ジェルブロワ村(Gerberoy)は「フランスの最も美しい村」に選ばれたフランス屈指の観光名所ですが、とくに有名なのが村中に咲き誇る薔薇です。
世界中から観光客が集まるジェルブロワ村の行き方や観光ツアーを調査した結果をまとめています。
ジェルブロワ村とは?
ジェルブロワ村(Gerberoy)とはフランス・ピカルディ―地方(パリの北西に位置)の人口100人くらいの小さな村で、村の広さは1時間もあれば一周できるほどの大きさしかありません。
コロンバージュ建築のの小さな家々と石畳の道はまるで絵本の中の世界のように大量の花々埋め尽くされいて、
毎年春から夏にかけて見ごろを迎える薔薇の最盛期にはすべての家が薔薇で飾られ村中が薔薇で覆いつくされるようになります。
ジェルブロワ村はかつては要塞都市と位置づけられていた歴史があり、中世ではイギリス・フランスの泥沼の争い「100年戦争」激戦地となりました。
そのため、何世紀もの間、ジェルブロワ村の一帯は間廃墟と化し見るも無残なありさまだったようですが、
1900年ごろ、古い城壁が印象的なジェルブロワ村に画家のアンリ・ル・シダネルが住みついたことで村の歴史は180度変わっていきます。
アンリ・ル・シダネルの発案でジェルブロワ村のいたるところにバラを植えバラで埋め尽くすバラ祭りが開催されると、
その伝統が100年以上経過した今でも受け継がれ、今や世界中から観光客が押し寄せるまでになりました。
フランスの最も美しい村とは?
ジェルブロワ村は「フランスの最も美しい村」に選ばれているわけですが、実は他にも様々な村が「フランスの最も美しい村」となっています。
1982年にコロンジュ・ラ・ルージュのシャルル・セイラック(Charles Ceyrac)村長の呼びかけによって設立された協会が認定しており、
人口2000人以下
2以上の保護重要文化財/歴史記念物がある
村議会で承認が得られている
という3つの前提条件を満たした上で、資格委員会に余って27項目にもおよぶ厳しい審査基準をクリアし認定された村々が加盟しています。
ジェルブロワ村の他にも下記のような村があります。
レンヌ(ブルターニュ地方)
ルーアン(ノルマンディー地方)
アミアン(ピカルディ地方)
オルレアン(ロワール地方)
ストラスブール(アルサス地方)
ラ・ロシェル(フランス大西洋岸地方)
ディジョン(ブルゴーニュ地方)
ブザンソン(ジュラ地方)
バイヨンヌ(バスク地方)
アヌシー(アルプス地方)
ちなみに、ジェルブロワ村で最も有名な撮影スポットがサンタモンの小径に繋がる角に建つ青い家「メゾンドブルー(Maison Bleue)」。
「l’Or Bleu de Picardie(ピカルディ―の黄金の青)」と呼ばれ、ピカルディ―地方で採れる染料の「ホソバタイセイ(アブラナ科)」が使用されています。
ジェルブロワ村の行き方・日本からのアクセスは?
フランスでジェルブロワ村に行くにはパリ北駅から鉄道でマルセイユ・アン・ボーヴェ(Marseille en Beauvaisis)に向かい、そこから更にバスかタクシーで9キロほど移動します。
パリからマルセイユまではおよそ2時間の旅で、ボーヴェ(Beauvais)駅で乗り換える場合にはもう少し時間がかかります。
日本からパリに行くには、パリのシャルル・ド・ゴール国際空港まで直行便が運航しており所要時間は12時20分~14時間30分、
格安航空券でおよそ7万円程度(片道)で行くことができます。
ジェルブロワ村の観光ツアーや料金は?
ジェルブロワ村の観光ツアーと料金を調べていくと、下記のようなものがりました。
いずれもパリ発着となっています。
【プライベートツアー】 専用車で行く 薔薇の村ジェルブロワ観光
料金:90.00~460.00EUR(11,363~58,075円)
所要時間:約5時間30分
薔薇の村・ジェルブロワと優美なシャンティ城を訪ねる ≪パリ発1日観光≫
料金:15800円
【ランチなし】薔薇の村ジェルブロワとジベルニー1日ツアー
料金:95EUR
ジェルブロワ村の口コミ
今年は寒い日が多かったせいか、ジェルブロワの薔薇の開花は一部だったのが残念でしたが、素敵な村の雰囲気に癒されました。
モネの庭はたくさんの花が咲いていてとてもきれいでした!モネの家の中には絵画や浮世絵が沢山あって、それも楽しかったです。
9月でも民家の前に色々な花が咲いていたり、窓辺に花が飾ってあったり石畳みがとても素敵でした。
とても小さく静かな村で、暮らしていらっしゃる方も少ないため写真を撮るには最高の場所だと思います。
昼食はおしゃれな小さいレストラン。 メニューはサラダ、ポークグリル、付け合わせ、デザートはアップルタルト。バゲットも美味しくいただきました。
ジェルブロワは、とても可愛らしい小さな村でした。どの家もお花がいっぱいで、見頃を過ぎたと言うバラもまだまだ咲いてくれていました。ゆっくり歩いて1時間あれば十分かと思います。