〝エネルギー管理士〟は経済産業省が認定する国家資格です。
昭和54年に制定された『エネルギーの使用の合理化に関する法律(省エネルギー法)』に基づき規定量以上のエネルギーを使用する工場にはエネルギー管理者を置かねばならず、この業務にはエネルギー管理士免状の交付を受けている者を選任しなければならないとされています。
エネルギー管理士はかつて存在したエネルギー管理資格である「電気管理士」と「熱管理士」が一本化されたことで誕生しました。
合格率はおおむね30%前後で推移しているため比較的、取得しやすい資格の一つに挙げられますが、合格者の多くは最新版の問題集・参考書で勉強をしているようです。
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2021年のエネルギー管理士(エネ管)試験は下記のような日程・内容で行われました。
■エネルギー管理士(エネ管)試験の日程・時間
2021年8月8日(日)
1限目9:00~10:20(80分)
2限目10:50~12:40(110分)
3限目14:00~15:50(110分)
4限目16:20~17:40(80分)
■エネルギー管理士(エネ管)試験の出題範囲・問題数
多肢選択式
※熱分野・電気分野のいずれかを選択
【熱分野】
課目I エネルギー総合管理および法規:80分
課目II 熱と流体の流れの基礎:110分
課目IV 熱利用設備およびその管理:110分
課目III 熱量と燃焼:80分
【電気分野】
課目I エネルギー総合管理および法規:80分
課目III 電気設備および機器:110分
課目IV 電力応用:110分
課目II 電気の基礎:80分
■主催団体
一般財団法人 省エネルギーセンター
〒108-0023 東京都港区芝浦2-11-5 五十嵐ビルディング
TEL 03-5439-4970(エネルギー管理試験・講習センター試験部)
https://www.eccj.or.jp/mgr1/
エネルギー管理士(エネ管)試験解答速報2021
2021年のエネルギー管理士(エネ管)試験は下記のような手段で解答速報を知ることができます。
twitterのハッシュタグ「#エネルギー管理士試験解答速報」
5ch
「資格の大原」と「LEC東京リーガルマインド」ではエネルギー管理士(エネ管)試験の解答速報は発表していないようです。
twitterのハッシュタグでは他にも「#エネルギー管理士試験」や「#エネ管解答速報」で解答が続々と投稿されるし、
5ch掲示版にも解答がドンドン投稿されていきます。
最終的に完成度の高い解答速報が出来上がるスピードで言えば、
例年だと5ch掲示版が最も速くなります。
最も正確な解答は後日、一般財団法人 省エネルギーセンターのホームページで過去問として掲載されます。
エネルギー管理士(エネ管)試験の合格率,合格基準は?
各課目の合格基準(配点の60%以上)を得点した課目は合格となり、4課目に合格すればエネルギー管理士試験合格(全課目合格)となります。
■必須基礎課目
エネルギー総合管理及び法規(エネルギーの使用の合理化等に関する法律及び命令、エネルギー総合管理)
■選択課専門目:熱
熱と流体の流れの基礎(熱力学の基礎、流体工学の基礎、伝熱工学の基礎)
燃料と燃焼(燃料及び燃焼管理、燃焼計算)
熱利用設備及びその管理(計測及び制御、熱利用設備)
■選択専門課目:電気
電気の基礎(電気及び電子理論、自動制御及び情報処理、電気計測)
電気設備及び機器(工場配電、電気機器)
電力応用(電動力応用、電気加熱、電気化学、照明、空気調和)
■免除科目
一部の課目に合格した者は、その合格した試験が行われた年の初めから3年以内に受験する場合、 合格している課目の試験が免除されます。なお、合格している課目の試験免除期間中(3年間)は、合格している課目について受験することができません。
実施年 受験者数 合格者数 合格率
2020年 7,707人 2,828人 36.7%
2019年 9,830人 3,207人 32.6%
2018年 9,962人 2,797人 28.1%
2017年 10,558人 3,002人 28.4%
2016年 10,468人 2,108人 20.1%
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