風速5mとは体感でどのくらいの風の強さなんでしょうか?
普通に外出したりランニングはできる?車や自転車で移動しても大丈夫なんでしょうか?
風速5m以上だと船で釣りやキャンプでテントを張るのは難しいでしょうか?テントを張ってたら飛ばされる?
また風速5mで手持ち花火はできる?
風速5m体感どのくらい?
風速を荷重(○○kg/㎡)に直すとだいたい次のようになります。
風速m/s 風圧N 風圧Kg
5 1.3 0.1
10 5.0 0.5
15 11.3 1.2
20 20.0 2.0
25 31.3 3.2
30 45.0 4.6
35 61.3 6.2
40 80.0 8.2
45 101.3 10.3
50 125.0 12.7
55 151.3 15.4
60 180.0 18.3
65 211.3 21.5
70 245.0 25.0
75 281.3 28.7
80 320.0 32.6
85 361.3 36.8
90 405.0 41.3
95 451.3 46.0
100 500.0 51.0
105 551.3 56.2
110 605.0 61.7
115 661.3 67.4
120 720.0 73.4
風速というのは、通常メートル毎秒(m/s)で表します。1秒間あたり何m移動するかですが風速5mは時速にすると18kmの風ということです。
1時間は60分、1分は60秒ですので、1時間は3600秒です。
3600秒間何km動くかが時速ですから、
秒速の値×3600÷1000で求まります。1000で割るのはmをkmに直すためです。
秒速の値×3.6=時速になります。
風速5mくらいなら「軟風、木の葉や細い枝がたえず動く。旗がはためく。」といった感じなので、日常生活に大きな影響はほとんどありません。
そよ風より強く、はっきり風を感じる。木の小枝などがざわざわと動く。
ちょうど自転車で走っているほどの速度でしょうか。歩く速さの約4倍の速度です。
この秒速5mの風(時速18kmの風)がまともに向かい風だったら自転車をこぐのも少し疲れるかもです。
逆に追い風だったら楽にこげると思います。
風速5mなら電車(JRや私鉄)が運休する子もないし新幹線についても風速20メートル以上になった場合、段階的に速度制限や運転見合わせが行われます。
雨量については1時間55ミリ以上、となっています。
吹き流しの種類などによっても異なりますが、風速の目安としては、吹き流しの角度が約30度のときは風速3m、約45度のときは風速5m以上、水平(真横)のときは風速10m以上です。
高速道路では、トンネル出入り口や橋の上、高架下、切り通しなど、風が通りやすく突風が吹きやすい場所に「吹き流し」が設置されています。
風速5m前後の状況です。
風速 1.6以上3.4未満 (風力2、軽風) 顔に風を感じる。木の葉が動く。風見も動き出す。
風速 3.4以上5.5未満 (風力3、軟風) 木の葉や細かい小枝絶えず動く。軽い旗が開く。
風速5.5以上8.0未満 (風力4、和風) 砂ぼこりが立ち,紙片が舞い上がる。小枝が動く。
風速5mで釣り・花火は?
風速5mくらいまでなら釣り・花火は気を付けてすれば大丈夫でしょう。
釣りでは髪がなびく強さの風速4mだと釣りにならないとも言われますが、これは仕掛けが安定しないことを指すことが多いようです。
ラインが受ける風の影響はダイレクトにその先にあるルアーや餌のついた針に伝わり不自然な動きにより魚が釣れにくくなります。
風速5mでキャンプは?
キャンプでは多くのサイトでテントを張れる限界として風速3mとしているところが多いようです。
テントの形状によっては、風速5mくらいになると、布がもう限界って位張ってきて、ポールが曲がったり、折れたりする場合があります。
風速5mを超えると、タープを張るのも難しくなってきます。
仮に、タープを張っても、7mを超えて来るとポールが曲がったり、布が裂けたりする場合があります。
場合によっては、タープのペグが抜けて飛んでくる事があります。
実際、30cmクラス鋳鉄製のソリッドペグを根元まで打ち込んでロープもピーンと張っても、それでも飛んできてタープの生地に刺さる事故が起きる危険も高くなります。
最大で風速5m超えるような場合はキャンプは中止した方が賢明でしょう。
キャンプ場に電話して、風よけになる木々や林があるのか確認して、風除けが全くないオープンなサイトだとキャンセルした方が良いです。
風除けの木々や林などがあるサイトでしたら、風向きによっては大丈夫かもしれません。
フリーサイトで木に囲まれたサイトに設営出来れば相当な風速でも風は弱くなります。
■平均風速 (10分間の平均風速)
5[m/s] = 18[km/h]:木の葉がたえず動く 軽い旗がはためく
10[m/s] = 36[km/h]:小さな木がゆれ、池の水面に波頭が立つ
15[m/s] = 54[km/h]:傘がさせない
20[m/s] = 72[km/h]:小枝が折れる 風に向かって歩けない (台風クラス)
30[m/s] = 108[km/h]:木が根こそぎ引き抜かれる
40[m/s] = 144[km/h]:強い台風 (ハリケーンクラス)
45[m/s] = 162[km/h]:非常に強い台風
54[m/s] = 193[km/h]:猛烈な台風
http://www.ipc.tohoku-gakuin.ac.jp/nken/research/svg2004/snowball/manual_2.html
風速5mはどのくらい?傘は?
風速5mの風で折りたたみ傘をさしても壊れないと思いますが、風を内側に受けると壊れる場合もあると思います。
5~8メートル(やや強い)・・・・小枝が揺れる
9~12メートル(強い)・・・大枝が揺れる
風速10mを超えてくると、さすがに物理的に傘を差すのは難しくなってくるでしょう。
傘がさしにくくなるのは風速11m/s以上、風に向かって歩きにくくなるのが風速14m/s以上です。