直前の模試で第一志望E判定だと合格率は?
共通テストや模試でE判定しか出たことない第一志望の大学に受かることって本当にあるのでしょうか?
e判定しかない!第一志望E判定の合格率は?
受験リポート E判定ではダメなのか 試験直前に実力が急上昇する現役曲線の現実
思うような結果がでなかった模擬試験の成績をみながら、行きたかった志望校をあきらめる-。そんな受験生は少なくないが、受験関係者たちは「最後の最後まで成績は伸びる」と口をそろえる。本当だろうか。
例えば、近畿圏のある高校で、3年生の1年間の模試結果の推移を調べたところ、900点満点の共通テストを想定したマーク模試で、秋の模試から本番の試験までに平均約100点伸びたというデータがあるという。
https://news.yahoo.co.jp/articles/fc792bf278d3bad33e6f98c14027cafe63f35b26
大手予備校「河合塾」の模試を例にあげると、この判定の正式名称は「合格可能性評価」。
AからE、それぞれの合格可能性は、どの予備校模試でもおよそ以下の通りです。
判定 合格可能性
A判定 80%以上
B判定 60~80%
C判定 40~60%
D判定 20~40%
E判定 20%以下
A判定なら合格率80%以上
続いて、B判定65%、C判定50%、D判定35%、E判定20%以下といった具合で、15ポイント刻みで、志望する大学への合格の可能性が示されます。
ほとんど落ちるからE判定なのであって、判定通り落ちている人はもちろんたくさんいるはずです。
E判定から逆転合格するような人より、E判定の通り落ちる人や志望校変更する人のほうが圧倒的に多いです。
高校や予備校で「E判定から逆転合格」と取り上げているケースは稀なものです。あれは受験生に強気で受験させ合格実績を上げようとしているだけです。
ただ、E判定から合格することがそれほど奇跡的なことだとも思いません。
判定とともに合格率○○%とか書いてあると思いますが、あれは予備校が大量のデータを基にして算出しているので、ギリギリE判定なら100人中20人とかってことではないでしょうか。
もちろん、E判定は他の判定と違ってどれだけ悪くてもEと出るので、その中でもDよりのEなのか、Dとは程遠いEなのかによって合格率は全然違ってくると思いますが、ギリギリならさして気にするほどではないと思います。
A判定落ちてD判定に受かったりすることもあるので、模試の結果が悪くても落ち込まないことも大切です。
逆に、いくらA判定取ってても落ちるときは落ちるので気を抜かないことです。
まとめ:e判定しかない!第一志望E判定の合格率は?
模試の判定基準→偏差値
入試の合否基準→点数
さらに問題との相性によっても点数はだいぶ変わってきます。
合否は、実際に入試を受けてみないと分かりません。E判定と言っても模試の結果です。
大学によって試験の傾向は違うので、問いに答えられる出題ならば、合格できるでしょうが、但し、非常に少ないのは間違いないでしょう。
E判定で合格した人は、諦めずに猛勉強を続けて本番時期にはC判定近くのレベルにまで力を上げ、そして本番で勘が冴えたりやったことのある問題が出たりなどの幸運があった人。
まずは諦めずに必死の努力を続けることでしょう。
12月の大手予備校の模試と過去問の成績次第で、1, 2ランク落とす学生が8割以上存在するでしょう。
確かホリエモンも、現役時に東大模試でE判定で文Ⅲ合格と述べておりましたので、志望大学は下げずにひたすら模試の間違った問題の原因分析を徹底して、弱点克服の対策を取る事が重要ですからね。
然しながら、12月の全統模試でE判定の場合で、且つ、浪人できない事情がある場合は、同じ学部で勉強できる第二志望グループを3校、最悪入学手続きが決断できる第三志望グループ(滑り止め)を偏差値で5?7下位大学2校(A判定)を再構築すべきです。
国立大学の場合は、共通テストの得点予想で第二志望グループを熟慮しておくべきです。
理系の場合、50?60%修士課程に進学しますので、学部でランク落ちしても大学院で本命を目指す方が多いでしょう。