冬の空に瞬く流星群
『ふたご座流星群』
の時期がやってきました。
流星とは太陽系空間に存在する塵が地球の大気に飛び込んでくるものであるので、
その場所を地球が通過する時に塵が地球大気とぶつかることで流星になります。
『ふたご座流星群』は例年、ほぼ決まった日にちに極大日(ピーク)を迎えるので、毎年『ふたご座流星群』を心待ちにしている人も多いんじゃないでしょうか。
では、2022年の『ふたご座流星群』について調べてみようと思います!
ふたご座流星群2022の方角
ふたご座流星群が見ることができる方角を調べてみます
結論から言うと、ふたご座流星群は夜空のどこでも見えます!
流星はふたご座近くから空の「全方向」放射状に広がるため、月と反対側の空でも見られます。
なのでどの方角でも観察することができます!
流星群は、放射点の近くほど流れ星が多く見えるということはありません。
※放射点:流れ星(群流星)が飛び出してくるように見える天球上の点。
観測のポイントとしてはできるだけ街灯などの明かりが少ない場所で空を広く見渡すと良さそうです。
暗闇に目が慣れるためにも最低15分間は観察を続けることが望ましいそうです!
どこでも見れるのは嬉しいですよね
ふたご座流星群2022は何時?極大・ピークの時間は?
ふたご座流星群が見ることができる時間帯を調べてみます
ふたご座流星群は12月14日22時頃に活動のピークを迎えると予想されています。
観察に適している時間帯は20:00時頃から流星が現れ始め、本格的に22:00~5:00頃まで出現が続きます。
ただし14日は22時前に地平線から東から月が昇るため、月明かりの影響を受けやすくなっています。
月が高く昇る前の21時から真夜中0時頃の夜の早い時間や、建物で月が隠れる位置での観察がおすすめとなります。
ピーク時に空の暗い場所で観察した場合の流星数は、1時間あたり40個から45個、一夜を通じて、空の暗い場所で1時間に15個程度の流星が予想されています。
まとめ:ふたご座流星群2022
流星が放射状に飛び出してくる中心点を放射点といいますが、これがふたご座の領域内にあるのでふたご座流星群と呼ばれます。
とはいえ、ふたご座の恒星があるはるか遠くから流星が来るわけではなく、流星と地球の相対速度の関係でたまたまそこが中心になるだけです。
流星の元は彗星が撒き散らしたゴミ(砂粒)です。
ふたご座流星群のように毎年同じ程度に出現するものは数百年も前からデータが残っています。
彗星の軌道と太陽風で吹き飛ばした方向が判っていれば、推測できると言う事です。
各流星の観測から太陽系内での流星の元になる粒子の軌道が統計的に求められていて、来年の出現予想がたてられます。そういう予想はほとんど外れないので報道されます。
不安定な流星群もあって、しし座流星群などはダストトレイルという粒子の
濃いチューブの軌道が少しでもズレるとほとんど出ない、逆に出るときは大量出現するというものもあります。
別に天文台で研究しているわけではありません。そういうのを専門に研究している研究者が世界中から集めた観測結果をもとに軌道計算して予想しています。