古畑任三郎シーズン2|4話・5話ネタバレ解説【30周年記念再放送】

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古畑任三郎シーズン2の4話・5話についてネタバレ解説

4話「赤か、青か」が木村拓哉さん、5話「偽善の報酬」は加藤治子がそれぞれ犯人役でしたが、あらすじは?

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古畑任三郎シーズン2|4話あらすじ

林功夫はとある理由でゴンドラのひとつに時限爆弾を仕掛けます。ところが、爆弾を仕掛けた際に警備員に目撃されてしまいます。林はその場で警備員を殺害しますが、証拠を残すことになってしまう。その後、計画通りに、遊園地に爆破を予告を出し3000万円を要求しますが、爆弾処理の専門家として呼ばれ、さらに警備員殺害を捜査していた古畑と遭遇します。

最初は爆弾処理に協力的だった林ですが、古畑の追求を理由に爆弾処理を放棄し現場を立ち去ります。しかし、古畑に二重の罠を仕掛けられ…。

古畑任三郎シーズン2|4話ネタバレ解説

「古畑任三郎」シーズン2の4話「赤か、青か」は、ミステリーとサスペンスが見事に融合したエピソードです。以下では、物語の概要、犯人の動機と行動、古畑の推理、そして最終的な結末について詳しく解説します。

■主要登場人物:
古畑任三郎 (田村正和):警視庁刑事。切れ味鋭い推理で犯人を追い詰める。
林功夫 (木村拓哉):犯人。電子工学部の研究助手。観覧車に爆弾を仕掛けた。
今泉慎太郎 (西村雅彦):古畑の部下。爆弾処理の専門家。
真鍋茂 (金井大):遊園地の警備員。林に殺害される

物語は林功夫が遊園地の観覧車のゴンドラに時限爆弾を仕掛ける場面から始まります。しかし、爆弾を仕掛けている最中に警備員の真鍋茂に見つかってしまい、林は警備員を殴り殺してしまいます。

犯行の詳細

林の計画は、観覧車に爆弾を仕掛け、遊園地に爆破予告をして3000万円を要求するというものでした。しかし、計画通りにはいかず、爆弾を仕掛けた際に鍵を紛失し、さらに警備員に目撃されてしまいました。

■警備員殺害:
警備員が林の自転車の防犯登録番号を控えようとしたため、林はその場で警備員を殺害しました。警備員の眼鏡のレンズを上げていたことから、近くのものを見ようとしていたことがわかります。林は証拠を隠そうとしましたが、完全にはできませんでした。

■古畑の追求
爆弾処理の専門家として呼ばれる林:
林は警察に爆弾処理の専門家として呼ばれ、現場に到着します。最初は協力的だった林ですが、古畑の鋭い追及により、次第に動揺し始めます。

古畑の推理と罠

古畑は巧妙な罠を仕掛けて林を追い詰めます。以下は古畑の主要な罠です。

チェーンの残骸: 古畑は警備員殺害現場に残っていた自転車のチェーンの一部から犯人の身元が判明しそうだと嘘をつきます。焦った林はチェーンを処分しようとします。
自転車の鍵: 古畑は「犯人が何かを探しにゴンドラに戻った」と推理を披露し、林が「鍵がゴンドラにある」と口走ったことが決定的な証拠となります。

結末と動機

■爆弾解除の決断:
林が仕掛けた爆弾は赤と青の配線を切ることで解除できるようになっていました。正解は赤の配線でしたが、林は捕まる直前に嘘をつき、青の配線を切るように伝えました。しかし、古畑はクッキーのおみくじで赤がラッキーカラーだと知っていたため、赤の配線を切るように指示し、見事に爆弾を解除します。

■林の動機:
林が観覧車を爆破しようとした理由は、観覧車のせいで時計塔が見づらくなったことでした。脅迫電話で金を要求していましたが、本当の目的は観覧車を爆破することでした。この身勝手な動機に古畑は呆れつつも、最後には彼を逮捕します。

古畑任三郎シーズン2|5話あらすじ

脚本家の佐々木高代は妹の和子を鈍器で殺害し、強盗殺人に偽装します。
事件発生後すぐに犯人の目ぼしをつけた古畑でしたが、凶器を見つけることができません。しかし、たまたま見たピーマンの肉詰めからヒントを得て、凶器の鈍器に気付きます。

古畑任三郎シーズン2|5話ネタバレ解説

「古畑任三郎」シーズン2の5話「偽善の報酬」は、ユニークなテーマとシンプルなストーリー展開が特徴のエピソードです。このエピソードは、凶器を特定することがメインのミステリーとなっており、視聴者を引き込む魅力的な要素がたくさんあります。

■主要登場人物:
佐々木高代(ささき たかしろ):有名な脚本家で、ペンネームは佐々木久子(ひさこ)です。演じるのは加藤治子さんです。
佐々木和子(ささき かずこ):高代の妹で、マネージャー。彼女はチャリティーに積極的に参加しており、姉と意見が対立しています。演じるのは絵沢萠子さんです。
古畑任三郎:名探偵。演じるのは田村正和さんです。

物語は、佐々木高代が妹の和子を強盗に襲われたように見せかけて殺害するところから始まります。和子は慈善活動に熱心で、高代とは意見が合いませんでした。高代は、和子が強盗に襲われたふりをして殴り殺しますが、犯行現場には凶器が見当たりません。

犯行の動機

高代と和子は、金銭の使い方を巡って常に対立していました。高代は自分の稼ぎを和子がすべてチャリティーに寄付してしまうことに不満を持っていました。そのため、ついに和子を殺害することを決意しました。

殺害の方法と偽装

高代は、6万7千円分の小銭を細長い布(ハイソックスのようなもの)に入れて凶器とし、和子を殴打しました。彼女はその後、強盗が犯行を行ったように見せかけるために、和子の財布を勝手口に落とし、不審者がうろついていたという嘘をつきました。また、財布の中身を小銭からお札に変え、布を燃やすことで凶器を隠そうとしました。

古畑の推理と罠

■古畑の鋭い観察:
古畑は、わずかな証言と状況から高代が犯人であると早々に断定しました。彼は、凶器を見つけることで事件を解決できると考え、邸内の捜索を始めました。

■凶器を見つける手がかり:
かつお節: 和子は殺される直前にかつお節を削っていました。古畑は高代のベッドにかつお節が落ちているのを発見しました。高代は死体に近づいていないと証言しているため、かつお節がベッドにあるのは不自然です。
悲鳴の矛盾: 高代は被害者の悲鳴を聞いたと証言しましたが、和子は後ろから殴られていたため、悲鳴をあげる暇はなかったはずです。
扉の音と被害者の体勢: 勝手口の扉を開けると音がするのに、和子はその音に気付かず、スカートの丈をまくってしゃがんでいた様子でした。強盗が侵入したなら、和子はその音に気付いて逃げるはずです。
イニシャル: 冷蔵庫の調味料に書かれたイニシャルから、古畑は姉妹が不仲だったことに気付きました。

■凶器の隠し場所:
高代は、犯行に使用した小銭を銀行に預けることで証拠を隠そうとしました。しかし、古畑は銀行に預けられた小銭を特定することが可能だと考え、凶器の特定に至りました。

犯人のミスと事件の結末

最終的に古畑は高代の犯行を証明し、彼女を逮捕しました。高代の計画は完璧に見えましたが、古畑の鋭い観察力と推理により、真実が明らかになりました。

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