エンジンブレーキ使いすぎはどうなる？迷惑・うざい？

エンジンブレーキの使いすぎはよくない？多用するデメリットは何でしょうか？エンジンに負担がかかる？

エンジンブレーキ使いすぎはどうなる？デメリットは？

エンジンブレーキとは、アクセルを離してエンジンの回転を落とすことで、車の速度を落とす方法です。フットブレーキに比べて燃費が良く、また、後続車にブレーキを踏んでいることを知らせる効果もあります。

しかし、エンジンブレーキを使いすぎると、車やドライバーにさまざまな弊害があります。

エンジンへの影響

エンジンブレーキをかけるときは、エンジンの回転数が上がります。そのため、エンジンに負担がかかり、故障の原因になる可能性があります。

特に、AT車の場合は、エンジンブレーキをかけると、トランスミッションのクラッチやベルトなどに負担がかかります。そのため、トランスミッションの故障を早めてしまう可能性があります。

後続車への影響

エンジンブレーキをかけると、車の後ろにはブレーキを踏んでいるような音が響きます。そのため、後続車はブレーキを踏んでいると勘違いして、急にブレーキを踏んでしまう可能性があります。

また、エンジンブレーキをかけると、車の速度が急に落ちることがあります。そのため、後続車に追突される危険性もあります。

ドライバーへの影響

エンジンブレーキをかけると、車の速度が徐々に落ちていきます。そのため、アクセルを踏むタイミングが難しくなり、運転に注意力が散漫になる可能性があります。

また、エンジンブレーキをかけると、車の振動が大きくなることがあります。そのため、乗り心地が悪くなり、疲労がたまる可能性があります。

エンジンブレーキのメリットは？

エンジンブレーキのメリットは、主に以下の3つです。

燃費の向上

エンジンブレーキをかけると、エンジンの回転数が下がり、燃料の供給が止まります。そのため、フットブレーキを使うよりも燃費が向上します。

ブレーキの負担軽減

フットブレーキを踏み続けると、ブレーキパッドが摩耗したり、ブレーキが熱で焦げたりすることがあります。エンジンブレーキを併用することで、ブレーキの負担を軽減することができます。

エンジンブレーキを活用すると効果的な場面

下り坂

下り坂では、フットブレーキを踏みっぱなしにしていると、ブレーキが熱で焦げてしまうことがあります。エンジンブレーキを併用することで、ブレーキの負担を軽減することができます。

信号や交差点の手前

信号や交差点の手前では、フットブレーキを踏み始める前に、エンジンブレーキをかけて、車の速度を落としておくと、スムーズに停止することができます。

高速道路で車間距離を詰めるとき

高速道路で車間距離を詰めるときは、フットブレーキを踏むと、後続車に急ブレーキを踏んでいると勘違いされる可能性があります。エンジンブレーキをかけて、ゆっくりと車間距離を詰めましょう。

エンジンブレーキ使いすぎはどうなる？迷惑・うざい？

エンジンブレーキの使用に関しては、さまざまな意見があります。一部のドライバーはゆっくりとした減速が後続車に迷惑をかけると感じ、また、ブレーキランプが点灯せず減速がわかりにくいことから、危険を感じることもあります。しかし、エンジンブレーキを支持する声も多く、高速道路や下り坂などでの使用を推奨しています。

エンジンブレーキの使いすぎによる問題は何でしょうか？エンジンブレーキを多用すればブレーキパッドの消耗が抑えられ、フットブレーキだけに頼ることが事故に繋がることもあります。ただし、エンジンブレーキの使いすぎは後続車に減速がわかりにくくなったり、車体に負担をかけたりする可能性があります。

どちらを使うべきか？実際のところ、エンジンブレーキとフットブレーキの使い分けが重要です。高速道路ではフットブレーキによる急激な減速は後続車に追突の危険をもたらすことがあるため、やむを得ない場合を除き、フットブレーキを控えることが推奨されています。ただし、エンジンブレーキのみの減速では後続車に減速の合図が伝わりにくいため、フットブレーキを複数回に分けて踏むことで後続車に減速の合図を送ることが重要です。