学法石川高校野球部が33年ぶり4回目となる2024年の春のセンバツ(第106回全国高校野球選手権大会)出場を果たしました。
1回戦は健大高崎(群馬、2年連続7回目)と対戦する学法石川高校野球部メンバーの出身中学や注目選手をまとめています。
学法石川高校野球部メンバー/春のセンバツの出身中学
背番号 | 選手 | 守備 | 学年 | 出身 | 投/打 | 身長/体重 |
1 | 大友瑠 | 投手 | 3年生 | 七ヶ浜リトルシニア | 右/右 | 180/88 |
2 | 大栄利哉 | 捕手 | 2年生 | 石川義塾中 | 右/左 | 176/81 |
3 | 小澤陸蒔 | 内野手 | 3年生 | ふじみ野リトルシニア | 右/右 | 171/80 |
4 | 小笠原涼太 | 内野手 | 3年生 | 福島ホープス会津リトルシニア | 右/左 | 168/58 |
5 | 岸波璃空 | 内野手 | 3年生 | 白河市立白河中央中 | 右/右 | 168/64 |
6 | 福尾遥真 | 内野手 | 3年生 | 京葉ボーイズ | 右/左 | 181/75 |
7 | 渡邊大世 | 外野手 | 3年生 | 福島リトルシニア | 右/右 | 175/77 |
8 | 瀬川俊晃 | 外野手 | 3年生 | 白井中央ボーイズ | 右/右 | 173/62 |
9 | 佐藤辿柊 | 外野手 | 3年生 | 仙台東部リトルシニア | 右/左 | 170/72 |
10 | 佐藤翼 | 投手 | 2年生 | 石川義塾中 | 左/左 | 167/63 |
11 | 小宅善叶 | 投手 | 3年生 | 石川義塾中 | 右/右 | 169/59 |
12 | 渡邊莉央 | 捕手 | 3年生 | 石川義塾中 | 右/右 | 168/60 |
13 | 大河原千晟 | 内野手 | 3年生 | 石川義塾中 | 右/右 | 168/64 |
14 | 志賀雅 | 内野手 | 3年生 | 石川義塾中 | 右/右 | 163/63 |
15 | 宇梶哩惟河 | 内野手 | 3年生 | 南会津ボーイズ | 右/右 | 172/65 |
16 | 坂本奏都 | 内野手 | 3年生 | 埼北ポニー | 右/右 | 168/62 |
17 | 小山陽向汰 | 外野手 | 3年生 | 那須野ケ原ボーイズ | 左/左 | 170/65 |
18 | 山口大輔 | 投手 | 3年生 | 野田リトルシニア | 右/右 | 178/60 |
19 | 福尾翔 | 外野手 | 2年生 | 京葉下総ボーイズ | 右/右 | 170/73 |
20 | 飯島優音 | 捕手 | 3年生 | 白井中央ボーイズ | 右/右 | 170/68 |
学法石川高校野球部スタメン
2023年10月22日の八戸学院光星(高校野球東北大会秋季 高校野球秋季地区大会 準決勝)との対戦は、以下のスタメン・守備位置で行われました。
打順 守備 名前 学年
1 左 渡邊大世 2年生
2 遊 福尾遥真 2年生
3 三 岸波璃空 2年生
4 捕 大栄利哉 1年生
5 一 小澤陸蒔 2年生
6 右 佐藤辿柊 2年生
7 中 大友瑠 2年生
8 二 小笠原涼太 2年生
9 投 佐藤翼 1年生
学法石川高校野球部メンバー/春のセンバツの注目選手
大栄利哉選手
捕手で4番、投手も務める。
秋季東北地区大会で全4試合安打、二塁送球タイム1.8秒。
投手としては140キロ台半ばの直球を投げ、準々決勝で完投勝利。
佐藤翼選手
左腕投手。
公式戦初先発で1失点完投勝利。
130キロ台後半の直球とスピンの効いた球が持ち味。
小宅善叶選手
主将。
苦しい時でも笑顔を絶やさず、チームを鼓舞。
チームメイトから全幅の信頼を寄せられるキャプテン。
伊藤壱太朗選手
グラウンドマネージャー(GM)。
監督の意図を選手に伝え、練習メニューを管理。
小宅主将と二人三脚でチーム作りを支える。
学法石川高校野球部メンバーの進路
随時更新
学法石川高校野球部の監督
学法石川高校野球部の監督は佐々木順一朗さんです。
出身地:宮城県
生年月日:1959年11月10日
年齢:64歳
出身高校:東北高等学校
出身大学:早稲田大学
■指導者歴
仙台育英学園高等学校
学校法人石川高等学校
佐々木さんは、高校時代に東北高等学校で活躍しました。高校時代の1976年夏の選手権ではエースとして活躍し、準々決勝まで進出しましたが、海星高の酒井圭一に抑えられてしまい、敗退してしまいました。翌1977年春の選抜大会では、2回戦で丸亀商に敗れ、甲子園出場は叶いませんでした。また、同年夏の県予選でも決勝まで進出しましたが、肩の怪我の影響で投手として出場することができず、一塁手としてプレーしました。しかし、甲子園出場は叶いませんでした。
その後、早稲田大学に進学し、卒業後は電電東北を経て、1993年に仙台育英学園高等学校の硬式野球部部長に就任しました。1995年には監督に就任し、2001年の選抜高等学校野球大会では、東北勢初の決勝進出を果たしました。しかし、同年夏の全国大会に出場した際に不祥事が発覚し、辞任を余儀なくされました。
その後も指導者として活動し、2015年の全国大会では決勝まで進出しましたが、惜しくも優勝を逃しました。その後、不祥事の責任を取り、仙台育英学園高等学校の監督を辞任しました。
そして、2018年9月25日に学法石川の監督に就任しました。就任後はチームを指導し、2023年秋には東北地区大会に進出し、各県の1位校を2校破り、4強入りを果たしました。この活躍により、2024年春の選抜高等学校野球大会に東北地区一般選考枠での出場を決めました。これで佐々木さんは、2つの高校での甲子園大会出場を果たすことになりました。
学法石川高校野球部の戦績
2019年と2021年の春季県大会で準優勝。
2023年秋季東北大会で4強進出。
2024年春のセンバツ出場決定。
まとめ:学法石川高校野球部メンバー2024春のセンバツ|出身中学・スタメン
学法石川高校野球部は、監督が変わった期間もありましたが、2018年11月には仙台育英の名将である佐々木順一朗監督が招かれ、再建がスタートしました。
まず、監督は精神面の成長を重視しており、「本気になれば世界が変わる」という前向きなスローガンを掲げ、選手を褒めて伸ばす方針をとっています。また、髪型は多数決で決めたり、練習は自主性や効率を重視したりするなど、時代や球児の気質の変化を踏まえたチーム作りをしています。
選手たちはこのチームに愛着を持ち、「厳しさの中に楽しみを見いだせる。めりはりのあるチーム」と口にしています。そのため、県外からも学法石川の野球部に入部する部員が増えています。
また、身体能力の向上にも力を入れており、インターネットで投打の練習法や技術論を学び、それを実践するために身体づくりを行っています。このような取り組みのおかげで、心身ともに強くなった選手たちは、春季県大会で準優勝するなど、甲子園に一歩ずつ近づいています。
近年ではOBからもプロに進む選手が現れており、黒川凱星選手は2022年にロッテから育成4位で指名されました。彼は「監督からは自分で考える大切さを学んだ。プロの戦いに生きている」と感謝しています。
チームは現在も成長を続けており、秋季東北大会で4強に進出しました。ただし、打率が低下している部分もあり、これに対応するために冬の打撃練習では特に焦点を当てています。