映画「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」で沙代と時弥は乙米と時貞の子供？
それともほんとうに克典、長田との子供なのでしょうか？
ゲゲゲの謎｜龍賀沙代と時弥は乙米と時貞の子供？克典と長田の子供？
映画『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』に登場する龍賀家の沙代と時弥について、以下のような関係があります。
■龍賀沙代:
龍賀一族の長女で、戦後日本の財界を裏で牛耳り、哭倉村を支配しています。
龍賀乙米と克典の娘で、従弟には長田時弥がいます。
沙代は美しく可憐な少女で、心優しい性格を持ち、都会に憧れています。
村を出たいという願いを抱えており、水木に想いを寄せています。
■長田時弥:
龍賀一族の三女・長田庚子と、その夫である哭倉村村長・長田幻治の息子です。
沙代は従姉に当たり、本物の姉弟のように仲が良いです。
年齢は恐らく小学校低学年程度と思われます。
したがって、沙代と時弥は克典と長田の子供ではなく、それぞれの親の子供です。
ただ、公式から出ている家系図の線の色は本当の親子かそうではないかを表していると言う説があります。
それでいうと沙代も時弥も時貞と母親との子ということになりますが、時貞が時弥くんに憑依できたのは自分の血が入っていて紛れもない龍賀家の血筋を持った子供だからなのかもしれません。
ゲゲゲの謎｜龍賀沙代とは？
龍賀沙代は哭倉村（なきくらむら）という閉鎖的な村で暮らす龍賀乙米（りゅうがおとよね）と克典（かつのり）の娘
沙代は一見おしとやかで淑やかなお嬢様に見えますが、実際には芯が強く、大胆な発言や行動を取ることがあります。彼女は心優しく、村に来た外部の人々にも親切に接することができます。
沙代は母親である乙米や家族から粗末に扱われており、村での生活に苦しんでいます。彼女はいつかこの閉鎖的な村を出て、自由な生活を送りたいと強く願っています。そんな中、東京からやってきた水木（みずき）という男性に興味を持ち、彼に救いを見出します。沙代は水木に自分を村から連れ出してほしいと懇願します。
沙代は実は祖父である龍賀時貞（りゅうがときさだ）のお気に入りであり、祖父によって慰みものにされていました。時貞は沙代に子供を産ませるために彼女を利用していました。沙代はこの状況に絶望し、家族が助けてくれないことに対する恨みを募らせていきます。
沙代はいつしか「狂骨（きょうこつ）」という妖怪の依代（よりしろ）となりますが、彼女も龍賀の血を引いているため、狂骨を操る力を持っていました。この力を使い、自分に危害を加えようとする者たちを次々と謀殺していきました。
水木との関係と結末
沙代は水木に想いを寄せていましたが、ある日、母親の乙米が水木に沙代と時貞の関係を暴露しました。さらに、水木が霊や妖怪が見える体質になっていたため、沙代が殺してきた者たちが水木に憑りついていることを知ります。沙代は自分の暗い過去が水木に知られてしまったことに絶望し、狂乱状態に陥ります。
沙代は狂骨を解放し、家族を皆殺しにしてしまいます。そして、自分を助けてくれなかった水木に対する恨みから、彼を絞め殺そうとします。しかし、事切れる寸前の長田（おさだ）という人物によって槍で腹部を貫かれ、最終的には青い炎に飲み込まれて消滅します。
現代で鬼太郎たちの手で時弥（ときや）が成仏していく際、彼を迎えに来たように沙代の霊が現れました。これは彼女が完全に消滅したわけではなく、まだどこかで存在していることを示唆しています。
ゲゲゲの謎｜龍賀一族の背景
龍賀家の女性たちは、それぞれ特定の象徴を持っています。例えば、乙米の櫛と帯には蝶の模様があり、蝶は復活や長寿の意味を持っています。また、丙江（ふさえ）のワンピースの胸元には鹿の模様があり、鹿は財産や金運を象徴しています。さらに、庚子（かのえね）の髪留めには猪の模様があり、猪は子孫繁栄を意味します。これらの象徴は家族の歴史や運命に深く関わっていると考えられます。
■龍賀家の名前の由来
龍賀家の姉妹たちの名前は、漢字文化圏で暦を表すために用いられる十干十二支の組み合わせになっています。これにより、ある程度の年齢を予測することができます。例えば、乙米（おとよね）、丙江（ふさえ）、庚子（かのえね）などの名前は、それぞれの生まれ年や順番を示しています。沙代もこの伝統を受け継いでおり、彼女の名前には特別な意味が込められています。
■衣装と象徴
沙代は矢羽根柄の着物と乱菊柄の帯を身につけています。矢羽根は魔除け、菊は邪気払いの意味があります。菊の花言葉は「高貴」「高潔」「高尚」であり、沙代の純粋さと強さを象徴しています。
■龍賀家の男性たち
龍賀家の男性たちの中で、孝三（こうぞう）という人物だけが名前に「時」という字がついていません。この点については、作中で詳しく語られていませんが、何か特別な意味があるのかもしれません。
■ファンの考察
SNS上では、龍賀一族の過去や詳細な人間関係、水木のその後などについて多くの考察が飛び交っています。これらの考察は、作品に対する理解を深めるための貴重な情報源となっています。また、監督が舞台挨拶で語ったところによれば、龍賀一族にはさらに深い裏設定があり、その一部はファンの考察と一致しているとのことです。
