藤井郁美さんは病気が原因で健常者としてのばすケットボールを続けることはあきらめざるを得なくなったものの、車椅子バスケで日本代表を務める実力者となりました。
東京五輪では日本のエースとして活躍することが期待され、プライベートでは藤井慎吾と結婚している藤井郁美さんの気になるプロフィールをまとめています。
藤井郁美の病気は?
藤井郁美さんはこれまでに3つの大きな病気を乗り越えています。
1つ目は中学卒業を数ヶ月後に控えた15歳の時。
右足大腿骨に骨肉腫を発症。
骨肉腫とは、骨に発生する悪性腫瘍(がん)で主に10代の成長期に発症しやすいとされています。
近年医療の進歩により、現在の5年生存率は70%程度まで上がっているものの、比較的早い段階で肺に転移を起こす危険が高いことから外科手術で腫瘍周辺の組織を全て取り除かなければいけません。
藤井郁美さんは骨肉腫によって右足の太もも部分とひざ関節を切除するという手術を行ない人工関節を装着するようになりました。
2つ目の病気は大学受験を控えた高3の春。
突然 原因不明の倦怠感と食欲不振に悩まされるようになり、病院で診察を受けたところ大腸の粘膜に潰瘍などの炎症が慢性的に起こる難病「潰瘍性大腸炎」と診断されます。
藤井郁美さんは結局、19歳のに大腸をすべて取り除いているので、現在は人工肛門(ストーマ)を装着していると思われます。
ちなみに、人工肛門(ストーマ)と言えば、エマ・大辻・ピックルスさんは元法医学者であり現在はオストメイトモデルとして啓蒙活動をしていますね。
他にも、「日本うんこ学会」という変わったネーミングの団体が、その名前とは裏腹に真剣に潰瘍性大腸炎や大腸がんの早期発見の重要性を訴える活動に力を注いでいます。
そして、藤井郁美さんを襲った3つ目の病気が乳がんでいた。
乳がんが見つかって右の乳房を全摘しています。
藤井郁美wikiプロフィール
名前:藤井郁美(ふじい いくみ)
旧姓:田久保郁美
出身地:神奈川県横浜市
生年月日:1982年11月2日
年齢:36歳
身長:159cm
高校:神奈川県立商工高等学校?
所属チーム:クックパッド株式会社、宮城MAX/SCRATCH、電通デジタル
ポジション:フォワード
藤井郁美さんは兄の影響で小学校3年生からバスケットボールを始めています。
中学生のときには強豪校からの推薦が来るほどの選手にまで実力が備わり実業団入りを真剣に考えるほどでしたが病気のせいで断念。
高校時代は誘われるがままバスケットボールのマネージャーしていましたが、結果的にバスケにかかわり続けていたことが藤井郁美さんにとって転機となりました。
当時の顧問の先生に車椅子バスケがあることを教わり、第一印象こそ「これは自分ではやらないな」と感じていましたが、
しばらくして横浜でいまも活動するベテラン選手から神奈川県の女子チームに入ることを勧められます。
「君なら日本代表だって夢じゃないよ」とアドバイスを受けたことで、20歳の頃に本格的に車椅子バスケを始めています。
神奈川のチームで5年ほど活躍し、日本代表に選ばれて世界選手権にも出場しています。
ただ思うような結果を出せなかったことから、日本の車椅子バスケ界をけん引する指導者のいる「宮城のチーム宮城MAX」に男子選手が主体ながら移籍し現在に至ります。
藤井郁美のオリンピック経歴は?
藤井郁美さんは2008年北京パラリンピックで4位入賞に貢献するも、続く2012年ロンドン五輪、2016年リオデジャネイロ五輪では出場権を逃しています。
東京五輪では開催国という出場枠で五輪出場が決定しているため、日本代表のキャプテン&エースとして期待されています。
国際大会では、これまでに2006年に日本代表として初めての世界選手権(オランダ)に出場し6位、2010年アジアパラリンピック優勝、バーミンガム世界選手権大会7位といった成績を残しています。
また、国内大会での成績は次のとおりです。
2011年
全日本女子車椅子バスケットボール大会 優勝
2012年
全日本女子車椅子バスケットボール大会 準優勝
2015年
全日本女子車椅子バスケットボール大会 準優勝
2017年
全日本女子車椅子バスケットボール大会 準優勝
2017年
第45回日本選手権車椅子バスケットボール選手権大会 優勝
■車いすバスケットボール
下肢などに障がいのある選手が専用の車いすに乗って競技する。コートの大きさ、ゴールの高さ、ボールのサイズなどは一般的なバスケットボールと同じだが、車いすの特性に合わせてダブルドリブルがないこと、ボールを持ったまま3回続けて車いすを漕ぐとトラベリングになることなど一部のルールを変更している。選手には障がいの程度や運動能力によって1.0点~4.5点まで0.5点刻みの持ち点が設定され、コート上の5人の合計を14点以内とすることで障害の重い選手にも出場機会が生まれ公平なメンバー構成で試合が行われる。東京2020パラリンピックでは開催国枠で男女日本代表の出場が決定している。
引用:https://www.parasapo.tokyo/topics/21055
藤井郁美のツイッターやインスタグラム
藤井郁美のツイッター
藤井郁美のインスタグラム
藤井郁美のフェイスブック
藤井郁美の高校や大学など学歴は?
藤井郁美さんの通っていた中学については学校名は明らかになっていないものの、神奈川県のベスト8に入る強豪中学に通い、主将を務めた大会では神奈川県でベスト4に進出しています。
調べてみると、神奈川県で女子バスケが強い学校には下記の中学がありました。
鶴ケ峯中学校(横浜市旭区)
相模女子大中学部(相模原市南区)私立
戸塚中学校(横浜市戸塚区)
アレセイア湘南中学校(茅ヶ崎市)私立
名瀬中学校(横浜市戸塚区)
鴨宮中学校(小田原市)
洋光台第二中学校(磯子区)
井田中学校(川崎市中原区)
旭北中学校(横浜市旭区)
本郷中学校(横浜市栄区)
高校は、子バスケットボール部はインターハイ11回出場経験があるなどの実績を誇る神奈川県立商工高等学校ではないかと言われています。
藤井新悟が藤井郁美の結婚した旦那
藤井郁美さんは29歳の時に同じく宮城MAXに所属している車椅子バスケの選手・藤井新悟さんと結婚しています。
■藤井新悟のプロフィール
生年月日:1978年
出身地:秋田県
所属:富士通コミュニケーションサービス
中学、高校でバスケット部に所属し、19歳の時にスキー事故で脊髄(せきずい)を損傷。
20歳から車いすバスケットを始め、2004年アテネ・パラリンピックから4大会連続出場。
藤井新悟さんは現在、女子日本代表のテクニカルアドバイザーも務めていて、公私ともに藤井郁美さんを支えています。
藤井郁美さん・藤井新悟さん夫婦の間には子供も誕生して、名前は蒼空(そら)君で年齢は4歳。
藤井郁美さんが乳がんを襲ったのは、長男を出産後の2015年のこと。
母乳をあげている時に違和感があり、念のため病院で診察を受けたところ乳がんが発覚
担当の先生からはインターネットの情報を鵜呑みにしないで早期に病院に来た事が右の乳房摘出だけですみラッキーだったと言われたそうです。
藤井郁美さんのすごいところは、術後なんと10日で練習に復帰し、現在まで再発もなく練習、家事、育児をすべて両立させています。