2023年の学生名人戦で不正により失格となった学生がいたことが明らかになりました。
将棋の第79回学生名人戦では立命館大3年の亀山凌さんが初優勝したものの、優勝者が対局中にAIアプリ使用で失格になり、準優勝者が繰り上げ優勝になっていました。
学生名人戦2023不正で失格|決勝で優勝者がAIアプリ使用→立命館・亀山が繰り上げ
学生名人戦決勝で優勝直後にスマホを隠し持っててソフト指ししたことが発覚しました。
本件は決勝戦の持ち時間が90分。
今後はこのような長時間の持ち時間の大会は、アマであっても何らかの再発防止策がとられるのではないでしょうか。
犯罪ではないですから、建前上は就職等で問題視されることはないですが将棋のアマチュアトップの世界は広くはありません。
学生名人戦で上位入賞者だとそのままアマ強豪として長く活躍する人も少なくないです。つまり、同世代のアマチュア強豪に対して顔と名前が知られてしまっているということになります。
よっぽどのことをして汚名返上をしないとアマチュア大会には出られないでしょうし、出たとしても白い目で見られ続けられることになるのかもしれません。
まとめ:学生名人戦2023不正で失格|決勝で優勝者がAIアプリ使用
2023年6月6日 20時00分時点のNHKの特報では
取材に対して主催者は、ソフト使用の不正はあったと判断して大会規定に基づき、本人は失格・準優勝者を繰り上げ優勝とする措置済み、しかし本人は説明を求めても明確な回答はしていない、と回答しているようです
本人が認めていないということは決着は長引くかもしれません
学生大会については、学生としての登録資格が条件で、学生大会でソフト指しをしたと認定されると、資格停止になり学生大会に出られなくなるでしょう。
アマチュア大会一般論となると、将棋はアマチュアにまで登録制度がある競技ではないし、他の大会の不正まで切り込んでいる大会規定はそうそうないので、出場排除の判断は大会主催者毎にこれからになるでしょう
将棋「学生名人戦」 優勝者が対局中にAIアプリ使用 失格に
2023年6月6日 16時54分優勝者に一部のプロの棋戦への出場資格が与えられる「学生名人戦」のことしの大会で、優勝した学生が対局中に将棋AIのアプリを使用していたとして、大会規定違反で失格となっていたことが分かりました。
「学生名人戦」を主催する全日本学生将棋連盟によりますと、4日に東京で行われた大会の決勝で、終局後、勝利した男子学生について一部の参加者から「対局中の離席の回数があまりにも多いため調査してほしい」などと申し出があったということです。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230606/k10014091431000.html
学生名人戦2023までの歴代優勝者
2023年(第79回)亀山凌(立命館大学3年)
2022年(第78回)川島滉生(早稲田大学2年)
2021年(第77回)新型コロナウイルス感染防止のため中止
2020年(第76回)新型コロナウイルス感染防止のため中止
2019年(第75回)天野倉優臣(東京大学1年)
2018年(第74回)羽仁豊(岡山大学4年)
2017年(第73回)藤岡隼太(東京大学1年)
2016年(第72回)西澤佑亮(金沢2年)