寄せは?楽天・アマゾン価格は?
元々は非常に大きな品種であったが、ジャージーレッドピッグほどではなく現代のデュロック豚は、中くらいの大きさで、体は適度に長い品種となりました。
一貫した栄養価の高い食事を与えれば、デュロックは比較的早く成長する。寒冷地でも温暖地でも健康で幸せに過ごすことができ、大規模な養豚システムに適しています。
母豚がいちどに産む子の頭数が少なく生産効率が低いというデメリットはありますが。子豚をとても大切に育てます。
世界中の豚の中でデュロックの味は、脂があっさりとしていて、甘みがあります。豚にしては非常に珍しくサシが入りやすい特長もあります。
三元豚ではデュロックを最後にかけあわせることで肉質がぐっと向上します。
そんなデュロック種の豚は、日本でも流通量は少ないながらも比較的安定しているので、通販お取り寄せもしやすくなっています。
デュロック種の味感想は?口コミは?
デュロック種は、筋肉内脂肪含有量が5%以上あるものも多いのが特徴です。
脂っぽいと感じる人も中にはいますが、神戸牛などを考えても霜降りの肉は日本人に好まれます。
赤身だけだとどうしても、硬くなったり、歯切れが悪くなってしまいがちですね。
ジューシーさの秘訣!
デュロック種が好まれているのは、筋肉内脂肪量が多いというだけではありません。
もともと含まれている水分量と保水力が高いという性質もあります。
それゆえ、トンカツなどで揚げれば、旨味をしっかりと肉の中に閉じ込めてくれるというわけです!