「このサイトは安全に接続できません」というERR_SSL_PROTOCOL_ERRORが起きる原因は?
ERR_SSL_PROTOCOL_ERRORとなった場合、どうすれば良いんでしょうか?対処法は?
スマホでERR_SSL_PROTOCOL_ERROR「このサイトは安全に接続できません」原因
ERR_SSL_PROTOCOL_ERRORエラーは、Webサイトにアクセスするときに「このサイトは安全に接続できません」と表示されるエラーです。このエラーが発生する原因は主に2つあります。
1つ目の原因は、サイト側がブラウザ非対応のプロトコルを使用している場合です。ブラウザは、Webサイトにアクセスするときに、サイト側が指定したプロトコルを使用して通信します。サイト側がブラウザ非対応のプロトコルを使用している場合、ブラウザとサイト側で通信を行うことができず、エラーが発生します。
2つ目の原因は、サイト側が旧バージョンのSSLを使用している場合です。SSLは、Webサイトとブラウザの間でデータを暗号化して通信するための技術です。旧バージョンのSSL(SSL2.0)は、セキュリティの脆弱性があるため、サイト側が旧バージョンのSSLを使用している場合、エラーが発生します。
ERR_SSL_PROTOCOL_ERRORエラーは、基本的にサイト側が解決すべきエラーです。利用者側でできることは、サイト側が新しいバージョンのプロトコルおよびSSLに対応するのを待つことです。
サイトがブラウザ非対応のプロトコルを使用している場合
このエラーが表示される一つの理由は、ウェブサイトが古いセキュリティプロトコルを使っている場合です。これらの古いプロトコル(TLS 1.0およびTLS 1.1)はセキュリティ上の脆弱性があるため、現代のブラウザではサポートされていません。そのため、ブラウザは安全でないと判断し、接続をブロックします。
サイトが古いSSLプロトコル(SSL 2.0)を使用している場合
別の理由として、ウェブサイトが古いSSLプロトコル(SSL 2.0)を使用している場合が考えられます。SSL 2.0も古く、セキュリティ上の問題があるため、現代のブラウザではサポートされていません。同様に、ブラウザはこのサイトへの接続を許可しません。
ERR_SSL_PROTOCOL_ERROR|サイトの安全な接続とは?
ウェブサイトの安全な接続とは、ブラウザとウェブサイト(サーバー)間の通信を暗号化されたものを指します。暗号化により、通信内容が第三者によって盗み見や改ざんされることを防ぐことができます。
安全な接続は、HTTPS(HyperText Transfer Protocol Secure)プロトコルによって実現されます。HTTPSでは、SSL(Secure Sockets Layer)またはTLS(Transport Layer Security)と呼ばれる暗号化技術が使用されます。
安全な接続のメリットは、以下のとおりです。
個人情報やクレジットカード情報などの機密情報の保護
サイトのなりすましやフィッシング詐欺の防止
ウェブサイトの信頼性の向上
現在では、多くのウェブサイトがHTTPS接続に対応しています。HTTPS接続に対応していないウェブサイトには、接続時に「このサイトは安全ではありません」などの警告が表示されることがあります。
ウェブサイトの安全な接続を確認するには、ブラウザのURL欄に鍵のマークが表示されているか確認します。鍵のマークが表示されている場合は、安全な接続で通信が行われていることを示しています。
以下に、ウェブサイトの安全な接続を実現するための方法をご紹介します。
ウェブサイト運営者:SSL/TLS証明書の取得
ユーザー:ブラウザの設定でHTTPS接続を優先する
ウェブサイト運営者は、SSL/TLS証明書を取得することで、ウェブサイトの安全な接続を実現することができます。SSL/TLS証明書は、ウェブサイトの所有者であることを証明する電子証明書です。
ユーザーは、ブラウザの設定でHTTPS接続を優先することで、安全な接続で通信が行われるウェブサイトを優先して表示することができます。
ウェブサイトの安全な接続は、ユーザーの個人情報やクレジットカード情報などの機密情報の保護に役立ちます。また、ウェブサイトの信頼性の向上にもつながります。
スマホでERR_SSL_PROTOCOL_ERROR「このサイトは安全に接続できません」対処法
ERR_SSL_PROTOCOL_ERRORエラーが発生したときは、以下の方法を試してみるとよいでしょう。
ブラウザのキャッシュとCookieをクリアにする
ウェブサイトとの通信に関連する一時的なデータを削除し、問題を解決することがあります。キャッシュとCookieをクリアする方法は、ブラウザごとに異なる場合がありますが、通常はブラウザの設定メニューから行えます。例えば、Google Chromeの場合は「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「閲覧履歴を消去」からクリアできます。
オペレーティングシステムの日付と時刻を確認する
コンピュータの日付と時刻が正確であることを確認します。不正確な日付や時刻はSSL証明書の認証に影響を与える可能性があります。Windowsなら「日時と時刻の設定」、Macなら「日付と時刻」から設定できます。
ブラウザの拡張機能を無効化または削除する
ブラウザの拡張機能がエラーの原因となることがあります。問題が発生している場合、拡張機能を一時的に無効化してみるか、問題の拡張機能を削除することができます。ブラウザごとに方法が異なりますが、拡張機能管理画面から設定できます。
サーバーログを確認する
ウェブサイトの運営者は、サーバー上のログを確認し、問題を特定し修正できるかもしれません。これはユーザーが行うものではなく、ウェブサイトの管理者が対処する必要があります。
ウイルス対策ソフトを一時的に無効化する
ウイルス対策ソフトがSSL証明書を誤ってブロックしている場合、一時的に無効化することでエラーを解消できることがあります。ただし、この手法はセキュリティ上のリスクが伴いますので、注意が必要です。
ブラウザを最新状態にアップデートする
ブラウザのバージョンが古い場合、新しいSSLやプロトコルに対応していない可能性があります。ブラウザの設定メニューからアップデートを確認し、最新のバージョンに更新しましょう。
オペレーティングシステムを最新状態にアップデートする
コンピュータのオペレーティングシステム(Windows、Macなど)を最新バージョンにアップデートすることも重要です。セキュリティの更新が含まれており、エラーの原因を解消するかもしれません。
スマホでERR_SSL_PROTOCOL_ERROR「このサイトは安全に接続できません」原因・対処法
「このサイトは安全に接続できません」と表示されるERR_SSL_PROTOCOL_ERRORエラーの原因は、主に2つの理由が考えられます。
- サイトがブラウザ非対応のプロトコルを使用している場合
- サイトが古いSSLプロトコル(SSL 2.0)を使用している場合
このエラーを解決するためには、ウェブサイトの運営者が新しいセキュリティプロトコル(TLS 1.2またはTLS 1.3など)およびSSLプロトコル(SSL 3.0以降)にアップグレードする必要があります。ブラウザ側ではなく、サイト側のセキュリティ設定が更新される必要があります。
ERR_SSL_PROTOCOL_ERRORエラーが発生したときは、以下の方法を試してみるとよいでしょう。
ブラウザのキャッシュとCookieをクリアにする
オペレーティングシステムの日付と時刻を確認する
ブラウザの拡張機能を無効化・削除する
サーバーログを確認する
ウイルス対策ソフトをアンインストール・無効化する
ブラウザを最新状態にアップデートする
オペレーティングシステムを最新状態にアップデートする