英検では3級以上(準2級、2級、準1級、1級)でライティングの試験項目もあります。
例えば、英検2級のライティングだと、文字数が80-100が目安となっていますが、文字数(単語数)が足りないと、減点もしくは0点と評価されてしまうんでしょうか?
英検のライティングは最低文字数を少しでも超えてたらOKで、その枠の中だったら文字数は評価に関係ない?
英検ライティングで文字数オーバー・足りないと減点?
英検(3級、準2級、2級、準1級、1級)ライティングの採点は、
・内容4点満点(”TOPIC”の質問に対応した内容になっているか)
・構成4点満点(構成が正しいか)
・語彙4点満点(適切な単語が用いられているか)
・文法4点満点(適切な文法が用いられているか)
4点ずつ(計16点)で構成されている、と言われています。
文字数が足りていないと、このうち、
「構成」
「内容」
で減点をされるのではないかと思われます。
例えば、英検2級の場合、試験の問題用紙に『語数の目安は80~100語です』とあるように、文字数(単語数)が多少は前後しても即減点になるとは考えにくいものがあります。
また、『問の答えになっていない場合やTOPICからずれていると判断された場合は0点とされることがあります』との注意書きはありますが、語数不足・超過で0点になるとは書かれていません。
その他、0点になる可能性としては『解答欄の外に書いたものは採点されません』ぐらいですね。
更に、英検の公式サイトの採点の観点でも「TOPICに添っていない解答」は0点とされることがあるようですが、その他は減点とされています。
よって、問いに添った内容の文章を所定の解答欄に書いてあれば、ライティングで0点となってしまうことはなさそうです。
採点はしてもらえると思います。80-100語はあくまで『目安』です。
英検公式サイト『ライティングテストの採点に関する観点および注意点(1級・準1級・2級)』
おそらく、英検の要求するレベルとTOPICの内容にふさわしい解答をすればそれぞれの級で指定されている文字数(単語数)、英検2級なら80-100語程度になるということでしょう。
語数が少ないと、問いに対する解答の具体例や補足説明が足りていない可能性がありますので、そちらの意味での減点はあるかもしれませんが、目安に達していないからといって即減点になるとは考えづらいです。
よって、目安の語数に達していなくても、4つの観点から採点は行われると思いますよ。
ちなみに英検ライティングは、以下の事を考えながらやってみましょう。
【コツ1】型にそって書く
【コツ2】自信のある単語・文法を用いて簡単でもいいので正しい英文を書く
【コツ3】論理的整合性を気にしすぎない(自分が思っていないことでもOK!)
◎【コツ1】型にそって書く
主張(1文:10-20語)
理由(1文:10語)
?理由を支持する具体例(1-2文:20語)
理由(1文:10語)
?理由を支持する具体例(1-2文:20語)
再主張(1文10-20語)
【主張】I think that the number of people that spend their vacations overseas will increase in the future. (17語)
There are two reasons.
【理由1】First of all, more people are interested in learning about different cultures. (12語)
【理由1を支持する具定例】For example, I read many books and watch many movies about different cultures, because they are interesting.(17語)
【理由2】Also, people have a chance to speak foreign languages overseas. (10語)
【理由2を支持する具体例】For instance, many students spend vacations overseas, so they can practice speaking a foreign language. (15語)
【再主張】Because of all the reasons above, I think that more people will spend their vacations overseas in the future.(19語)
英検ライティングで語数・字数稼ぎは?
英検ライティングで語数・字数稼ぎをするなら、この型で覚えておくといいと思います。
I think/do not think that ~. I have two reasons to support my opinion.
First of all, ~. For example, ~.
Second, ~. For example, ~.
For these reasons mentioned above, ~.
※ダメ押しで再主張
According to stated above , I think that ~
Firstとsecond以外にもthereforeとかhoweverとかをつけて長くするのもいいですし、however?butで否定と否定で肯定するのも稼げます。
ライティングは内容が大事なので、きちんとした論理展開ができるかを日本語で余白に書いてから始めた方がいいです。あとはよく言われる簡単(自分の知っている目的語の型、スペルミスしない)なフレーズを使うことを日本語で考えている時から始めておくといいと思います。
主張を述べるときに問題文を途中まで写す形で答えると、最初の字数を稼げます。
あとは、Also /therefore /So /in addition /in perticularなど、接続できる文言は結構使えます
特に、in this way 「こういうわけで?」は最後にまとめるときに使えます。1番最後にもう一度主張を違う言い回しで持ってくるのも良いと思います。