2021年の大学入学共通テストの英語は下記のような日程・内容で行われました。
■英語の日程・時間
2021年1月16日
15:10~16:30 リーディング
17:10~18:10 リスニング
大学入学共通テストとセンター試験の違いは?
従来ののセンター試験ではリスニングとリーディングの比率が1:4でしたが、
大学入学共通テストではリスニングとリーディングの比率が1:1となりリスニングの配点比率が2.5倍にアップしました。
さらに、英文を読み上げる回数が通常2回だったところを、1回しか読まない問題も現れ、
大学共通テストへの移行の中で、一番難易度を引き上げた科目はリスニングと言っても良いかもしれません。
またTOEICなど民間の英語民間資格・検定試験の成績データを活用する「大学入試英語成績提供システム」の導入は見送られました。
大学入学共通テスト英語解答速報
2021年の大学入学共通テスト英語は下記のような手段で解答速報を知ることができます。
東進ハイスクール
代々木ゼミナール(代ゼミ)
駿台予備校
河合塾
朝日新聞など新聞各社
twitterのハッシュタグ「#英語解答速報」
5ch
twitterのハッシュタグでは他にも[#大学入学共通テスト]や「#リーディング」「#リスニング」で解答が続々と投稿されることが予想され、 5ch掲示版にも解答がドンドン投稿されていきます。
最終的に完成度の高い解答速報が出来上がるスピードで言えば、
例年だと5ch掲示版が最も速くなります。
なお正式な解答は大学入学共通テストでもセンター試験と同様に大学入試センターから後日、発表されます。
1月16日(土)~1月17日(日)→1月20日(水)
1月30日(土)~1月31日(日)→2月3日(水)
にそれぞれ発表される予定で、得点調整も含めた最終発表は年2月1 日(木)が予定されています。
大学入学共通テスト英語の配点や得点調整は?
大学入学共通テストの英語は200点満点で配点は
リスニング 100点(小問数の合計は37問)
リーディング 100点(小問数の合計は30問)
■リーディングの各大問の配点
第1問A 各2点×2問=4点
第1問B 各2点×3問=6点
第2問A 各2点×5問=10点
第2問B 各2点×5問=10点
第3問A 各2点×2問=4点
第3問B 各2点×3問=6点
第4問 3点×4問+4点×1問=16点
第5問 各5点×4問=20点
第6問 各3点×8問=24点
■リスニングの各大問の配点
第1問A 各3点×4問=12点
第1問B 各4点×3問=12点
第2問 各3点×4問=12点
第3問 各4点×4問=16点
第4問A 4点×1問+1点×4問=8点
第4問B 4点×1問=4点
第5問 各4点×5問=20点
第6問A 各4点×2問=8点
第6問B 各4点×2問=8点
ただし、共通テストの英語の配点比率は各大学が決定によって比重(重み付け)が異なります。
リーディングとリスニングの配点比率を従来のセンター試験と同じ「4:1」としている大学もあれば「1:1」や「3:1」の比率を採用している大学もあります。
■参考 リーディングの第2回試行調査の正答率
第1問 76.2%
第2問 64.6%
第3問 69.0%
第4問 59.2%
第5問 22.5%
第6問 41.1%
■参考 国立大学におけるリーディングとリスニングの配点比率
【1:1】
北海道、北海道教育、室蘭工業、小樽商科、旭川医科、弘前、宮城教育、筑波技術(保健科学)*、東京外国語、東京学芸、東京工業、東京海洋、お茶の水女子、一橋、長岡技術科学、上越教育、金沢、名古屋工業、豊橋技術科学、大阪教育、兵庫教育、和歌山、広島、鳴門教育、福岡教育、九州、九州工業、鹿屋体育 *筑波技術(産業技術)はリスニングを課さない
【4:1】
福島、茨城、筑波、群馬、千葉、東京芸術、新潟、信州、愛知教育、滋賀医科、京都教育、京都工芸繊維、神戸、奈良教育、奈良女子、鳥取、島根、岡山、山口、徳島、香川、高知、長崎、熊本
【3:1】
北見工業、東北、宇都宮、東京医科歯科、電気通信、福井、岐阜、静岡、浜松医科、名古屋、京都、大阪、佐賀
【その他】
帯広畜産(3:2)、東京(7:3)、東京農工(13:7)、三重(2:1)