太平洋戦争敗戦後、GHQ占領軍が、四国の剣山と伊豆諸島のある島を特別調査したと言われていて、ソロモン王の失われたアーク(聖櫃)を探していたという都市伝説があります。
ミイラが出たとか、地下空間が発見されたといった噂があったものの、現在は国立公園に指定されているため特別な許可なく発掘は出来なくなっています。
都市伝説|GHQの剣山(四国)調査はユダヤ遺跡のアーク(聖櫃)?
四国の徳島県・美馬市にある剣山は古代ヨーロッパ諸国と中国とを結んでいたシルクロードの真の東の果てとも言われていて、古代ユダヤ・イスラエルの失われた10支族がシルクロードをとおり剣山までたどり着きユダヤの神殿に似た神明神社を剣山のふもと造り、ソロモンの秘宝を封印した、という都市伝説があるようです。
※旧約聖書に記されたイスラエルの12部族のうち、行方が知られていない10部族(ルベン族、シメオン族、ダン族、ナフタリ族、ガド族、アシェル族、イッサカル族、ゼブルン族、マナセ族、エフライム族)
駐日イスラエル大使コーヘン氏は堂々と剣山系にある磐境神明(いわさかしんめい)神社が古代イスラエル王国の礼拝所(神殿)に似ているとして調査し、四国放送(日テレ系)でニュースとなり、テレビ東京の古代ミステリー(MCみのもんた)でも紹介されました。
GHQは伊勢神宮に安置されている八咫鏡(やたのかがみ)の裏面に描かれているヘブライ文字を見たという都市伝説もみられます。
八咫鏡(やたのかがみ)の裏側に、出エジプト記の中で神がモーセに答えて告げた「我はありてあるものなり(Ehyeh Asher Ehyeh:エへィエ・アシェル・エヘィエ)」という言葉が古代ヘブライ文字で刻まれていた…とされています。
GHQの剣山(四国)調査はユダヤ遺跡のアーク(聖櫃)の事実は確認出来ず
GHQはなぜか徳島の剣山一体を占拠して何かを捜していたとも割れていますが、結論から言うと、まずそんな事実がない(確認できない)というのが現状です。
結果的に政府により剣山を国立公園に指定して実質的に発掘調査が禁止になってしまったことなど様々な要因により、オカルトな都市伝説が生み出されただけのようです。
剣山で1952(昭和27)年に発掘が行われ「ミイラ化石土」なるものが出土したという記事が徳島新聞で掲載されたと言われていますが、「1950(昭和25)年に発掘され徳島日報に記事が掲載されたはずなのにこの記事が消された」となり、そこから陰謀論的に政府や軍の関与がある、という与太話が創作されたようです。