netflixドラマ「極悪女王」で北斗晶なぜ出ていない?
「極悪女王」は日本の女子プロレス界の伝説的なヒールレスラーであるダンプ松本の人生とキャリアを元にしたドラマ。
ダンプ松本のプロレスラーとしての成功、ヒールとしてのイメージ、凶器を使った過激なパフォーマンス、引退後のタレント活動など、様々な側面に焦点を当てていますが「極悪女王」で北斗晶なぜ出ていない?
極悪女王(netflixドラマ)北斗晶なぜ出ていない?ダンプ松本と対決は?
■「極悪女王」における北斗晶さんの不在理由について
「極悪女王」にジャガー横田さんが関係者として登場する一方で、北斗晶さんが登場しない理由は、物語の中心がダンプ松本さんの下積み時代から1985年の長与千種さんとの敗者髪切りマッチまでを描いているためです。
? ダンプ松本さんと長与千種さんの髪切りマッチは1985年8月28日に行われました。
? ダンプ松本さんは1980年に、ジャガー横田さんは1977年にそれぞれプロレスデビューしており、物語の中心となる時代に活躍していました。
? 一方、北斗晶さんのプロレスデビューは1985年であり、ダンプ松本さんの下積み時代にはプロレスラーとして活躍していませんでした。
? ダンプ松本さんは生涯現役であり、北斗晶さんと活躍していた時代は重なりますが、物語の時間軸には合致しません。
以上の理由から、「極悪女王」のストーリー展開上、北斗晶さんは登場しないと考えられます。
極悪女王|北斗晶のダンプ松本のプロレス経歴を比較
ダンプ松本さんと北斗晶さんのプロレス経歴を時系列で比較すると、以下のようになります。
年 | ダンプ松本 | 北斗晶 |
---|---|---|
1980年 | 本名の松本香として全日本女子プロレスでデビュー。 | |
1983年 | デビル雅美率いるヒール軍団「ブラック・デビル」に加入。 | |
1984年 | マスクド・ユウ(後のクレーン・ユウ)と極悪同盟を結成。リングネームをダンプ松本に変更。 | |
1985年 | 札幌中島体育センターにおける岩本久美子(後のグリズリー岩本)戦で全日本女子プロレスよりデビュー。 当時は本名の宇野久子をリングネームとして使用。 年末の女子プロレス大賞で新人賞を受賞。 | |
1986年 | WWF(現WWE)に短期間参戦。 ブル中野とタッグを組み、3月8日にボストンのボストン・ガーデンで、3月16日にはニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで試合を行う。 ミニアルバム『極悪』で歌手デビュー。 | 大阪城ホール大会でコンドル斉藤が保持する全日本ジュニア王座を奪取。 |
1987年 | 首の骨を折る重傷を負い長期欠場。 | |
1988年 | 1月4日の後楽園ホールでの試合後、引退を発表。 2月28日、地元である熊谷市体育館でブル中野、コンドル斉藤を相手に引退試合を行う。 引退後はタレント、女優として活動。 | リングネームを北斗晶に変更。 鈴木美香(みなみ鈴香)と海狼組(マリン・ウルフ)を結成。 |
1989年 | 歌手デビュー。 | |
1998年 | 全日本女子OG興行で一日限りの復帰。 | 長男を出産。 |
1999年 | 現役復帰。 | |
2000年 | 新日本プロレス・福岡ドーム大会のパワー・ウォリアーvsグレート・ムタのIWGPヘビー級選手権でパワー・ウォリアーのセコンドとして参戦。 | |
2002年 | 現役引退。 | |
2003年 | 吉本女子プロレスJd’でマネージャーとして復帰。 全日本女子のサーキットに参戦。 | |
2004年 | GAEA JAPANに登場し、クラッシュ2000(元・クラッシュギャルズ)と対戦。 | 夫の健介のマネージャーとしてプロレス界に復帰。 |
2006年 | 自主興行「極悪血祭り」を新宿FACEで開催。 | |
2015年 | 大仁田厚&長与千種を相手に、TARUと組んで史上初の男女混合電流爆破タッグデスマッチ「大江戸超花火」を開催。 | 乳がんを公表。 右胸全摘出手術を受ける。 |
ダンプ松本さんは1980年にデビューし、1988年に一度引退した後、2003年にプロレス界に復帰しました。北斗晶さんは1985年にデビューし、2002年に引退しました。 そのため、二人がリング上で活躍していた時期にはズレがあります。
極悪女王|北斗晶について
北斗晶さんは、日本のタレント、元女子プロレスラー、実業家、女優、芸能プロモーター、YouTuberです。1967年7月13日生まれ、埼玉県吉川市出身で、現在は夫である佐々木健介さんの妻であり、マネージャーも務めています。
プロレスラーとして
北斗さんは、1985年に全日本女子プロレスからデビューしました。当初は本名の宇野久子で活動していましたが、1988年からは北斗晶に改名しました。
- デビュー当時は、連戦連勝で、新人王決定トーナメントでも準優勝するなど、華々しい活躍を見せました。
- 1987年には首の骨を折る大怪我を負いますが、不屈の闘志で復帰を果たしました。
- 1990年代には、豊田真奈美さん、山田敏代さんら後輩レスラーとの世代闘争を繰り広げ、女子プロレス界を盛り上げました。
- 1993年には、LLPWの神取忍さんと壮絶な流血戦を展開し、大きな話題を呼びました。この試合は、女子プロレス史に残る名勝負として語り継がれています。
- その後も、アジャコングさんらと激闘を繰り広げ、「デンジャラスクイーン」の異名で人気を博しました。
しかし、度重なる怪我の影響もあり、1995年に佐々木健介さんと結婚後、2002年に惜しまれつつ引退しました。
引退後
引退後は、夫である健介さんのマネージャーとしてプロレス界に復帰し、健介さんの復活を支えました。
- バラエティ番組などにも多数出演し、「鬼嫁」キャラで人気を博しています。
- 2005年には、株式会社健介オフィスを設立し、代表取締役に就任しました。
- 2015年には乳がんを患い、右胸全摘出手術を受けています。
- 現在も、タレント、実業家、YouTuberなど多方面で活躍しています。
人物像
北斗さんは、リング上では「デンジャラスクイーン」の異名を持つ強気なファイトスタイルで人気でしたが、プライベートでは料理上手で家庭的な一面も持ち合わせています。また、義理人情に厚いことでも知られており、後輩レスラーからの信頼も厚いです。
- 趣味は裁縫で、自身のブログでは手作りの品を披露することもあります。
- スペイン語が堪能で、メキシコにプロレス留学経験もあります。
- 大のウルトラマンファンとしても知られており、2015年には「ウルトラマンフェスティバル2015」のオフィシャルサポーターに就任しました。
まとめ:極悪女王(netflixドラマ)北斗晶なぜ出ていない?ダンプ松本と対決は?
「極悪女王」は、ダンプ松本を中心とした女子プロレス界の物語であり、特にダンプ松本とクラッシュギャルズ(長与千種、ライオネス飛鳥)の抗争が大きな軸となっています。このドラマの焦点が、ダンプ松本とクラッシュギャルズの関係性、そしてダンプ松本がヒールとしてどのように成長していったか、という点に絞られていることが、北斗晶さんが登場しない理由の一つと考えられます。
■ストーリーの焦点
ダンプ松本とクラッシュギャルズの抗争: ドラマは、ダンプ松本とクラッシュギャルズの激しい抗争を中心に描かれています。この2組の対立関係をより深く掘り下げるために、他の選手を登場させすぎると、物語が複雑になり、焦点がぼやけてしまう可能性があります。
ダンプ松本の成長物語: ドラマは、ダンプ松本がどのようにして「極悪女王」と呼ばれる存在になったのか、その過程に焦点を当てています。他の選手を多く登場させることで、ダンプ松本のキャラクターが薄れてしまう可能性もあります。
■デビュー時期の違い
ダンプ松本、長与千種、ライオネス飛鳥: この3人は同期生であり、女子プロレス界で大きな存在感を示しました。ドラマでは、この3人の関係性を中心に物語が展開されています。
北斗晶: 北斗晶さんは、この3人よりも後の世代に属します。そのため、ドラマのメインストーリーであるダンプ松本とクラッシュギャルズの抗争には直接的に関わってきませんでした。