ファナモ(世にも奇妙な物語)ネタバレ|最後の結末は?原作の考察は?

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『ファナモ』とは、世にも奇妙な物語の一エピソード(2014年10月18日放送)。

ファナモの最後・結末で結婚式が終わってベッドにいるシーンについて考察は?

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ファナモ(世にも奇妙な物語)あらすじ・原作

ファナモ(世にも奇妙な物語)の原作は前田司郎の短編集「恋愛の解体と北区の滅亡」に収録されている「ウンコに代わる次世代排泄物ファナモ」収録。

原作の方はおそらくまだファナモがそんなに普及してないだろうと思われる頃の、別のカップルのエピソードになっています。

■「恋愛の解体と北区の滅亡」あらすじ
宇宙人占領下東京の平穏で危険な日常、僕らのぎりぎりの「今」を描く青春長篇小説。傑作短篇「ウンコに代わる次世代排泄物ファナモ」収録。

■ファナモあらすじ
温子(戸田恵梨香)は、恋人の拓也(平山浩行)と真剣に結婚を考えているが、父親に反対されている。その理由は、拓也が「ファナモ」に変えてしまったからだ。「ファナモ」とは、臭いのない無機質な黒い棒。これが「ウンコ」に代わる次世代排泄物で、2025年現在、多くの人が「ファナモ」に移行しているというのだ。拓也は、「ファナモ」に変えるように温子を説得するのだが、温子はためらって…。

ファナモ(世にも奇妙な物語)ネタバレ|最後の結末は?

ファナモというのは次世代排泄物、つまり尿や大便などのこと。排泄器官を手術して機械化して出たものがファナモということでしょう。

生物としてあるべき生理現象を文明と科学の力で無機質なものに変えるとどうなるのか…というテーマを投げ掛けていたのでしょう。

感染症やウイルスが蔓延する原因でもある排泄物をファナモ化することで、本来の排せつ物の様に空気中に拡散されることもなく、また処理も簡単だということで、病気も減り、処理による環境汚染も無くなるという未来を見越した創造物です。ついでに排泄で悩むということや時間も削減されるということになるのです。

だから会話中や食事中にファナモが出て、それを持っているというシュールな画になっていたということです。

おそらく温子(戸田恵梨香)が病院で勧められたのは、性器も機械化することが可能な新しい手術でしょう。

ファナモの手術をする前の相談で「複合型」つまり排泄機能と生殖機能の両方を次世代型を勧められていたのでしょう。

彼女はそれを受けることによって、「清潔」で「簡便」な機械的な性行為が可能な身体を手に入れたのだと思います。

拓也(平山浩行)の方は排泄機能は次世代型になっていたけども生殖機能の方は従来のままだったのでしょう。仕様が異なるので互換性がない。だから、戸田恵梨香が、あなたも次世代型に変えてね、と言ったのです。

拓也は、ファナモの手術を受けて「清潔」で「簡便」な新しい身体を手に入れることを人類の理想と考えていましたが、いざ性行為が機械化されたときには、そのことへの戸惑いを隠せません。

排泄も性行為も、ともに身体に備わった能力であるにもかかわらず、排泄を機械化することをあれほどほめたたえていた男性が、なぜ性器の場合にはそんな反応をしたのでしょうか。

身体のうち、とりのぞかれるべき不要な部分と必要な部分、その境界線を引いているのは一体誰なのか。

不要、必要は、そもそもどのような価値観に基づいて決められるのか。

「男性」の反応は、そうした問いの答えを、期せずして明るみに出してしまったかのようです

話のオチはファナモにしろしろと彼女に迫っていた彼氏だけど、彼女がファナモ化する際、同時に女性の部分まで変えてしまったから、彼氏はやりたければ男性の部分もそれに変えなければならないというオチです。

格差がどうとかという話が出ていたのは人体をファナモ化するのに費用がいるからであり、最初の反対運動のシーンも公共の場や新居からトイレが消えると貧乏な人は野糞をしなければならないということだからです。

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