映画「ゴジラ-1.0(マイナスワン)」のフロンガスを使ってゴジラを海底1500mに沈める作戦について解説。
通常兵器が効かないゴジラ対策でフロンガスを使用していましたが、なぜ沈むんでしょうか?
ゴジラ-1.0(マイナスワン)フロンガス作戦を解説
<ネタばれ注意>対ゴジラ戦闘で大活躍のあの兵器は理にかなっている 現代史記者が読み解いた「-1.0」の教訓
1954年の初登場から70年目、30作目にして「ゴジラ-1.0」の舞台に選ばれたのは、敗戦間際と敗戦後の日本。「大日本帝国」は、敗戦によって明治以来度重なる戦争で広げてきた植民地をすべて失い、「固有の領土」だった北方領土まで奪われ、かつ「一等国」の地位から敗戦国となり、多くの軍人らが連合国の裁判で「戦犯」とされ死刑になった。「新生日本」は「ゼロからの出発」どころか、まさに「マイナスからの出発」だった。筆者は日本の近現代史を20年以上取材、執筆している。本作で描かれている、特攻で出撃しながら帰還した元兵士や、空襲によって孤児になった人たちも取材してきた。そうした史実に照らして映画を見てゆこう。
https://news.yahoo.co.jp/articles/6bd0ab47decb82642998ae43e39dc6456cf17eb9
映画「ゴジラ-1.0(マイナスワン)」では駆逐艦2隻でゴジラへフロンガス発生器付きのワイヤーで巻きつけてゴジラを海中に沈めるという作戦が実行されました。
まず、物体が水面に浮くのは「浮力」という力が関係しています。物体の浮力と重さが釣り合うことで、沈まずに浮き続けることができます。水に浮かぶ物体は水面上に出ている部分と水面下に沈んでいる部分があります。この水面下に沈んでいる部分が海水を押し退けることで浮力を得ています。しかし、フロンガスを使うと海水が空気に置き換わってしまい、物体が水を押し退ける力が減ってしまうんです。これを解決するためには、物体の水中に沈む部分を大きくする必要があります。
ゴジラを深海に引きずり込むために、「海神作戦」という方法が使われました。深海1500mでは水面付近の圧力が非常に高く、ゴジラもその圧力に耐えられずにペシャンコになることが狙いでした。
そして、もしゴジラがこれで死ななかった場合、第2段階がありました。急激に水面近くまで引き上げることで、ゴジラの体内に空気の泡ができる「減圧症」を引き起こそうという考え方です。減圧症は、圧力の高い場所から急激に圧力の低い場所に移動すると血液中に空気の泡ができ、血液中の酸素不足や血管の塞がりなどの問題を引き起こします。この方法で、外からだけでなく内側からもゴジラを攻撃しようとしたのです。
フロンガスのライデンフロスト効果|ゴジラ-1.0(マイナスワン)
水に中に普通の鉄球と熱した鉄球を沈めると
熱した鉄球が速く沈む
これは鉄球の周りに沸騰した空気の幕が出来る
水に抵抗が無くなり沈むのが速くなる
あとは深海の圧力で潰れる
(空気のある内蔵が潰れていく)
フロンガスで、どう包むか解らないけど
フロンガスの揮発温度がマイナス温度くらいから
(種類で変わる)
(水が100度で沸騰するのがフロンはマイナスでも沸騰、圧力かけて液体にしてる)
浮力
物が水に浮く理由は、浮力という力によって支えられているからです。浮力は、物体の重さと釣り合うことによって、物体が沈まずに浮き続けることができます。
浮力は、物体にかかる力のうち、水に押し上げられる力のことです。物体は、水に沈んでいる部分の表面積に応じて、水から押し上げられる力を受けます。この力の大きさは、物体の体積と水の密度によって決まります。
圧力
水深が深くなるほど、水の圧力は高くなります。これは、水の重さによって水面から下に向かって力が加わるためです。
圧力は、物体にかかる力のうち、水から押される力のことです。物体は、水に沈んでいる部分の表面積に応じて、水から押される力を受けます。この力の大きさは、水深と水の密度によって決まります。
フロンガスの働き
フロンガスは、空気よりも軽い気体です。フロンガスをゴジラの周囲に噴射すると、フロンガスが水中に溶けて気泡になります。この気泡は、水の重さによって水面に押し上げられます。
ゴジラは、体重が重いため、水に沈む力が大きくなります。しかし、フロンガスの気泡がゴジラの周囲に存在すると、ゴジラの沈む力は小さくなります。これは、ゴジラの周囲に空気の空間が存在するためです。
ゴジラが沈む力とフロンガスの気泡によって生じる浮力が釣り合うと、ゴジラは浮かぶことができます。しかし、フロンガスの気泡をさらに噴射すると、ゴジラの周囲の空気の空間が大きくなります。これにより、ゴジラの沈む力はさらに小さくなり、ゴジラは沈んでいってしまいます。
まとめ:ゴジラ-1.0(マイナスワン)フロンガス作戦を解説
映画「ゴジラ-1.0(マイナスワン)」でゴジラが海中に沈んだ後は、深海の水圧によって体内が潰されるか、急激に水面付近に引き上げられ、減圧症によって命を落とすかはわかりません。
ただフロンガスを使った作戦は、ゴジラを倒すための有効な手段であることは間違いないでしょう。